すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

中途半端な池田晶子病。

2013-08-22 00:36:27 | ひとりごと
読みたい本が見つからない。
正確には、池田晶子さんの著作以外に。

小説はもとより、エッセイ、ノンフィクションなんかも、読めなくなった。以前は好きだった、心理学の本も受け付けない。時々松岡正剛氏の千夜千冊を眺めてみるけど、惹かれる一冊はお目にかかれない。

それならば、哲学の本を!と手に取る。永井均さんの本など、最初はグングン読めたが、哲学に独特のいいまわしが頻出しはじめるとお手上げに。思考停止。こりゃ、哲学の体質ではない、と少々落ち込む。

中途半端なんだ。私の教養、知的レベルが。人間としての、存在形式としての、命の力が。と、自虐的になってみる。

実生活でも、池田晶子さんの影響が及ぶ。政治や社会面にでてくることに、
関心を寄せられなくなった。池田晶子さんのように、そうしたことへの無関心が、本質そのものを考えることや書くことに収斂すればこうした虚無感はないのだろうけど、魂は池田さんに焦がれても、この脳みそは役立たず。

あーあ、せっかく読書の秋なのに。