オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

RiTEK社CD-Rを試聴しました♪

2020-10-09 13:28:53 | 比較試聴
RITEKという業務用CD-Rが突然10枚届きました!!

スタジオなどの業務用で音質向上に1年かけて開発したCD-Rだそうで、私も興味を持っている佐中でしたのでビックリ!

メールが届いていて、意見を聞きたいとのことで送ってこられたそうです。
ハイエンドオーディオにも通用するCD-Rなのか?が知りたいみたいな内容で、もう一つ何かヒントが欲しいみたいな感じでした。

そこで、当店は昔からCD-Rは色々やってまして、一応最高峰のガラス製CD-R、二番目に凄かったブラックCD-R、他にThat'sのCD-R for Masterもありますが、前者2種類が今までの最高峰でした。


早速条件を出来るだけ揃えて書き込み、dCSのトランスポート(VRDS-NEO)で比較試聴!




やはりガラスCD-Rは圧倒的なクォリティーですね!
価格を考えたらコスパは良くないですが音は一番です!

ブラックCD-Rもかなりの音質です。
いずれもまず聴感上S/Nが圧倒的に高いです!
それに伴い色彩幅が広くグラデーションが見えるように鮮やかです!
ブラックCD-Rはコスト的にも安かったんですが、入手が困難で今のところ超希少状態。

さて、RITEKのサウンドはいかに!!??
まず素晴らしいと思ったのは、センターの定位に実体感がありブレが少ないんです。
モジュレーションディストーションが少ないんだと思います。
音色もナチュラルですが、色彩幅がやはり前者に比べて少ないんです。
それと、8kHz付近の音がキツくあたるポイントがあります。
この帯域が伸び方向にいこうとしないので、音場が少し低い感じで上から押さえつけた感じの音場になってしまいます。
他はかなりパーフェクトなので惜しい感じです。

原因を追究すべく、今や希少なThat'sのCD-Rに同じライターを使って同一条件でコピー!



これと比較試聴すると何となく答えが見えてきました!!!

That'sは、RITEKほどS/Nが良くないけど、8k付近がちゃんと伸び切っているんです。
S/Nの差は多分開発に1年掛けただけある功績かと思いますが、伸びない原因が何となくわかったのでメーカーに報告させていただきました。

これを解決したCD-Rが発売されたら当店でもようやくリファレンスCD-Rが復活します!
当方はレコーディングスタジオ関係とも色々絡んでいますので手広く音質向上に努めれたらと思います!

スパイク交換してきました♪

2020-10-06 10:50:23 | お客さま宅
お客様宅にお伺いしてスパイクを交換してきました。
セッティングもこれでよいか?を含めてお邪魔させていただいたついでに出来ることを色々チェック!

今回お買い上げいただきましたのはオーディオリプラスのRSI-M8というスパイクです。
当店でも使っていますし、多くのお客様にも使っていただいてますが、想定を超えた音質向上にビックリするスパイクです!
音を聴くと分かりますが、スパイクが凄い音を出すのではなく、機器の本来の性能がグンッ!と引き出されて、今までこんなに損をしていたのか!!!と思う感じです。

アコリバ製のRSS-502というコアでお薦めしていたスピーカースタンドの付属のスパイクを


リプラスのRSI-M8に交換


スタンドからそっと外して


交換して


水平を取りながら、4点圧力を均一にします。


水平を取ることが重要ではなく、左右の仰角を揃えることがポイントです!




これで、サウンドチェック!


センターの定位が良くなるどころか、曖昧とした音像がクッキリと出現して、奥行きが出来るので立体的になります!
この時は若干の内振り加減を調整する程度でピッタリと決まりました!(1ミリ程度です)
ほんと、いつもこのスパイクには驚くというか、性能がグン!と引き出されるので今までもったいない音を聴いていたんだなぁ~と思います。

さて、気を良くしたついでに


ピックアップのクリーニングを勝手にさせていただきました!
オラクルは露出しているので汚れやすいから、こういったセッティングついでにピックアップをクリーニングすることを心がけています。

結構汚れていました!!

お客様がご自身でクリーニングされることはお薦めしていません!
結構調子が悪くなることがあるからです。(プロでも壊すことがあるとよく耳にします)

当方は物凄いたくさんの修理を手掛けていますので何故ダメにあるか?の原因が分かっていますのでお任せください!
反射率の悪いブラックCD-Rが再生できれば優秀です!




この個体はばっちり再生できました!
ピックアップクリーニングでこんなに解像度が上がるのか!!??とお客様がビックリされました!

スパイクも交換して素晴らしく良いサウンドになったし、またさらに音楽をオーディオを楽しんでいただけるかと思います!


ANKH活用方法♪

2020-10-02 15:36:51 | チューンナップ
前回お客様宅でオーディオリプラスのルームチューニングのセッティングをしたときに感じたことがありました。
それはスピーカーの壁付近の定在波がかなりステージ構築に影響していることです。

コアの試聴ルームでもなんとかならないか実験してみました♪

センターにあるANKHの壁面で、定在波の影響がどれだけあるかをテスト!
ANKHの裏面に吸音材を面でカバーしましたが…
音が前に出すぎ、ノイジーになってNGでした。

やはり、吸音材は「百害あって一利なし!!」とか言われていますが、吸音材は使いようで、低域には有効的に使うと物凄いメリットがあります。
そこで、中高域には吸音材が反応せず、低域だけに反応させれば吸音材のデメリットがないはずです。

最終的にはこんな感じに吸音材を設置!




表面から全く見えません!


これが想定外にバランスが良く実在感がグンッ!とアップします!!

ポイントは2つです!
1つは、壁面には強烈な定在波があってサウンドステージを乱している!
2つ目は、定在波を有効的に処理する吸音材は見えないようにする!

こんなに細くて小さなものでもちゃんと定在波だけを吸音してやるとこんなにもレスポンスが増してエネルギーが乱れずちゃんと形にあります!
しかも、吸音材独特のノイジーな音も無いし、倍音の響きが失われないんです!

本来は実際に音を聴いて、測定器で測定してポイントや量を判断をしていますので、ご興味ある方は納品などでお伺いした時にでもやりますので是非お問い合わせください♪