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・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

無答は無考

2010年10月01日 | 政治の70不思議
他国の要職に、ある人が任ぜられる決定が報じられた。
そのことについてコメントを求められ「注意して見守る必要がある」と要人の回答。
用心深いのもよいが、電波に乗る発言には力がなくてはならない。

発言の力とは語気ではない。言葉の意味の持つ力である。
「注意して見守る必要がある」だけでは何も考えていないという返事と同じではないか。

せめて「世界平和に向かって新しい国に生まれ変わることを期待する」ぐらいのことを言えないのか。
言ってもダメだは言わない言い訳にはならないのだ。

実行

2010年09月26日 | 政治の70不思議
実行を誓う、一所懸命やります、頑張りますは個人の言い分。

団体組織は、実行のために組まれているのであって、実行しない組織などありえないから、実行をわざわざ宣言する必要はない。
組織の中に何もしない役目の人がいるかもしれないが、組織全体では遅速の違いはあっても何か行動し、実行しているものである。

内閣改造をしたあと、有言実行内閣を名乗る珍声明を発した首相がいる。
有言実行とはいったい何事か。言ったことを必ずやるという意味か。
わざとらしく言わなくても、言ったことをやるのは当たり前ではないか。

何をやるかを言う準備ができていないので、仕方なく実行の心構えを叫んだつもりかもしれないが、新入生の学級委員長の挨拶ではあるまいし、いくらなんでもあれはひど過ぎた。
こんなおかしな物言いまで、他国の低水準に擦り寄ることはないのに。
日本の衰退がますますはっきりしてきそうで、まことに悲しい。

相関

2010年09月19日 | 政治の70不思議
政府の大小は社会の大小と正の相関にある。
これは大きな錯覚だった。
小さな政府にすれば社会がそれにつれて小さくなっていくとは限らない。
政府に近いところにいて、大きな力を持っていたいと願う人間たちは、「政府を小さくすると社会も小さくなり、福祉の程度も下がっていくぞ」と、悪神のご託宣のよな言葉で脅しにかかる。
それでは困ると、小さな政府へという声も小さくなっていく。

「小さな政府で大きな社会」なぜこれに気付かなかったのだろう。
政府の近くにいる人は、なぜこんな単純なことを言わないのだろう。