人気が出ると、有名になる。
有名になると。。。お金が儲かる。。という感じが一般的だろう。
だから誰しも有名になりたいと思うものである。
この「人気」。
どうして人気が出るのかと考えた時に、良いと思う人が増える事が第一の事で、昔はそれが予測できなかった。
ところが今では、テレビやネットの情報などにより、人気になるように大衆にしかけているのである。
美しい人を出して、おいしそうに食べる様子を映して、大ヒット中という言葉を出して、人心を誘うのである。
そしてさらに、そうした事に関心が無いと「時代遅れ」などという言葉で気の無い人の気を引こうとするのである。
天理教の歴史を考えると、弾圧弾圧の歴史なのである。
その原因は何か、教祖の教えが人心に理解されず、反対に政治的な人々に不都合だったからである。
教祖やおたすけ人から不思議なたすけを頂いても、周囲の反対に沿って、弾圧に加担した人々も多かったのである。
「人気」でおさしづを検索したところ、次のものが出て来た。
No. :(1巻174頁6行)
明治21年6月19日
『東京に於て増野正兵衞詰合中身上障り、松村吉太郎も同様に付、両人より願う時の増野正兵衞へのおさしづ』
さあ/\早く尋ね一つの返事、さあ/\身の処心得ん。尋ねるどういう事を諭す。又々不足あちらこちら思う一条、大望理を受け、大望と思う、大望世界長い。身上聞いて銘々事情運ぶ。世界事情運ぶとも、一つ難しい。神一条神の働き見える見えんはない。先々所や。銘々は忘れんがため、一つ控え付ける処、一つ日々掛かる理見える。日々聞いた理を聞かせ。先々先一つ一時世界という。一つ神一条、多く世界の理が立つか立たんか一つの理、見え来る理、早く定め。難しい成るも成らんも日がある。心の道の運ぶ、日々までの一つの道、難しいではない。世界大きい一つ思案、世界の理だけの事、神一条の理は成る成らん、たゞいつであるようなと。神がいずみ、神一条いずみ、人が頼り多く、人運ぶ人気大き心を早く思案立て替え。銘々一条取り直し、それ/\゛道のためなら世界一条、神の自由早く取り替え。思う身も何も恐れるではない。真実定めて風の用意胸にある。神一条これまで聞いたる話を、大きな心と立て替えて、心を治め居よ。
(風の用意とは風が吹けば風の用意せねばいかん、つまり心を大きに持って落ち着く事と考えます)
『右同時、松村吉太郎居所及胸悪しきに付伺』
さあ/\同じ一つ事情、通る/\一つ談示神一条、今一時世界を取り扱い、世界の思案要らん。神一条通り難くい、世界広い道は通り難くい。日々に一つの理同じ理である。同じよう聞かしてくれ。
『押して、東京本部に於て参詣人に神一条の道を伝えても宜しきや、又本部にてするは差し支えなきや伺』
さあ/\神一条の理、たすけ一条の理、遠慮気兼は要らん。尋ねて来るなら聞かせ。この理何程人が寄るとも知れん。これが自由。聞かせ/\置きたる、尋ね来る、聞かせ。十分遠慮は要らん。日々真実聞かすなら、多くの中なれば、神一条世界の身の内たすけ一条のため出て来るなら、一つ話聞かせ/\。聞かさねば分からんで。何もたすけ一条の事は後へ引くでない。
このお道の話は、神一条の話で、親神様に凭れて親神様の思いに沿って歩む事を教えられているのであるが、その神一条の話を説く事をためらわれている事が、
『押して、東京本部に於て参詣人に神一条の道を伝えても宜しきや、又本部にてするは差し支えなきや伺』
から分かると思う。
このお道の話は、「10のものなら9つまで教えて来た」と言われる、これまでの世界中の教えの上に「だめの教え」として教えられた話である。
ところがそれがなかなか説けなかった。それによって奈良県当時の大阪では認可が降りず、東京へ願い出てようやく明治21年4月10日に東京で許されて、7月23日にお屋敷へ移転する間の事なのである。
このおさしづから、様々な事を感じる事が出来るかと思うが、「人気」ということも含めて記しておこうと思う。
ちょっと思っていた事と違ったが、うまくまとまらないので、ここまでにします。
参考になれば幸いです。
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