・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

珍具探:4 ニッパー

2019年08月27日 | つぶやきの壺焼

ニッパーは、摘み取る道具でもあり挟む道具にもなります。

刃の面をハンドルと直角方向にしたエンドニッパーと呼ばれるものがあります。
大工道具の喰い切りと同じ構造で、切断物の軸線と切り口が直角な、平面に近いものになります。

木工で、釘の頭を目立たないようにする切り取り作業にも使えます。
この使い方から、これまで当たり前すぎて気に留めてなかったことがわかりました。
釘の頭は、叩かれるためについているので、打ち終わって釘本体が両方の材をしっかり結びついた後は、その場ではもう用がないのだということです。
また、叩かれる位置は釘本体の最後尾で、頭のほうが先では打ち込むことはできません。
柔らかい材なら頭のほうからでも打ち込めますが、打ち込んだ後はゆるゆるで釘の役目はしないでしょう。

国どうしの結びつきがうまくいかないのも、頭を先にした逆さ釘で何とかしようという、無理な使い方が禍になっているような気がしてきました。

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