オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

お客様改築ルーム完成

2008-12-28 12:20:33 | Weblog
福井市内のY様邸の改築でオーディオルームを設計しました。
本宅の改築と重なったので限られた予算の中でのオーディオルーム設計です。
お客様のご要望を聞きながら少しずつ仕様を煮詰めていきました。
もちろん、オーディオの基本的な構造や作り方は、当店ご指名の大工さんは抜かりありません。
内装のコーディネートもいつもお願いしている この方にしてもらいました。



何もない室内、予算の問題で天井の構造を通常のお部屋同様にしたので、残響音が長く、音に混濁があり独特の定在波があるとのこと。

お客様からセッティングの依頼があったので、FFTアナライザーを持って実測と計算をしました。



F特と位相はかなりいい部屋ですが、特定の周波数2箇所にピークとディップがあって、位相も90度近く回り気味で、干渉してました。
また、残響時間は約0.6秒。一般の部屋にしては結構長いです。(^_^;)

結局、とりあえず計算した結果の場所に、スピーカーの位置をずらし一挙解決。(^^)v
さすがです。笑



お洒落で暖かい色相の空間は、さすがコーディネーターとお客様のセンスです。



今後は、残響時間を短縮するために、デザインを重視した提案をコーディネーターとお客様とで話しました。

デザイン空間と音響空間の融合。今後も楽しみです。(^^)v

来月はCESでラスベガス行きます

2008-12-27 15:32:30 | Weblog
4年ぶりになりますが、今回のラスベガスCESに行こうと思ってます。
お店からは私一人ですが、現地までご一緒させていただく方はAKアソシエイツ社長とCSフィールドの社長の3人です。
現地では評論家の三浦さんともご一緒する予定。

また、自分はYGアコースティック社のヨアヴ社長とオーディオリプラス社のアメリカディストリビューターの社長と会う約束もあるので。

一応現地からリアルタイムにブログアップを考えてますので是非ご覧下さい。

今回の出張の為、お店の定休日は下記の通りです。

12/31(水)~1/3(土)までお休み。
1/4(日)~1/6(火)通常営業。
1/7(水)~1/11(日)まで臨時休業。
1/12(月・祝)~1/13(火)まで通常営業。

ややこしいのですが、宜しくお願いいたします。(^.^)

QRDの重要性、最終章

2008-12-26 11:18:54 | Weblog
先日からQRDのセッティングをしている福井市内のお客様宅ですが、幾度となく少しずつ音を規則性を確認しながら、ルームチューニングを行ってきました。

今回、考えた末の規則性からコレが最後ということになり納品とセッティングをしましたが、やはり見事に想像通りの素晴らしいサウンドに。
お客様も自分も満足です。

もちろん、まだまだチューニングをすればよくなる部分はあるのですが、ルームチューニングもやればいいってもんじゃなく、あるパターンでの組み合わせをバランスよくしないといけないことを再認識。
「バランス」が重要ってことになります。

一箇所チューニングすると、他のしてない部分が目立つ。
それをある程度規則性を考えて組み立てていくと、バランスの良い部分が見えてきます。
キリがないんじゃなくて、程よくバランスすることでバランスよく完成するんです。

色んなお客さんと色々考えて切磋琢磨していくことでどんどんノウハウが蓄積されていきます。

それを他のお客様にも惜しみなくフィードバックして、無駄のない有効なオーディオを楽しんでいただければ幸いです。(^^)v





オススメプロジェクター入荷

2008-12-21 11:08:29 | Weblog
エプソンのEH-TW4000が入荷しました。
当店では色んなメーカーのものを比較して今のところこの機種をオススメしてます。
以前のモデル、EMP-TW2000と比較してみました。

液晶の限界かもしれません。
これ以上不満のないくらいのクォリティーだと思います。

EMP-TW2000は展示処分になってしまいますが、非常にお買い得だと思います。

ハイエンドオーディオ&シアタールーム打ち合わせ

2008-12-16 19:04:32 | Weblog
今日は、来年1月に完成予定のお客様の新築現場にて音響パネルQRDの取り付けに関する打ち合わせです。



取り付けのコツや考慮など、意外と音響設計は難しいんです。
でも、全てお任せの設計なので出来上がりが楽しみです。(^^)v
音響設計だけでなく、配線や照明やリモコンシステム全ての設計なので大変です。(^_^;)

↓デジウェーブ取り付け場所


↓センターの専用電源やケーブル取り回し部分


↓スクリーン取り付け部分


↓見た目もすっきりでお洒落に。
プロジェクターとリアスピーカー用天井ボックス


ノウハウの沢山詰まったハイエンドオーディオ&シアタールームの完成が楽しみです。(^^)v



ディナウディオ試聴会終了

2008-12-15 11:37:25 | Weblog
昨日12/14PM2よりディナウディオのFocus360の試聴会をいたしました。
講師にon and onの中村さんをお招きし、延べ20人のお客様にご参加くださいました。
天気が良かったせいか、年末の週末で皆様お忙しいせいか、ご参加者数が少なめでした。

最終的にPM7:30までという長丁場でしたが、お客様も含め中村さん、ディナウディオのスタッフの皆様、お疲れ様でした。



感想ですが、正直Focusシリーズなので、ディナウディオでは下から2番目の中堅クラスで、お客様の評価は何となく厳しいものがありました。
それは当たり前のことです。
試聴室のウィルソンSYSTEM8や同社サファイヤで聴き慣れたシステムでの試聴会なので、厳しい意見を頂くのは当然ですね。
というか、やはり当店のお客様の耳はかなり肥えてます。(^_^;)
とはいえ、音のまとまり、ダイナミックなレンジ等の評価はかなりいいのですが。

もちろん、自分も試聴会の前日にセッティングを煮詰めていたときに思っていたのですが、そんなことなら題して「80万円対決!」ということで、同社80万円クラスを持ち込んで比較試聴会をすればよかったと…。
同じディナウディオで同価格帯。
お客さんのオーディオや音楽として求めるものの違いでチョイスすることの楽しさを体感してもらいたかったと、今更ですがそう思ったわけです。

ということで、CONFIDENCE-C1の試聴機が次回入荷します。
小型2ウェイで同価格。

さて、次回はディナウディオ創業以来未だに発売をし続けるモデル「CONSEQUENCE」の試聴会を計画しております。

ただ、いつになるかまだ分かりませんが…。





高音質CDソフトの提案

2008-12-13 18:30:19 | Weblog
先日も、エソテリックからSACDハイブリッド盤が2タイトル発売になり、当店に入荷しました。
オーディオメーカーや輸入商社が企画、リマスタリングして、CDやSACD、アナログ盤を発売する事は、非常に大切なことだと思います。
オーディオ機器ばかり作って、ソフトは人任せ。
そういうメーカーが日本のオーディオ文化を低迷させてきたんだと思います。

ということは、販売店も然りだと思います。
機器ばかり売ってないで、ソフトの提案もしなきゃいけないということ。

「クラシックしか聴かない人が女性ボーカルも聴く様になった」など、お客さん自身のジャンルの幅が広がってるという事実が多々あります。
知らないだけで良い曲やいい歌は沢山あって、そういうものも惜しみなく提案し、試聴していただくことが大切だと思います。

当店では、少ないながらも普通のCDショップには売ってないような高音質CDを取り扱っています。
もちろん、試聴盤もありますので聴いてから買える、っていうメリットもあるんです。

他にも、こんなレーベルや、こんなレーベルや、こんなレーベルや、こんなレーベルなど…

音質はもちろん、メロディアスで誰もが親しめる音楽も一緒に如何ですか?(^.^)


N&Fクラシックレーベル全タイトル入荷(^.^)

2008-12-12 15:32:48 | Weblog
N&Fといえば、あの有名なガラスCDを発売した日本国内のレーベルメーカーですが、今回全タイトルのCDやSACDの試聴盤が入荷しました。
ほとんどがクラシックですので音には拘りがあります。

内容を聴いてからご購入できるようにしてますのでお気軽にご来店ください。
他のオススメレーベルもほとんど試聴できます。
是非お待ちしております。(^.^)

ディナウディオ新製品試聴会(^.^)

2008-12-07 17:03:18 | Weblog
12/14の日曜日のPM2:00より、ディナウディオ社の新製品スピーカー、FOCUS360(税込¥798000ペア)の試聴会を開催します。
このスピーカーの最大のポイントは、FOCUSシリーズでは異例のツィターを搭載。
何と、Esota2というコンフィデンスシリーズと同等で圧倒的ですが、容易に素晴らしい音質が想像できます。
しかし、当店でも初めての試聴になるので、期待大です。(^.^)

当日はディナウディオショールームon and onより中村氏を講師でお招きします。

多数のご参加をお待ちしておりますが、狭い試聴ルームでの試聴会ですので定員に限りがございます。
多数の場合は、PM4:00より第2部を考えていますので、お時間のご都合に合わせてご来店をお願いいたします。

また当日ご参加いただきましたお客様に対して抽選で下記のグッズをプレゼントしちゃいます。

「DYNAUDIO」ロゴ入りの、ジッパーセーター、ポロシャツ、Tシャツです。
抽選方法は当日決めますのでお楽しみに。

でた、12/14の日曜日、PM2~、PM4~、お客様のご参加をお待ちしております(^^)v


ルームチューニングをしないでオーディオは語れない!?

2008-12-06 12:07:21 | Weblog
昨晩、福井市内のお客様宅にQRDの納品に行ってきました。
今回は正面のディフラクタル(拡散)の上部を追加しました。
天井高が若干低いために、純正サイズ(1200mm)2段積では入らないために、上部は特注サイズの1080mmを2台製作。

QRDもそうですが、多くの音響パネルはパネル部分に音が集まりやすいので、ステージを作ってやるためにはそれなりの面積が必要になってきます。
SPの間のQRD部分では綺麗な奥行きのあるステージが展開しますが、相対的バランスでQRDのない上部に対して音が伸びないように聴こえるということがあります。

今回はそういうご指摘を受け、上部に追加したわけです。
単純に上に音が伸び、ステージの天井が高くなることを期待したのですが…

ところが、そんな単純なものではなく、それに加え倍音が伸びるせいで、低域に形が出てノイズっぽさがなくなり、全帯域において色っぽく艶っぽい。
非常に音に気品がでるんです。
それが、非常にバランスよくまとまるので、音楽を聴いていて何の違和感もなく楽しめる感じになっていくんです。
これはオーディオにとって理想的な話しです。

「ルームチューニングをやらないと、いくら素晴らしいオーディオ機器があっても駄目だね」
「これを知らずして、機器の良し悪しを語るのは問題があるよね」
…など、お客様とルームチューニングの必要性を語らずにはいられませんでした。

言い方を変えると、
今までやってきたチューニングや機器の能力が「部屋」によってスポイルされていた。
今までやってきたことがようやくキッチリ表現される。

「ルームチューニングをしないでオーディオを語るなんて、勿体無さすぎる!」
ってつくづく感じました。(^.^)