雨に隹で"カク"と読む字になります。
ぱっと広がったり、散ったり、消えたり、はやい状態変化を表します。
「鬼の霍乱」ということわざのように、急性の病気にもたとえられます。
この字を二つ重ねると"カクカク"で、ピカピカひらめくさま、あわてて叫ぶさまを表します。
ここでおかしなことに気付きました。
呼び名があってもそういう読み方はない文字があるということです。
隹は、部首名は「ふるとり」ですが、音は"スイ"、訓は"とり"で、"ふるとり"という読みはなさそうです。
呼ばせても読ませない、漢字嫌いの人にはこの感じはたぶんわからないでしょう。