すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

魂が覚えている。

2014-12-31 15:14:34 | ひとりごと
おおみそかのツーショット。




仲良しの二人。5歳と9歳のいとこ同士。

食べるのも、お風呂に入るのも、寝るのも、遊ぶのも一緒。

兄弟のいない一人っ子男子の5歳と、二人のお兄ちゃんから最近仲間外れにされがちな9歳女子。

きょうだいよりも遠慮があって、友だちよりも近しい関係。


あと何回、何年、こうして寄り添って遊べるのかな。

たぶん、3年後には段々一緒に遊べなくなって、5年後には会っても照れが勝って、10年後には少し大人のあいさつをしてるのかも。

そんな未来を想像すると、ちょっと切なくて寂しい。

でも、一緒に遊ばなくなる未来が待っていても、今、この幼い時代のひと時、素直にお互いを求め合い、寄り添い合うことの、その美しさに嘘はない。

この時間と世界は、二人の中で、

消えるようで消えない。
忘れてしまうようで忘れない。

きっと、魂が覚えている。


二人の背中を見ていて、そんなことをふっと思った。


私にも、そんな人たちがいる。今は連絡の途絶えたいとこや友だち、同僚、その他大勢の人たち。

私の人生の、その時代その時代に、私に寄りそってくれた人たち。

会わなくなったから、連絡を取らなくなたから、自分にとって、重要ではない人ということでもない。

私がはっきり覚えていなくても、私の魂はその一人ひとりをきっと覚えている。その時間をきっと記憶している。

だから、私は忘れてしまっても構わないんだ。安心して忘れていいんだ。


2014年がもうすぐ終わる。いろいろあったけれど、その一つひとつを事細かに覚えておくのはとんと不得手になった。

でも、ま、それもいっか。私が忘れても、きっと私の魂は覚えていてくれるはず。

来年は、どんな人たちとどんな時間を過ごすのだろう。ありがたいことに、楽しみで楽しみで仕方がない。