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オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

FMアコースティックパワーアンプ修理♪

2010-10-21 09:27:52 | 修理
お客様のFM115モノラルパワーアンプの片chからノイズが出るということで、
引き上げてきました。(^_^;)

診断の結果、モジュール不良と言うことですが、
モジュールの修理をすると音がよくなるので両chの修理が必要です。(^^)
そういえばこのFM115もBYBEE素子を搭載してあって、
電源ケーブルもJORMAに交換してあります。

修理で音がよくなるなら完了後の納品が楽しみです♪

このFM115のパワーアンプは2台で約1200万円。
運ぶにも非常に気を使いますね。(^_^;)



YBAプリメインアンプ歪ノイズ原因解明(^^)v

2010-07-23 10:18:07 | 修理
YBAはバイアス設定を音質を考慮して限りなく低くしてあるので、
外気温が低いと歪ノイズとなって現れがちです。
だからといってバイアスをあげすぎると音が鈍っちゃいますし。。
このブログをご覧いただいてる方でYBAアンプユーザーの方で
そういうご経験されたことありませんか?

さらにその中で不可解なことも起きています。(^_^;)
それはバイアス調整してもしばらくたつと歪がでるんです。(・・?
で、バイアスチェックするとバイアスが流れてないんです。

その不安定な原因は、この半固定Rにありました(^^)v

どうも接触不良で抵抗値が不安定になることが原因でした。
そこで、新品に交換するのですが、音質を考慮してか、
メーカーはスペイン製のPiher社製。(^_^;)


そこで、DATAシートでこのタイプを調べて海外に直接注文しました♪


ハイ!交換完了♪
シビアなバイアス調整も完了です!(^.^)


お客様のお話では、低域が非常に安定して音がよくなったそうです!(^^)v
これで不可解な症状から開放されますね(^^ゞ
音質もよくなって一件落着です(^^)v

カスタマイズリモコンの故障(^_^;)

2010-06-14 12:46:39 | 修理
2年ほど前に納品しました、マランツのリモコンですが、
今回、全く動かなくなるという症状で、表示にはコマンドフェールドというエラーが出ました。

こういった故障は大体がバグ。
早速PCをつないで検証中~(^^)

フムフム…。。

はい!直りました♪

最近の修理は電気的や物理的故障でなくて、プログラムの不具合が多く、
PCですることもあるのでお店側は大変です。(^_^;)
でも幸いこういった修理も嫌いじゃないので良かったです。笑

ついでに、パイオニアのBDプレーヤーのアップデートしました。
これも今回の修理と同じで、プログラムの変更。。
パイオニアのダウンロードサイトからDATAをコピーして、
CD-ROMにてアップデートです。


30分で修理&アップデート完了♪
時代は変わりましたね~(^^ゞ

ギターアンプ修理その2♪(^^ゞ

2010-06-08 09:48:04 | 修理
いつもお世話になっているオーディオのお客様なのですが、
以前のこの記事をみて、ご趣味のギターアンプを修理に持ってこられました。(^^ゞ

フェンダー社の真空管アンプですが、真空管を楽器屋さんで交換してもらってから
リバーブが効かなくなったという症状。。(?_?)

あまりありえないので、信号を入力しながら回路を追っかけます。
したら、リバーブの出力から信号が出てきてません。(?_?)
早速リバーブユニットを外してみたら…

出力側の黒い線が切れてました。(^_^;)
コネクターの根元で切れてたので、最初から切れかかってたのでしょう。


ハイ!接続完了♪
スプリングリバーブなので構造が簡単でよかったです。(^^ゞ


ついでに、クライオヒューズに交換してほしいとのご要望で2本交換♪


点検チェックのため、試奏♪

リバーブもOK!音質もOK!です。

オーディオも楽器も電気的には似てるので、チューニングも修理も
楽しいですよね(*^_^*)





フィリップスLHH700修理♪

2010-05-29 12:14:50 | 修理
いまや貴重なフィリップスのCDプレーヤーです。
解像度は現在のCDPのほうが優秀とはいえ、
独特のアナログチックなサウンドでいまだ人気も絶えないモデルです。
そんな思いがオーナー様にあれば修理してでも使いたい気持ちは十分に理解しております。
ベルトやピックアップはもうパーツ保有が少なく希少ですが、部品がなくても流用パーツを探したり、いろんな手段でなるべくオーナー様も思いを尊重しています。

今回はトレーベルト不良でトレーの開閉と読み込みしません。
内部をチェックしてベルト交換のみでいけることを確認。(^^)v


メカを外します。(^.^)


シャーシは銅メッキシャーシで作りもいいですね♪


ローディング状態にするためのベルトです。
これが滑ってるとトレーは開閉してもローディングしません。
プーリーも長年のゴムの油や汚れで汚れてるので脱脂とクリーニングします。


ハイ!交換しました♪
古いゴムは柔軟性がなくて硬くなってます。


トレー開閉用のベルトです。
トレー開閉はゴムベルト以外にワイヤーを使ってます。


ハイ!交換しました♪


ワイヤーを元に戻して修理完了です♪


もちろん他に点検やピックアップクリーニングしてランニングテストして
お客様にお渡ししています。


先日もメーカーから部品保有なしで修理不能と返却された某一流メーカーのアンプを修理しました。
いい商品は永く使いたいですからね♪


デンマークからの荷物(^^ゞ

2010-04-17 13:12:32 | 修理

それは、DYNAUDIO社サファイアのサランネット。(^_^;)
今回は2セット分届きました。

ロットによって↓のような不具合があるみたいです。

当方のお客さまでも確認されていますが、
このブログをみてらっしゃるサファイアユーザーの方、
今一度ご確認下さいね。


当方も数セット販売してるので、早速別のお客さまにも電話確認しなくちゃ!(^_^;)


YGアコースティックANATリファレンスⅡアンプ修理♪

2010-04-11 12:06:36 | 修理
YGアコースティックのアンプには悩まされています。。
が、これで本当の最後です。

色々問題は解決してきましたが、突如発生したガザガザノイズ!(?_?)

突然のノイズ症状の原因がこのフラットケーブルでした。
基板は3つで構成。
パワーアンプセクション、電源セクション、コントロールセクション。
この3つを結んでる信号線がこのフラットケーブルですが、
なんとこのうちの1本が微妙に接触不良をおこしていて、ノイズが発生。
音質的にも問題ある可能性があるのでいっそのこと全てハンダ仕上げしちゃいます。

普通信号ラインにはコンピューター用のフラットケーブルは
使って欲しくないですよね。。(^_^;)

自分は昔、電子パーツの外商部にいたので、こういったパーツ関係には
結構詳しいので、今回の問題の解決できたのですが、圧着によって接触するといった
構造は素晴らしく合理的ですが、ちょっとしたことで接触不良も起こします。

コネクターがY字になっていて、被覆を破り、中の線がY字に食い込む仕組み。
内部の線が食い込んだときに少し切れちゃうんですよ。
切れれば少し隙間が空くので、接触不良になるんです。(^_^;)

これをバラシして、1本1本をよじって予備半田します。(^_^;)
結構大変!!(@_@)


こうやって、1本1本Y字に食い込ませてハンダしてきます。
う~んんん、大変です!(@_@;)


はい!なんとか完成!(^^ゞ
綺麗に出来ました♪


で、今度はお客さま宅でハムノイズが微量に出るのを解決するために
実機をアッカより持ち込んでテストです。(^_^;)
これが、大変でした~(__)

800Wのアンプですが、BTLで出力を稼いでるのでノイズ成分も二乗倍になります。
ウーハー部なのでノイズ成分としては問題ないのですが、
最初ノイズの多い時の状況を知っているだけに
気になってしょうがなかったのです。
普通だと全く問題ないレベルなんですが。。。(^_^;)

多種のシールド材、トランスの角度調整など、あらゆることを試しました。
3時間以上、防音されている試聴ルームを閉め切ってノイズチェックです。(^_^;)

シールドすると輻射ノイズが逆に増えて、ノイズが増えてしまうので慎重に行います。

結果的に素晴らしくノイズは下がりました♪
トランスの角度調整、ボリウムセクションのシールド、トランスの配線のツイスト等、
実際に耳で確認しながら考えられることの対策はしました。

これは今後のYGアコースティックの製品に技術反映されます。
また、既に基板もバージョン2で以前のゲインアップの提案も採用されています。(^^)v

コアからの提案が、全世界の製品に反映されるなんて名誉なことです♪(*^_^*)

完璧な対策の元、お客さま宅で実際に再インストール。

左右のノイズバランスも良くなり、
音も格段に良くなりました♪(^^)v

一件落着~(^^ゞ

アメリカのYG社とオランダのHYPEX社に技術料を請求したいと思います。苦笑


ギターアンプ点検♪

2010-04-09 09:35:37 | 修理

FM福井のNICE!という番組でDJをされていたYさんから電話があり、
ギターアンプの調子をみてほしいとのこと。(^.^)
最近楽器屋さんも少なくなっちゃって、さらにメンテナンスにも力が入ってないのか
何故かコアに楽器関係の話が最近多いです。(^^ゞ

Yさんが持ってきたアンプは、懐かしや~
JC120です。(*^_^*)
JCはコーラス機能が付いていてステレオなんです。
ギターアンプって通常モノラルなんですが、これはステレオ!
オーディオ業界から見ると、ステレオだぁ!って変な感じですが、
このJCで少しコーラスかけて、ハーフトーンでカッティングで
リズム刻むと最高なんですよ~♪

ボクもJCは昔バンドでギターをやっていたときに使ってました♪
フェンダーのツインリバーブの銀パネも使ってましたし、
この時代のモノって音いいんですよね~(*^_^*)

試聴ルームにいつも置いてある、バンド時代に使っていたギターで
サウンドチェック!

「確かに若干ガリはありますが、いい感じでなってますから大丈夫ですよ♪」
と、色々ツマミを回していて、
最後にコーラスOFFにしたら…(?_?)

なんだこれ??
逆相じゃない?

後ろの配線チェックしたら、
やっぱり片方がプラスマイナスが逆でした。(^^)v

コーラスかけちゃうと、擬似的に位相を回すので逆相でも
大変分かりにくいのですが、コーラスOFFにするとすぐに分かります。(^^ゞ

早速配線直して、サウンドチェック!

エネルギー感がぜんぜん違います♪
カッティングもリズミカルでエネルギッシュ!(*^_^*)

なんだか懐かしくて楽しいひと時でした♪


ヘッドフォン修理??

2010-03-22 12:21:20 | 修理

今日はAKGのヘッドフォンの端子が壊れちゃったので修理です。
端子がモールドタイプなので
メーカーに送るとコードもすべて交換になりそう。。
なので予算的にも端子をこちらで交換することに(^^)v


リッツ線なので表面のコーティングをハンダ層で溶かしてハンダしますが、
ここで極性チェック。

???(^_^;)

普通赤が右ch、白が左chなのに、このヘッドフォン、逆なんです。(@_@)

純正の端子にはどうやって接続されてたかは壊れてるので不明ですが
もしかしたら、このヘッドフォンのシリーズかロットだけLR逆だったりして。。(^_^;)

念のため他のケーブルでも極性チェックしましたが、やっぱりこのAKG逆です。
LR逆にならないように接続しなおしで完成です♪


こういうことってあるんですね~(^_^;)

ヘッドフォンユーザーさん!
今一度LRの実践チェックしたほうが良さそうですよ。苦笑


SYSTEM6のディフラクションパッド交換作業完了♪

2010-02-07 08:15:23 | 修理
さて今日はお客さん宅でPUPPYのパッド交換です。
これは大きいし、セッティングし直しが大変なので、現地で修理です。(^_^;)

スクレパーでウレタンを剥がしていきます。
面積は大きいPUPPYですが、剥がすのはあっという間。(^^)v


抜け殻…(^_^;)
このまま上から貼っちゃえば楽なんですが、性格上許せないんです。(^^ゞ


エタノールで表面がヌルヌルするまで擦っておくとはがしやすいです。
でも面積大きいから大変~(>_<)


ここまでくるのに約1時間。(^_^;)
あともう少し!


ハイ!綺麗にピッカピカです!
綺麗なのに何故か自作スピーカーみたいですね。笑


養生シートやマスキングもすべて剥がして、いよいよ新品パッドを貼る作業です。
なんだかこのままの方が綺麗だから、貼るのが勿体無いような気がしますね。(^^ゞ


面積が大きいので位置決めが大変です。
少しでもズレてひっついちゃったら大変です。
一部の剥離紙を剥がして位置決めします。(^^)


はい!綺麗に仕上がり、完成です!
何故かウレタン&マジックテープを貼るだけでウィルソンのスピーカーになるんですね~笑
やっぱりこの姿が「WilsonAudio」ですよね♪


新品みたいになりました。(*^_^*)
やっぱり綺麗になると気持ちがいいですね♪