・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

名前もルールも変幻自在

2014年09月23日 | つぶやきの壺焼

バックパスという言葉には、いろいろな意味があります。
いちばんせこいバックパスは、チェック装置のある出入り口で、1枚の I Dカードを使って何人もの人が続けて入ってしまったり、ある人が出るときに別の人がすれ違いで入ってしまったりする、どこかの国の人が好みそうな手です。

バックパスヤードという場所もあります。
店舗の敷地の中で、売場に使わない部分をそう呼びます。
小売業の場合は、商品の溜め置き場や荷ほどき荷造りをする場所です。
飲食店では、厨房や食材の置場などがそれに相当します。
自動車ディーラーの場合はどうでしょう。
ふだんは売る車を並べてなくても、大売り出しのときに展示ルームに並びきれず「バックパスヤードを使おう」といった場合、そこはもうバックパスではなくなります。
しゃれたつもりで「お客さん、どうぞバックパスのほうもどうぞご覧ください」とうっかり言ってしまったら、お客さんは、車にも裏営業があるのかなどと気をまわすことになるでしょう。

サッカーの放映はたまにしか見ないので、ゴールキーパーが味方から返ったボールを足で止めてまた蹴り出すのを見て、おやと思いました。
味方からの苦し紛れの返球を、手で押さえたのではカッコよくないので、気取って足で止めているのかと思ったらそうではなく、その場合は手を使ってはいけないバックパス・ルールというのが、十何年も前からあったのです。
ゴールキーパーがバックパスを手で扱うと、その位置からの間接フリーキックが対戦相手に与えられます。
他のプレイヤーを介さないと得点にならないにしても、ゴールの目の前ですから、これは脅威です。
ただ実際にはこの反則でフリーキックが与えられる例は少ないそうで、それもおかしな話ですが、そういういい加減さにまた味があるのでしょう。

名は体を表さないことが多いのも、法令やルールが書かれているだけということも、みな人間世界のバックパスなのでしょうか。

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