もうこうなったら、日本は各種実証の先進国だと思うことにしましょう。
原子力で、すでに二つの大きなものごとの実証に寄与しました。
原子爆弾の被害と、大地震大津波の併行被害です。
命を失った方やその家族は悲しみ苦しみに耐え、さらに多くの方々が、不治の業病、故郷喪失に、生きる望みを失いかけながら戦い続けています。
出来上がったのは、いまのところ汚染源の溜まり場でしかありません。
次に実証しなければならないのは、やむなく出来てしまったものの始末の仕方です。
身をもって実証にたずさわるものは、他の同じものよりもだいじに扱われなければなりません。
苛酷な実証行為以上に、さらに傷めつけられたり、いじめられたり、さげすまれたりするいわれはまったくありません。
首をすくめ背中を丸くしていてはいけません。
堂々と胸を張り、世界に向かって何でもどんどん要求しましょう。
要求は、処理技術の提供など、中途半端なことではなく、人類の無限の知能を実証することです。
たとえば、世界最深のマリアナ海溝に、核物質最終処理場をつくろう。
あるいは、地球外のブラックボックスへ不可処分物を送り届けるシステムを開発しよう、などと。
なにはともあれ、騙し合いでないグローバリズムをめざした、実証先進国になりましょう。
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