オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

オーディオ業界に警鐘を鳴らす

2018-03-19 12:48:15 | お店の話
久し振りにこういった内容のブログを書きます。

オーディオって一言で言っても、最近は色んなジャンルが増えました。
ピュアオーディオはもとより、シアターやポータブルオーディオなど色んなものが増えて裾野が広がった感じはします。
これに伴って製品もたくさん発売されています。
しかし、機能を省いたこだわりの専用機はドンドン影を潜めてなくなっていき、多彩な機能を持ったミニコンみたいな製品が目立ちます。

そして最近目立つのは、ソースの話題ばかり。
アナログブーム、ハイレゾブーム、ストリーミング、bluetoothオーディオなど、ソフトにまつわる話題が多すぎるように思います。
「CDよりハイレゾの方が音がいい!」
「やっぱりレコードはデジタルより音がいい!」
そんな話が飛び交っています。
しかも、
「ハイレゾ対応アンプ、スピーカーはどれですか?」という問い合わせもチラホラあります。

この誤解を招く日本経済新聞を見てください!

前にもこのことで書きましたが、これじゃまるでCDがダメみたいですよね?
しかもハイレゾもダメに思えます。
こんな記事は一般あらゆるの方々が見ているわけで、大変誤解を与えます。

ソースの話題はフォーマットに依存しますので騒ぎすぎはとても危険だと思っていましたがここまで業界が騒ぐとは…

なぜ私が警鐘を鳴らすかといいますと、説明するまでもありませんが、ソフトを買い換えないといけないからです。
誰もが今まで30年以上かかって集めてきた「CD」で良い音を楽しみたい!と思っているはずです。
そんな話題のある製品ばかり製造したり輸入したり力を入れたりしているメーカーや商社がとても偏っていると思うからです。

音はソースだけで決まらないし、アンプやスピーカーやケーブルやアクセサリーやセッティングで音はいくらでも良くなります。
実験でSACDとCDの聞き比べをした後に、電源ケーブルの聞き比べをして、どちらが音が良いかということを何度もしたことがありますが、10人中ほぼ10人が電源ケーブルを交換したほうが良くなったと答えました。

それなら、ハイレゾソフトやレコードを集めなくても今あるCDで楽しめますね!っていうことになるのですが、良いCDプレーヤーはドンドン生産完了になり、ピックアップデバイスも安価なパソコン用かブルーレイ用の汎用品しかなくなりメーカーも作るに作れない時代に。。

そういったせいもあって、最近は修理品の依頼が激増しています。
1990年代のよき時代のこだわりのCDプレーヤーはメーカーや商社としてはもう20年以上経つので修理不能状態です。
「何十万円、何百万円もした歴史的CDプレーヤーがゴミとなるのか!?」という苦痛の思いから救いたくて当店では可能な限り修理をしています。

CDは今一番世の中に存在するソフトなのです!!
そのCDを魅力的に再生するこだわりのCDプレーヤーをメーカーは作らなくなってきているんです。

論点が少しズレましたが…

ソースの話ばかりするのはソフトに依存するので危険だという話です。

もっと音を良くする手段は他にたくさんあります。
今持っているたくさんのソフトをいい音で楽しみたいですからね!

以上、メーカーさんや商社さん、雑誌社さんが見ていたら、是非、今一度オーディオの本質を考え直してもらいたいです。

スピーカーピアノ塗装修理♪

2018-03-13 17:48:30 | 修理
今回はディナウディオのFOCUS260GBというピアノ塗装の修理です。
当店で買っていただいたものですがお引越しのときに業者さんがやってしまったそうです。。








オリジナルに忠実に修理するのが一番の目的なので殆どの塗装はオリジナルのままにし部分修理になりますが何せピアノ修理は難しいのです。






そして出来てきたのでチェックをしましたが…

角度を変えてみると薄くラインが出てますので、当店的にはやり直しレベル。。

大変苦労をされたみたいですがやっと分からないレベルになりました!!










エンブレムも傷ついたので位置を合わせて交換。














新品同様のように綺麗になりました!

クロスカバーもバキバキに割れてましたので新品交換しました。
ロットによって多少張り具合が違ったことがあるので左右とも同じロットで交換。


塗装してから1週間ほどで梱包すると梱包の跡がつきますので1ヶ月ほど乾燥させて、保管してあったオリジナルの不織布で包みラッピング!




角当ての跡がつくと嫌なので、面圧を低くする為、全ての面を発泡スチロールで養生し箱を作ります。




これで運送も完璧です!!

無事お客さま宅に到着したみたいで良かったです♪
これで末永くご愛用できます♪

コア厳選ソフト入荷♪

2018-03-12 18:22:59 | ソフト
いつもブログで紹介してますソフトはコアで内容と音質を厳選して掲載していますのでお奨めの1枚となっております。
枚数が少ないのでお早めにご連絡ください♪

Simone Kopmajer/Good Old Times
24 bit


Discription:
オーストリアの歌姫シモーネ待望のNewアルバム

枠に囚われない自由な表現力とソウルフルな歌声でファンを魅了するシモーネ・コップマイヤーが
録音したソロ・アルバム。
https://youtu.be/Dy0ymaUoznc





Andreas Utnem/Night Hymns

Discription:
KKV、,kirkelig Kulturverksted(シルケリグ・クルチュールヴェルクスタ)という大変
長い名前の北欧・ノルウェーのレーベルです。「教会の文化工房」という意味のようです。

新鋭ピアニスト・ANDREAS UTNEM の2015年~2016年にかけての録音盤がリリース

オスロの有名な教会Toyenkirkenで、ノルウェイのピアニスト、Andreas Utnemと共同制作したアルバム。
ノルウェーの主要なAudiophileレーベル・KKVのトップレコーディングで、完全に透明な
サウンド。
https://youtu.be/05_IorcZ7-o




Kari Bremnes/Det Vi Har

Discription:
KKV、,kirkelig Kulturverksted(シルケリグ・クルチュールヴェルクスタ)という大変
長い名前の北欧・ノルウェーのレーベルです。「教会の文化工房」という意味のようです。

このアルバムは、KKVレーベルのスター・ボーカリスト、KARI BRAMNESのソロ・アルバムです。

60歳になるノルウェー歌手Kari Bremnesは、一度だけ成功した英語でのアルバムを試みましたが、
彼女は美しい声はノルウェー語で映えます。このアルバムはコレクションの中で最も貴重なCDの一つで、
彼女は美しい声をしています。
今回はDet Vi Harのために5年間ファンを待っていました。ここでは親しみやすい音が再び聞こえます。
ライブは素晴らしく、彼女は美しくレコーディングされたこのアルバムで、証明しました。
https://youtu.be/AhlOb55F3to


WADIA23修理とDTUクロックチューニング♪

2018-03-09 13:02:49 | チューンナップ
お客さまよりWADIA23の修理依頼を受けました。
症状は再生せず…
案の定ピックアップの不良でしたが、何とかパーツが用意できたので修理できました!


ついでにメイン基板の劣化している電解コンデンサーを交換。
スピンドルモーターも少し音が大きかったので交換。


ピックアップの調整。


そして、


治るならとクロックチューニングをご依頼されました。
CD専用プレーヤーで良い製品は今はないですから賢明な判断かと思います。
しかもハイレゾよりもDTUクロックチューニングの方が圧倒的に情報量増えますので!

WADIA23はクロックを搭載する場所がないのでアルミシャシを製作しました。


デンテック社のDTUクロックと専用電源。


調整して完成です!




ターンテーブル方式のCD専用メカ、CD専用DAC、デジタルインターフェイスという最強のWADIA23が完成しました♪

こうやって修理不能と言われるCD専用プレーヤーが復活どころかチューニングまでして素晴らしいCDプレーヤーとしてご愛用いただけることはこちらにとっても大変嬉しいことです♪

修理出来ずに困ってる方やチューニングにご興味ある方は是非ご相談くださいませ♪


横浜のお客さま宅にANKH納品設置してきました♪比較動画あり♪

2018-03-05 16:42:47 | お客さま宅
今回は横浜のお客さま宅にANKHを納品設置してきました♪

ANKHとは日本音響エンジニアリング社のルームチューニングですが、かなり計算された製品です。
音は部屋の隅々まで行き渡り干渉しないのが理想ですが、吸音してしまっては響きが無くなりますのでNG。
音楽ホールのような倍音がちゃんとありつつ位相干渉が無いようにできるのがこのANKHなのです。
低域までもキッチリとエネルギー干渉が無いようになるのは、他社も色々試してきましたがデメリットが殆ど無いのは過去にこれだけだと思います。
もちろん単に置けば良くなる!というわけではなく、ちゃんと効果のある場所に置くことがコスパを左右します。

お部屋は限られたスペースなのでスピーカー側やサイドには一切置くスペースがなく、リスナー側にしか置けません。
しかしこのリスナー側のルームチューニングが相当影響しているというのは以前ブログでも何度も書いてます。
なので、期待通り先日のデモ試聴でバッチリでしたので、今回は1800mmの特注サイズと天板をナチュラル仕上げの特注を選ばれました。

とても品がよくいいですね♪

さて、ここからは時系列で!

納品はハイエースに満載状態です!

箱から出して

仮に置いて

この日の横浜は暑くてこの時点で既に汗だく。。

とりあえず、設置前のサウンドチェック♪




音量が小さいのでよーく聴いてくださいね♪


DynaudioのC1Platinumが既にとても良いサウンドで鳴っています♪
これだけ鳴ってるC1は他に少ないですし、これ以上どこが良くなるの?という感じです♪

さてANKHの設置です♪

出入り口もANKH…


位置関係はこんな感じ


両サイドはコーナーANKHです。




廊下から見ると

こんな感じ


出入りする際は

1台のANKHをスルスルとズラせばOKです!

1800mmのANKH設置後のサウンドはいかに!!


同じ音量で小さいですがよーく聴いてみてください♪


こんなに小さな音量なのにエネルギーが全く違います。
実際聴くとこれの数倍違うんです!

低域は小音量なのにグンッ!と形になって、中域は奥行き方向にもリアルに形が現れ、高域はリアルに空間の位置関係を表現していて、全ての楽器の音が正確に描写します!
ボーカルはボーカルらしく、ピアノはピアノらしく、ベースはベースらしく、シンバルはより金属っぽいのにボーカルは肉声そのものという、なんとも相反するような音が同時にマルチのように表現できています♪

それぞれの楽器の音が混濁せず分離していて、まるで1個1個別々のスピーカーが鳴っているかのよう、なのにハーモニクスはまるでフルレンジのようなひとつの空間で音楽が生き生き鳴っています。

ルームチューニングなしだと機材の能力は半分も出ていないんじゃないかと思うくらいです。
何度もしつこい様にいいますが、

ハイレゾとCDの差なんて紙一枚の差にしか感じないくらい、

このANKHのルームチューニングは素晴らしい音質向上です。

あくまでもこのANKHがそういう音を出しているのではありません!
システムの良さ、ケーブルの良さ、アクセサリーの良さ、電源の良さ、セッティングの良さ、そして音楽の本当の良さがそのまま表現されてるだけなのです!

是非、ANKH設置をお考えの方は、当店にご相談くださいませ♪

この度はどうもありがとうございました♪