オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

Benchmark を試聴しました。待望のプリアンプ。

2021-07-20 22:33:33 | 比較試聴
スタッフの三屋です。
オーディオ誌において評価の高い、アメリカBenchmark のプリアンプ LA4とパワーアンプ AHB2を試聴しました。今や貴重なミドルクラスのセパレートアンプです。
まずはプリアンプの方から、当店オススメのCHORDのUltima6との組み合わせから、
なかなかいい感じです。レンジも広いし解像度も高く、ハイクオリティな音を聴かせてくれています。ぱっと聴きでこの感触は久々です。
しかし何か腑に落ちない部分もあるので、バランスで繋ぐかアンバランスで繋ぐか、プリアンプの設定等もありそうなので、とりあえずはAHB2との純正の組み合わせでの試聴にします。
悪くないです。ちゃんとプリもパワーも設計には一貫性が感じられる音です。しかし、当店でいつも鳴らしているCHORDと比べると価格差もありますが、力不足の感じがあります。
これに関することは輸入元の担当者も言っていましたが、ブリッジでモノラルにして2台で鳴らすと良いですよとのことでしたが、それはコストも2倍かかる等の問題もあるので、また機会があれば試してみます。因みに純正のこの組み合わせでは、パワーアンプの方はバランス入力しかありませんので、バランス接続になります。
それよりもプリアンプの方が気になるので、パワーアンプをCHORDに戻して、色々と試行錯誤して検証していきました。
そうしたら、出ました良い音が。最初に感じていた違和感も無くなり、バランスも良く程良い緊張感もあります。このプリアンプの凄いところは、中域がしっかり出ていて、レンジも広く音が薄くなっていないことです。そしてSN比137dBという数値に負けない解像度の高さと静けさを持っていることです。
CHORDとの組み合わせでは、パワーアンプの特性の良さ、駆動力の高さが活きる精度の高いモニターサウンドになりました。
やはりオーディオというものは、使いこなしで相当変わってきますね。今回の試聴でも、最初の試聴で、プリアンプの素性が良いのは分かったのですが、腑に落ちない部分というのは、単純と思われることを色々とやってみないと改善出来ませんでした。
何をしたかは、当店にてご購入いただいた方にきっちりとお伝えいたします。
最後に、当店にて取り扱っているオーディオリファイメントのMuliti2POWERと組み合わせてみました。
これは、予想以上に良かったです。LA4の解像度の高さとリファイメント(YBA)の持つ音楽性が上手く融合した感じで、音楽を楽しく聞ける感じになりました。プリメインではなかなか出せない音の分離で、ハイエンドの感触も感じさせる超コスパの高い組み合わせです。
今回の試聴で改めて思ったことは、いくらパワーアンプが良くても、それよりも上流にあるプリアンプのクオリティが低ければ、パワーアンプの良さが活きずにプリアンプのクオリティに留まってしまうということです。
プリアンプ自体は、微小レベルの信号を扱いコントロールし増幅する部分なので、設計が難しいらしく、なかなか価格に見合った良いものがありませんでしたが、今回久々に見つかりました。


ということで、20年来の素晴らしいプリアンプ展示しました♪

遠方でご来店いただけない方も安心♪
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