オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

PCオーディオでも MC3+USB

2022-03-18 19:12:41 | ハイエンド試聴
スタッフの三屋です。

珍しくPCオーディオの記事です。
CDをメインで再生しているお客様が、最近になり家で余っている古い MacBookPro を音楽専用に使い始めてPCオーディオにハマり始めたとのことで、お店に持ち込まれ色々と実験してみました。
音楽のデータはCDを非圧縮AIFFでリッピングしたもの、再生ソフトは Audirvana を使用しています。






まずは、MacBookProのヘッドホン出力からクライオのマイナーな商品、ステレオミニーRCAピンジャックの変換アダプタを使用してピンケーブルでのアナログ接続から。
こんな簡単な使い方でもMacのおかげなのか、音に変な癖はないですね。しかし、音場は狭いし、音の線が細いのでCD再生の音に慣れている方には不満は残ります。






次に、当店でも発売以来ロングセラーのDAC、CHORDのQUTESTの当店オリジナルトランス式電源仕様を追加。接続はUSBになりデジタルになります。

さすがQUTEST。一気に情報量が上がり音が密になり豊潤になりました。

さてここからがこの実験の本題になります。当店でおすすめしております MUTEC のリクロックマスタージェネレーター兼USB DDコンバーターの MC3+USB ですが、CDプレーヤーに追加する際には、最終的には同社のリファレンスクロック REF10SE120 を追加することをおすすめしていますが、それがPCではどうなるのかが興味深いところです。






MC3+USBをMacBookProーDAC間に追加。接続はPCーMC3+USB間がUSB、MC3+USBーDAC間が同軸デジタルケーブルになります。

おおー。背景でざわざわしていたものが無くなり、ノイズっぽさも無くなって、聴きやすくなっているうえに情報量は上がっています。デメリットは全く感じられません。
ここまで良くなるのは、PCからのUSB出力に乗っているクロックの信号が、オーディオの製品とは違いノイズも多く不正確になっているのと、USBはDC5Vも供給しているためだと思われます。
それらがMC3+USBを通ることにより、リクロックされるのと同時にDDコンバートされてDC5Vも切れるので、ここまで良くなるのだと思います。

ここまで来るとPCの利便性を選ぶ方もおられると思います。






最後に禁断の超高精度クロックREF10SE120を投入。接続はMC3+USBにBNCケーブルにて入力します。PCーDACのシステムに対しては並列に接続する形になります。

さらに静寂さが増し、音のフォーカスが合っている感じです。やはりデジタルの世界はクロックは重要ですね。
CDの場合はここまでやりたくなりますが、PCの場合はMC3+USBだけでも、充分だと思います。






今回の実験で思ったことは、CD、アナログレコード、PC・ネットワークオーディオはどこまで行っても違うもので、それぞれ違う音だということです。
ご自身に合ったソースを選んでいただければいいと思います。







エソテリックのSACDの新譜が入荷しました

2022-03-12 10:12:42 | ソフト




定番のエソテリックのクラシックのSACDハイブリッド盤の新譜が入荷しました。
今回は3種類発売されましたが、在庫は2種類のみで残り僅かとなっております。
左のエルガーのCDが1枚組、右のマーラーのCDが2枚組となっております。
ご購入ご希望の方はお早めにお問い合わせください。

今回から、マスタリングセンターがJVCからエソテリック自社になったとのことです。
エンジニアの方も一人招き入れたとのことです。気合いが入っていますね。
音の方はどうなっているんでしょうか。気になるところですね。



トライオード真空管アンプEVOLUTION展示導入しました♪

2022-03-05 16:56:33 | コアお奨め!
過去殆ど初だと思いますが当店が真空管アンプを展示導入しました♪

誤解をされないためにも理由を簡単に書きますね。

当店のポリシーですが特性上素晴らしいスピーカーたちを本領発揮させるためにリニアに駆動することに徹していました。
もちろん今もこれからもここはずっと変わりません。
なので、Dynaudioのお勧めする機種やYGアコースティックなどの桁外れの性能のスピーカーには真空管アンプはお奨めしておりません。

長年オーディオをやってますと、あれこれ試してもどうしても上手く鳴らない場合があります。
その原因としてまず1つは、録音のよろしくないソースが多い場合。
単純に昔の録音は昔のスピーカーでうまくなるケースも多く、昔懐かしいスピーカーを使う場合は特性重視でしっかり駆動してやると裏目に出るケースが多々あります。

それに付け加え、近所のオーディオ店も殆どなくなってしまい色んなお客様が当店をご利用されることが多くなったというのも理由の一つです。

また、ガッツリとしたオーディオばかりではなく、構えて聴くのではなくリビングなどでBGMっぽく聴きたい、インテリアも考えてデザイン性の高いスピーカーやアンプを置きたい方も最近ずいぶん増えてきました。

ザックリとこんな感じの理由で今回トライオードのプレミアムショップとなりました.。
気軽にオーディオを楽しんでいただけたらと思っております。

それと、なぜ数多くある真空管アンプでこのEVOLUTIONを展示導入したのか?ですが、
それは、「マニアックな真空管アンプ」という概念が薄いからです。
マニアの方はどうしても真空管やトランスはどこどこのメーカーで…、など色々拘りがちですが、そうではなくて、逆に真空管のことを知らない方がむしろ新しいものと思って気軽にリモコンで電源入れて簡単にソースセレクトして聴いて欲しいから、このEVOLUTIONがピッタリかなぁと思ったからです。

また、私の主観ですが、
まっすぐ前から見ると、下半分がマークレビンソンのプリアンプっぽくてカッコいい!!
そしてその上に真空管が4本立っているという2段積みな見え方が面白いなぁ~と。

最近お薦めしているソナスファベールのリーズナブルなお洒落なモデルをこのEVOLUTIONでお洒落にレイアウトして肩肘張らずにBGMっぽく聴くというオーディオライフを提案していきたいと思います♪

いつでも見て、聴けますのでご来店をお待ちしております♪

メーカーホームページはこちら
税別480,000円(税込528,000円)




エプソンの新型プロジェクターを展示導入しました

2022-03-01 09:38:42 | シアター関連
スタッフの三屋です。

エプソンの新型プロジェクター EHーLS12000 を展示導入しました。
エプソンといえば、昔はOA機器のメーカーのイメージしかなかったのですが、ある時期からホームプロジェクターに力を入れ始めて、そのコストパフォーマンスの高さから、すっかり定着した感があります。
今や4Kのテレビが大型化、ローコスト化してプロジェクターの存在意義があるのかと思われるかもしれませんが、大ありなのです。プロジェクターでしか出せない画質があるのです。
皆さんは普通のテレビで観る映画と映画館で観る映画の印象は違うと思ったことはないでしょうか。
この違いは、直接画面の光を見ているか、投影されて反射している光を見ているかの違いも大きいのですが、それだけではありません。テレビの場合は家電品寄りで、画面自体を大型化しなければならないのでパネルになかなかコストをかけて作ることは難しいはずです。一方プロジェクターの場合は、元のパネルのサイズは小さくその分コストをかけて作ることが可能です。しかしその小さい映像を拡大するレンズも重要になって来ます。それに部屋をわざわざ暗くしないとちゃんと見れないので、元々の絵作りも映画館寄りになっていると思われます。





久々のフルモデルチェンジに伴い、一番の変更点は、光源がレーザーになったことです。単純に画質が良くなっています。ランプの寿命も今までの4倍、20000時間となっております。
今どきのプロジェクターなので設置はし易く、リモコンでズーム、フォーカス、レンズシフトの調整が出来ます。映像のモードも何種類かあり、環境に応じて使い分けられるようになっています。
さすがエプソン、このクラスだとデフォルトの映像も十分にいい感じですが、やはり少しは調整したくなります。映像の調整の項目も多くマニアライクな作りで、プロジェクターならではのフィルムライクな絵が出せます。






これが、当店にて多少の調整をした状態を世代の古いiPadで撮ったものです。
このプロジェクターはネイティブ4Kのパネルではないんですが、十分綺麗です。解像度が全てではありません。

プロジェクターの場合は、プロジェクター本体やスクリーンの設置、部屋を暗くしなければならないなどのいくつかのハードルはありますが、観ている間は特別感があり至福のひと時が過ごせます。新築時のホームシアターの導入や、プロジェクターのグレードアップをお考えの方は、是非お越しください。