すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

「生き抜くための整体」片山洋次郎を読む

2014-09-25 09:33:44 | 本・映画・音楽
『生き抜くための整体』片山洋次郎


「カラダとココロのゆるめ方」というサブタイトルに惹かれて、ついつい手に取りました。

河出書房に、「14歳の世渡り術シリーズ」というのがあるんですね。

池田晶子さんの、「14歳からの哲学」の向こうを張るものなのかしら。

なかなか面白そうな、ラインアップです。

気功を始めたので、東洋系のボディワークに興味があります。整体もやってみたいな、と思いつつ、本を読んでみるんですが、本通りに実践するのは至難の技。

本気でやりたかったら、やっぱり道場とか教室なんかに参加したほうがいいですね。まだ、本気でやりたいわけでもないみたいです。

片山洋次郎氏は、整体の世界で有名な方のようで、私はよしもとばななさんの本で知りました。

野口整体をベースに独自の整体法を広めています。「身がまま」というのが、片山氏のスタイルです。

この方の本、三冊目なんですけど、整体の実践は全然やれてません。私にとっては、まだ読みものカテなんですね。

特に強烈に印象に残った言葉とかは、ないんですが、文章全体に流れている氣みたいなものが、心地いいんです。

緊張と弛緩の波が穏やかで、熱すぎず冷めすぎず、近すぎず遠すぎず、去る者追わず、来るもの拒まず。でも真ん中にある芯はブレない、ほんのりあったかい。

ボディワークの素晴らしい人たちの書く文章って私の印象だと、こういうのが似てるんです。

特に、ではないものの、いいなあと気になった言葉を拾いあげてみました。



「今・目の前」が見えると、周りの世界は一転生き生きとする

行き詰まり=息詰まりを切り替えることは、固まった体をゆるめることにつながる

何かに直面するたびに一息つくこと、待つことは大切な要素

迷う(焦る)→ 判断する → 決断するというサイクルを、日々静かに回していくこと



全米オープンの決勝の後、錦織選手が敗因について、

優勝のプレッシャーで「ここまで硬くなったのは初めて」

と話していました。

緩んではじめて力が発揮できる、というのはスポーツ界でも常識なのですね。


最近、「ゆるむ」が気になっているのでどうも、意識がそのあたりにフォーカスされるようです(^_^;)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿