≪会社≫
会社 それが利益拡大用具に徹したとき
人間も 用具の一部になりさがる
そのときケーエーシャは すでに半盲目
会社の2文字の順序を 入れ変えたり
つないだりしてみると
何かが見えてきそう
≪会社≫
会社 それが利益拡大用具に徹したとき
人間も 用具の一部になりさがる
そのときケーエーシャは すでに半盲目
会社の2文字の順序を 入れ変えたり
つないだりしてみると
何かが見えてきそう
≪試験≫
センター試験の日に 大雪に悩まされるのは
雪の降りそうな時期に 試験をするからです
試験のあることに 人びとが悩まされるのは
人の値打ちを試験で確かめることしか
知恵をもっていないからです
≪謝罪≫
人間以外の動物には
たぶん ない行為のひとつ
人間として するべき理由があって
要求されずにする
これが もっとも効果の大きく高い謝罪
要求すれば そのたびに
のちに続く関係の質は低くなり
そして弱くなっていく
要求する側が 我を忘れて繰り返せば
自らの品格も 幾何級数的に下がっていく
その相関に気付かず さらに度重ねたあと
そこには 効果の片鱗も残らない
地球上には とうの昔にけりのついた
歴史の流れにまで いつまでも謝罪を求める
愚昧な 人々もいる
≪糾事≫
あざないごと
この言葉 ありそうでも聞いたことはなかったが
糾正、糾合、糾明、糾按、糾糾、糾奏、糾発、糾挙、糾紛、糾問、糾弾、糾察、糾錯、糾謬、糾縄
糾をかしらのギスギス満感の言葉の群には、人間がどれほどあざないごとを好むのかがあらわれている。
マスコミと名付けられるところからは、コミュニケーションには程遠い偏執表現も、毎日ばらまかれる。
その題材の多くはあざないごと。
締め上げるだけが、ものごとを正す方法ではないのに。
≪入念≫
確実性が 多重という方法によって
担保されうるかという 問題に
思考を巡らせるための 実験的題材
解答は 多重を形成する個々の力量と
到来する外部条件よって
不定であるとのこと
平たく言えば
ぼんくらに 何人も手をかけさせ
ずるずる巻きを 何度させておいても
大きな嵐には 心配は消えないということらしい
≪曝露≫
秘められていることを あばきたてる
人をおとしめる 道具に使い
他国を蹴落とす 材料にする
実際にあったことは 曝露だが
ありもしないことの場合は 偽曝
人がおこなった偽曝ならば
ナンチャッテで 帳消しの手もあるが
組織による偽曝の罪は きわめて重い
≪ついで≫
漢字は 序
順序の序であるのに
きっちりしたことには
なぜか なじみにくそう
ついでの訪問や
ついで仕事というと
いかにも お粗末に聞こえる
ときに ついでの政治家のような人が
地方を束ねる首長になると
これは始末が悪い
≪虚像馴擾≫
実際にはないもの なかったものを
いま そこにあるかのように
あるいは 過去にあったかのように
目に見える形にして置く
人々のあたまには やがて
それが本当にあったかのような
錯覚が 居座る
≪合理愚化≫
異民族が考えた手法の輸入-模倣から始まり、かき集め愚材をそのまま設計思想に反映した合理化運動は、企業の技術思想の荒廃に大きな効果をもたらしました。
かつてあった、大学教授の小遣い稼ぎのような、まねごとのQCサークル活動もその一つでした。
それは、活動の手法だけをまねた、あまりにもお手軽な運動でした。