オーディオスペースコア

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Dynaudio Special-Fortyスピーカー納品セッティング♪

2017-09-10 18:30:04 | お客さま宅
今話題沸騰中のDynaudio社の40周年記念モデル、Special-Fortyですが、これだけ性能が高いスピーカーならということで納品セッティングのご依頼を受けましたので富山県のお客さま宅までお伺いして来ました!

このお客さまは同社Focus220をご愛用中でした。
到着したら音を鳴らしていたのでかなりのプレッシャーですね。(^_^;)

要するに、同じメーカー、同じ素材のスピーカー(メーカーのコンセプト)、同じ口径のスピーカープラス1個ウーハーが多いトールボーイタイプなのです。
絶対的なクォリティーはSpecial-Fortyの方が勝っていますが、エンクロージャー容積が全然違うので低域の量感だけは失われる大きなポイントと容易に想像出来ます。

それを全て納得いくサウンドにして欲しい!とは言われてませんが、私がわざわざセッティングして欲しいとのご依頼をしてこられたのは、とってもプレッシャーってわけです。苦笑

今までご愛用のFocus220のサウンドです。

トールボーイらしい量感ある低域とディナウディオらしいバランスの良いクォリティー高いサウンドです。

今回はボード下にインシュレーターがないので、面圧を遥かに高めて不要振動を排除。
リプラスのHR石英で高速で歪みない振動処理し本来の高性能なスペシャル40の本領発揮させるための1つのチューニングポイントです。




それから左右の設置関係を寸分狂いなくレーザーで合わせます。






そして転倒防止用と軽量SPの面圧の考慮をして、SPスタンドとスピーカーをエンクロージャーと同じパルプの薄い両面テープで固定。
昔散々色々試した結果、音色が殆どなくダンピングがないのがこれでした。


さしあたりFocus220と同じ位置で設置しました。

この時点で音出しをしたら、左のSP周りの音のバランスが微妙にずれているのが直ぐにわかり、目見当で大体4cmほど前に出しました。
ほぼピタリと左右のハーモニクスが合ったのでメジャーで後ろの壁から左右のSPの距離を測ったら極わずか3mmの違いでほぼピッタリ!!
スペシャル40の特性の良さが寸法にも出ますね!!!

でも、低域の量感を出すセッティングだとセンター定位や中高域のリアリティーが良くない。
そこで左右の距離を数ミリ内側にして、内振り具合を調整して低域の量感と中高域の立体感がでてリアリティーがぐんと出ました!!




セッティング調整後のSpecial-Fortyのサウンドです♪


スペシャル40は小さくてお持ち帰りできるサイズですが、左右の特性がピッタリと合わせたときのリアリティの高さを聴いてしまったら、普通のセッティングでは半分も発揮してない感じを受けましたので、是非セッテインングを細かく煮詰めて欲しいと思いました。
スペシャル40を実際買われた方で細かいセッティングに興味のある方、これからスペシャル40を買おうかと思っておられる方、是非ご相談くださいませ。

セッティングが決まり、最後にお客さまがとっても喜んでいただいたお言葉、とても嬉しかったです♪
どうもありがとうございました♪

番外編:ついでにSACDが再生できないとのことで現場で修理♪

バッチリです!!



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