あつたかい ブログ 2

日々思った事、感じた事そして、親神様の御守護を書いて行きたいと思います。

「山田伊八郎文書」について。。敷島。。

2022年01月19日 15時42分23秒 | 図書室

これから、教祖の最後のご苦労後の様子について、「山田伊八郎文書」から書こうと思うが、その前に、山田伊八郎文書について、書いておきたい。

しかし、山田伊八郎とは誰なのか知らない人も多いと思うので、先ずその事から進める。

山田伊八郎先生は、心勇組(敷島大教会の前身)の初代講元であり、敷島大教会の2代会長である。

そして、『逸話編』84南半国で、教祖が「嫁入りさすのやない。南は、とんと道がついてないで、南半国道弘めに出す。」と言われた山中こいそさんをもらわれた方であり、

教祖より無言のお仕込みを頂き、教祖へのお伺いは一言一句漏らさずに記録すると心定めて、お言葉を頂けるようになった方でもある。

こうした事から私には、最後のご苦労の時に教祖が「一の筆」と言われた事と重なっている。そして、その伊八郎先生の書かれたものをまとめられたのが、「山田伊八郎文書」である。

先日、敷島の大教会長様に尋ねたところ、大教会には分けるだけは残っていないとの事であった。敷島系統の教会にはあるかと思う。

私には『正文遺韻』と共に、教祖のお言葉を知る上に大事な1次資料と思えている。

以下に、『天理教事典』より「山田伊八郎」と『山田伊八郎文書』より「発刊の辞」を張り付けておく。

『天理教事典』より「山田伊八郎」

『山田伊八郎文書』より「発刊の辞」

 

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流行り病のおさづけについて。。。『根のある花・山田伊八郎』より

2020年08月10日 10時32分53秒 | 図書室

先日より探している言葉が見つからない。

けれども、その他の事柄が次々と見つかった。

そこで、「おさづけ」についての事を記しておく。

『先人の遺した教話(3)-根のある花・山田伊八郎』の148頁からである。

間に、おまもりについて書かれているが、その後にまたおさづけについて書かれてあるので、続けて掲載しておく。

また、この中で、今の新型コロナに関わると思われるところが、150頁後ろから1行目、

「又流行病と見た時は、その家内へ立ち入る事無用。」とある。流行病とは、流行り病であり、今回の新型コロナもそれである。そうした時には、その家へ入る事は無用とある。入る事はいけないと言われているのである。

その後に、「さすれば、おたすけが出来ないかと言えば、そうではない。その内の確かなる成人一人、」と言われる。確かなる成人とは、病にかかっていない大人の人という意味に思える。

そして、「その親類か、または講社の内へ呼びとって、十分話を聞かせて、お願いをかける。これが第一。」とある。病にかかっていない家の人を、その親類の家か、講社という事は神様を祀ってある家と考えられると思う。そこへ呼び出して、神様のお話をしっかりとして、お願いをするという事である。

ここで、もう一つ気になるのが、そのお話は何かという事である。

これについては、155頁の2行目から、

「おさづけするには、先にかりもの、八つのほこり、いんねんの理を十分に話をして、「国処、姓名、年と、身上の様子」を先に聞き取って、。。。

と書かれてある事から、かしもの・かりもの、八つのほこり、いんねんの理がおさづけの前には必要という事になろう。

 

さらには、おさづけをさせて頂くおたすけと、においがけとの区別が、149頁後ろから5行目から、「おたすけをする、お話しする時は、腰かけや立ち話は無用。店先無用。」とある。そして、「奥座敷にて神様のお話を取り次ぎ。。。」とある。それに対して、150頁前から6行目「又においがけであれば、服装は常のままでもよろしく、においがけは立ち話でも、腰かけ話でもよろしい。」とある。

こうした区別を、教祖から直々に話を聞かれた先生は行われていたという事だと思う。

復元を唱えるとき、こうした事も大切な事ではないかと思った。

 

どうぞ、この本はWEB書店にて販売されていますので、お求めになる事をおすすめします。

 

世界だすけ、コロナ終息の一助となりますように。

 

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「復元」をやっとスキャンした。。。。(追記;目次表)

2020年05月24日 18時12分23秒 | 図書室

今日は、朝から体が痛く、おぢばから帰ってきている息子に、朝一番から揉んでもらった。

少し楽になって、先のブログを書いてから休んだ。

昼過ぎに起きてから、支部内への連絡を作ってからボーっとしていた。

ふと、先日『教史点描』を紹介した時の註釈に(飯降伊之助「永尾芳枝祖母口述記」『復元』第3号所収)というのがあったことを思い出した。

実は、去年の半ばころだったか、私のホームページか、ブログを見られたのか分からないが、突然『復元』を貸して欲しいと言われる方が訪れた事があった。愛町の信者さんと言われたが、初めての方で良く分からず、また私が所有している物でもないので、「大教会へ相談されて、史料集成部にあるかどうか尋ねられたらどうでしょうか」と話をさせてもらった。

私が『復元』に目を通したはじめは、ホームページを作りかけてからである。

資料を調べれば調べるほど、『復元』所収という言葉を目にして、読みたくて、天理図書館にも通ったりした。最終的には史料集成部に尋ねにも行った。

当時の史料集成部では、バックナンバーで現在あるものであれば、大教会長さんの署名をもらってくれば分けれくれるとの事だった。

そうこうしているうちに、うちの大教会の資料室にある事が分かった。一番身近にほとんどの号が揃っていたのである。

それで、ホームページにリストを作成したのであった。

この資料室にある『復元』は、青年時代から、大教会の4代会長さんに使えて、ずっと資料に携わっておられた先生が、大切に保存しておいて置かれた本の、その中の一つである。

ありがたい事に、それで必要なところを一通り読ませてもらった。

なかなか、読みずらいものであるが、教祖のお話を求めるには大切な本だと思っている。

そして、スキャンしておけば、必要な時にPCで読めると思ってはいるのだが、なかなかできない。

以前、大教会の青年に「スキャンしてみるか?」と言ったこともあったが、あまり興味のないようで、そのままになっており、昨年から、時間が出来たら自分でスキャンしようと、そばに持ってきている。

そこで、思い立ったら吉日と、先ほど、飯降伊之助「永尾芳枝祖母口述記」をスキャンした。(40Mbほどある。)

これからゆっくりと読んでみようと思う。

 

書いていたら思いついたので、『復元』1号にある、「序」と「編集後記」を掲載しておく。

「序」では、真柱様が復元の意味について書かれておられる。

この事は、よく講話などで引用される。

 すべてが元に復る旬が来ました。
新日本、新発足、新建設、新時代、新入等と、あらゆる面に新の字が時代の寵児然と巾を利かす様になりましたが、その新は必ずしも木に竹を継いだ様に現れ来るものとは思はれません。必ず生れ出る旬があり、生れるに至る努力があつて始めて現れるものであります。根のない新生命は決して出現せないものであります。
 革新の数年を経て、戦争の終結と共に復元の時代となりました。すべては一新されて、革新以前の事々を思ひ返す様になりました。一見恰も夏来ると共に不必要となつた冬仕度を、冬と共に、再び恋ひしたふて、探し求める様に、革新以前をあこがれる様にも見えますが、去年の春は決して今年の春ではない如く、復元は決して革新以前に復する事を意味するのではありません。
 蓋し復元と復旧とは決して同じ事を意味せないのであります。以前の姿に復し、又懐旧の情に遊ぶのは決して復元ではありません。あくまでも、元を極め、根源をたづねる所に復元の意義があり復元の活力があると信ずるのであります。
   いかほどにみゑたる事をゆうたとて
      もとをしらねばハかるめハなし 四 

 と教祖様もお教下されてゐますが、元は尋ねてもたづねても、尋ね尽きないものであり、又探ぬれば探ねる程、新しい活力のわくものと信ずるのであります。復元こそ新天地、新文化の母であるとさへ云ひたいのであります。

昭和二十一年新春
     中山正善識

次に、「編集後記」でこの『復元』の資料を扱う上に、重要と思えるところをマーカーしておきました。

赤は、主旨などですが、

紫色で囲んだ、「取り扱い」についてと、青のラインにした、配布した関係者、協力者についてが、とても重要かと思いました。

編輯後記(『復元』創刊号)

○今度、真柱様の特別のお力添によりまして、集成部から「復元」を刊行することになりました。その主眼とするところは、教義や史料に関する研究乃至調査の素材を少しづつでも纏めて行かうとするにあります。斯うして纏めて行けば、他日の集大成に役立つだらうといふのが、其の主なる目的であります。
○素材でありますから、中にはまだ/\検討を要すべき点、精査を要すべき点も多々あります。従つて、本誌に発表されたことを以て、一から十までを全部其のまゝ正鵠なものとされるのは、各筆者の甚だ迷惑とするところであります。と申したからとて、無責任なことを書かうといふのではなく、要はお互ひに激励し合ひ叱正し合つて、少しでも啓発されやうといふ真摯な気持からの執筆であることは勿論であります。
故に本誌の配布についても、如上の主旨をよく理解して読んで頂ける人、また自ら進んで書いて頂ける人といふことに限定いたしました。最初からしかつめらしい規約を拵へるのも如何かと思ひますので、先づ斯うして見当でやつて行くうちには「復元」の同人といふか会員といふか、よい協力者がだん/\出来てくることを念願して止まない次第であります。
○創刊号は主として集成部員の手になる原稿で編輯しましたが、今後は多くの協力者を得て、益々内容の充実を期したい所存であります。どうか、全幅の御支援のほどを切にお願ひ申します。(やまさわ)

一、本誌は集成部の史料集成を第一の目的といたします。史料と申しましても、長持や倉の底に入つてゐるのもあれば、古老の頭の中にだけ残つてゐるのもあります。それは集めなければ散逸するし、筆にせねばそのまゝ消えて了ふ事もあります。之を集めて印刷刊行して置けぱ、まづ大体に於て永遠に残ります。どうか、そのお積りで御保存願ひます。
一、次に本誌は本教の指導者の方を同人として、読んで頂く方は必ず三月や半年に一度は書いて頂いてお互に勉強さして頂かう、教へられたり教へたりさして頂かう、と言ふのが第二の目的であります。この事は、一般の教信徒へのお話の材料集にも成りませう。この趣旨で皆様方の御寄稿を切望いたします。
 では之にて「復元」の健かな発育を祈り乍ら。(うへだ)

再版に際して

 復元の初の頃の巻、特に創刊号に対する再版の希望は、以前から度々ありましたが、この度、その手初めとして先ず創刊号を再版させて頂きます。漢字は、将来の若い人々にとつて読みやすいように、すべて新漢字といたしました。 昭44・9・26 編者誌

皆さんは、どう思われるでしょうか?

さて、

信仰の代も、初代から2代、3代となり、現在は6代7代の方もあると思う。

生まれ変わりを考えるならば、4代目の人には初代の生まれ変わりの人がいてもおかしくはない。

先日、「前生言葉で喜ばせてあれば・・・」と書いたが、前生で信仰をしていれば、そういう人は今世で少しの話を聞いても早く理解できることと思う。

もし、(飯降伊之助「永尾芳枝祖母口述記」)を読みたい人があれば、連絡をくださいませ。

 

親神様・教祖 ありがとうございました。

・・・・・・・・・

以下に目次を表にしておきます。

・・・・・・・・・

全 巻 目 次

【立教169年現在で48号まで発刊】
号数
著者
題名
頁数
発行日
備   考
 
 
 
 
 
 
創刊号
中山正善
 
昭和21年4月18日発行
 
上田嘉成
古老聞書
1
 
諸井慶徳
別席教話の古記録
16
 
山沢為次
教弟列伝素材(その1)
32
 
梶本楢治郎
教祖様の思ひ出
40
 
上田嘉成
教理概説稿案
53
 
By Prof.S. Yoshida
"The Trial Translation Of The OFUDESAKI"
89
 
2号
山澤為次
教祖様御伝稿案(1)
1
昭和21年7月26日発行
 
上田嘉成
古老聞書(2)
80
 
吉田清一
おふでさき英文試訳
89
 
3号
山澤為次
教祖様御伝稿案(2)
1
昭和21年9月26日発行
 
上村福太郎
管長奥様御歌集其の1
84
 
飯降尹之助
永尾芳枝祖母口述記
115
 
4号
諸井慶徳
原初天理教に於ける表明文書
1
昭和22年1月26日発行
 
上村福太郎
管長奥様御在学当時の御作品(其の1)
44
 
吉田清一
おふでさき英文試訳(3)
63
 
5号
山澤為次
教祖様御伝稿案(3)
1
昭和22年3月26日発行
 
高野友治
天輪王講社名簿調査報告(上)
28
 
吉田清一
おふでさき英文試訳(4)
74
 
6号
山澤為次
教祖様御伝稿案(4)
1
昭和22年6月26日発行
 
上田嘉成
みかぐらうた注釈稿案
44
 
上田嘉成
陽気勤年表
75
 
橋本清
天理教会由来略記(明治24年稿)
84
 
吉田清一
おふでさき英文試訳(5)
95
 
7号
管長様 ※
辻忠作手記本教祖様御伝について
1
昭和22年7月26日発行
 
上田嘉成
おふでさき年表
55
 
吉田清一
おふでさき英文試訳(6)
74
 
8号
宇田川文海
天理教教祖御略伝(明治33年稿)
1
昭和22年8月26日発行
 
山澤為次
教祖様御伝編纂史(前半)
39
 
上村福太郎
管長奥様御在学当時の御作品(其の2)
88
 
9号
中西牛郎
教祖御伝記(明治35年稿)
1
昭和22年10月26日発行
 
諸井慶徳
教義学概論(1)
41
 
10号
山澤為次
教祖様御伝編纂史(後半)
1
昭和22年11月26日発行
 
山澤為次
教祖様御伝に関する文献一覧表
58
 
上村福太郎
管長奥様御在学当時の御作品(其の3)
79
 
11号
山澤為次
教祖様御伝稿案(5)
1
昭和23年2月10日発行
 
高野友治
天輪王講社名簿調査報告(下)
19
 
桝井孝四郎
お屋敷建物変遷について 自元治元年 至明治21年
48
 
山澤為次
みかぐらうた字句考
56
 
12号
山澤為次
教祖様御伝稿案(6)
1
昭和23年4月18日発行
 
諸井慶徳
教義学概論(2)
45
 
13号
山澤為次
教祖様御伝稿案(7)
1
昭和23年7月26日発行
 
柏原源次郎
教祖様のお話
34
 
上田嘉成
教祖様の世界観
37
 
14号
山澤為次
教祖様御伝稿案(8)
1
昭和23年10月26日発行
 
清水由松
教祖様にお目にかゝった頃
40
 
山澤為次
和歌体”此世始まりの御話”控え対照表
50
 
15号
吉川萬壽雄
神の古記対照考
1
昭和24年4月18日発行
 
小西定吉
教祖様に救けて頂いた話
20
 
大竹芳松
入信の頃
33
 
白藤義治郎
梅谷四郎兵衛先生教話
45
 
16号
諸井政一
正文遺韻補遺
1
昭和24年10月26日発行
 
柏原源次郎
因縁と戦う
31
 
上村福太郎
古老話
39
 
17号
松村吉太郎
教会設置当時の思い出
1
昭和25年7月26日発行
 
柏原源次郎
因縁と戦う(2)
2
 
天理教教典・教典稿案対照表
19
 
18号
梶本宗太郎
教祖様の思い出その他
1
昭和26年1月26日発行
 
柏原源次郎
因縁と戦う(3)
27
 
村上英雄
元初話星象論
39
 
吉田清一
天理教教典英訳(1)
72
 
19号
中山正善
教祖の立場
1
昭和27年4月18日発行
 
深谷忠政
「おさしづ」に於ける「一」について
67
 
上村福太郎
教祖様の奈良監獄御苦労余聞
91
 
20号
上田嘉成
教祖存命の理
1
昭和27年5月26日発行
 
21号
杉本重雄
教祖様のお言葉を頂いての霊救談
1
昭和28年7月16日発行
 
上島かつ
みな側の川 ※
5
※教祖ご在世当時のお屋敷の様子
深谷忠政
「おさしづ」に於ける「矛盾」について
14
 
天理教東京教務支庁年譜表
43
 
22号
中山正善
外冊「おふでさき」の研究1 ※
1
昭和29年2月26日発行
※章立ては次の通り、第1章概説1:外冊の意味。2:種類と所在 附号外のお歌。3:伝譲の由来。4:現在の保存状態
山沢為造
山沢為造略履歴
43
 
梶本宗太郎
教祖様のお話
54
 
上田嘉成
『おふでさき』に於けるにほん・から・てんぢくに就いて
77
 
23号
中山正善
外冊「おふでさき」の研究2 ※
  5:正冊との対照
1
昭和29年8月26日発行
※正冊に赤字で外冊の文字を入れた対照表。
24号
中山正善
外冊「おふでさき」の研究3
  6:正冊との差違
1
昭和29年12月26日発行
 
25号
中山正善
外冊「おふでさき」の研究4
  7:姿態の比較
1
昭和30年1月25日発行
 
26号
中山正善
外冊「おふでさき」の研究5
  8:用字の特徴
  9:各号の特徴
  10:疑冊の研究
1
昭和30年1月26日発行
 
27号
上田嘉成
天理教祖の世界観1
1
昭和30年2月26日発行
 
28号
上田嘉成
天理教祖の世界観2
1
昭和30年3月26日発行
 
29号
教祖伝編纂委員
御教祖伝史実校訂本(上)
1
昭和31年3月8日発行
 
30号
教祖伝編纂委員
御教祖伝史実校訂本(中1)
1
昭和32年9月26日発行
 
31号※
神之最初之由来
1
昭和32年10月26日発行
※天理教教祖伝叢書1
鴻田忠三郎他共編※
最初之由来
11
※清水与之助・諸井國三郎・増野正兵衛
辻忠作
ひながた
19
 
32号
教祖伝編纂委員
御教祖伝史実校訂本(中2)
1
昭和32年11月26日発行
 
33号※
中山新治郎
稿本教祖様御伝 ※原本写真版
1
昭和33年1月26日発行
※天理教教祖伝叢書2
中山新治郎
教祖様御伝 ※原本写真版
105
 
34号※
諸井政一
道すがら外編
1
昭和33年6月26日発行
※天理教教祖伝叢書3
35号※
宇田川文海
天理教教祖御略伝
1
昭和33年11月26日発行
※天理教教祖伝叢書4
36号※
中西牛郎
教祖御伝記
1
昭和34年7月26日発行
※天理教教祖伝叢書5
37号
教祖伝編纂委員
教祖伝史実校訂本(下1)
1
昭和37年4月26日発行
 
38号
上田嘉成
稿本中山眞之亮伝
1
昭和38年12月31日発行
 
上田嘉成
中山眞之亮歌集
 
 
中山正善
中山眞之亮手記書目誌 ※
 
※初代真柱様手記の目録
山澤為次
稿本中山眞之亮伝年譜表
 
 
(39号)
中山真之亮
教祖御履歴不燦然探知記載簿
 
 
 
(40号)
中山正善
おふでさき用字考1
 
 
 
(41号)
中山正善
おふでさき用字考2
 
 
 
(42号)
教義及史料集成部
二代真柱中山正善年譜
 
昭和47年12月
 
43号
二代真柱の思い出 第1集
1
昭和52年4月23日発行
 
44号
二代真柱の思い出 第2集
1
昭和52年5月26日発行
 
45号
二代真柱の思い出 第3集
1
昭和52年6月26日発行
 
(46号)
二代真柱の思い出 第4集
 
 
 
(47号)
 
教祖伝史実校訂本(下1)
 
立教152年
 
48号
教義及史料集成部
二代真柱中山正善年譜 ※
 
立教160年11月14日発行
※「復元42号」の増補改訂版

 

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色々な情報に惑わされないように。。。。誠真実の道

2020年05月08日 08時15分32秒 | 図書室

これまでに、「先人の遺した教話1・3」「正文遺韻(抄)」「「ひながたの陰に」を紹介してきた。

もう一冊、紹介したい本がある。それは、「先人の遺した教話(5)誠真実の道・増井りん」である。

 

この本に出合うきっかけは、教祖120年祭であった不思議な出来事が元にある。

この本に出合って、他の「先人の遺した教話」を読むようになった。

まずは、教祖120年祭の時の話をしたい。

教祖120年祭の団参で、一軒の家から、婿さんが原因不明の身上で、開頭手術をしければならないかも、という話を聞いた。

他にも2件ほどの身上の方のおたすけに悩んでいた時だった。

後日、どのような話をさせて頂いたら良いか、全く分からなくなり、おぢばへお願いに出かけた。

昼頃に到着して、北礼拝場でおつとめをして、教祖殿・祖霊殿と参拝をした。

これとしたことが思い浮かばない。そこで、今一度と同じようにおつとめをして、教祖殿・祖霊殿を廻った。

何も思い浮かばない。また、同じことをした。それしか、自分にできる事、自分で思える事はなかった。

3回目をしても、何も浮かばず、「これはだめかなぁ」と思いながら、教会へ帰ることにした。

駐車場に向かう道、段々と右足が痛みだした。

「なんだろう」と思いつつ、名阪道へ入った。すると、右足の痛みが激しくなってきた。

「この痛みのままで、名古屋までアクセルは踏み続けられない」と思った。

そして、ふと「お屋敷から家へ戻る途中に、身上になり、またお屋敷へ戻ろうと思ったら、御守護を頂いた」という話を思い出した。

「ひょっとしたら、おぢばへ戻れということか?」と思い、すぐのインターを降りた。

すると、痛みが少し楽になった。じゃぁと思い切って引き返した。

おぢばに戻ると、丁度夕づとめの呼び太鼓が聞こえた。

「夕づとめか。参拝させて頂こう」と、また北礼拝場に戻った。

するとそこには、第二専修科時代の先生がおられた。

事情を話すと、「教祖120年祭に際して、一日6回のおつとめの心定めを実行された方があった。6という数字は良い数字だ。それを信者さんに話してはどうか。」と話をして下さった。

その日は、朝づとめをして教会を出て、おぢばで3回おつとめをして、この夕づとめ、そしてこの後教会にも戻っておつとめをすれば、丁度6回することになると思い。

信者さん方には難しいかなぁと思いつつ、「そうさせて頂きます。」と答えた。

夕づとめが終わったら、足の痛みはすっきり無くなっていた。

そして、信者さん方にこの話をした。けれども素直に聞いて下さるわけもなく、自分だけでもと21日間心を決めて、一日6回のおつとめをした。

結果だけを簡単に話すと、この3件の信者さんは、その後も色々な事情を見せられながらも、今現在も結構に信仰を続けて下さっている。

 

こうした事があった後、「お屋敷から家へ戻る途中に、身上になり、またお屋敷へ戻ろうと思ったら、御守護を頂いた」という話はどこで聞いた話だったのだろうか。とずっと気になっていた。

大教会の世話人先生が、増井先生に代わられて、神殿講話を聞かせて頂く中に、「お屋敷から家へ戻る途中に、身上になり、またお屋敷へ戻ろうと思ったら、御守護を頂いた」という話が出て来た。

ひょっとしたらと伺うと、その話は増井りん先生の話で、「誠真実の道」に書いてあると教えて頂いた。

そして読んでみると、その通りであった。

そして、教祖の時代の様子が偲ばれ、そして親神様のお導きの様子、そして信仰をする上には、話をするだけではなく、自分自身がその話を身に行う事の大切さを感じさせて頂いた。

また、「かしもの・かりもの」や「八つのほこり」を詳しく理解する上にも大切な本だとも思った。

この本は、先の本と同様に、身近な若い人に渡している本でもある。

お道を求める人には、ぜひとも読んでいただきたい。と思う。

 WEBストア 

WEBストアでは、著者を「道友社」で検索して、探して見て下さい。

 

親神様・教祖、どうぞ結構にお導き下さませ。

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おふでさきに見る秀司・こかん様

2020年05月05日 15時57分50秒 | 図書室

以前から、近しい若い人に渡している本の一つを紹介したい。

『ひながたの陰に 「おふでさき」に見る秀司・こかん様』である。

 

秀司様といえば、教祖が神憑りとなるきっかけとなった方で、村人・警察などと教祖との間を取り持たれた方である。

また、こかん様といえば、現在では女子青年の手本として、「こかん様につづく会」としての集まりも持たれたりする方である。

そうしたお二人のご苦労を、おふでさきを通して、現してくださった本である。

 

おふでさき、おさしづを引用して書かれてあるので、物語のようには読めないが、「おふでさき」や「おさしづ」に親しむ上にも良いかと思う。

以下に、まえがきだけ載せておく。

おふでさきには、注釈を読めば、先日書いた、前川家、小東家、音次郎さん以外にも、幾人かの方が登場する。

この本は、現在も書店で売っている本である。買い求められることをおすすめします。

新型コロナで、自粛がのびている。こうしたものを勉強するのも、次の動きのために良いかと思う。

 

親神様・教祖、どうぞ結構にお導きくださいませ。

 

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研究について5  おさしづ検索「研究」16~19

2020年04月30日 16時57分01秒 | 図書室

おさしづ検索「研究」

No. 16 :(5373313行)

明治33212日 

『桝井伊三郎、母きく、安松三人共身上によりその理に付願』

さあ/\尋ねる事情/\、身に一つ心得んから尋ねる。尋ねば順序諭す。よく聞き分け。皆々順序よく聞き分けて、身に一つ堪えられん事情から尋ねる。このさしづ心に思い、一つ留めて万事日々働いてくれにゃならん。中の中多くの中、万事中、あちらから順序、こちらから順序、順序々々の道を諭し運ぶという。又一つ陰からこれだけ理を諭し置かにゃならん/\。心順序に遠慮気兼は無い。日々控えありては、日々取り次ぐと言えん/\。日々運ぶ事情というは、引き出して障り/\付けてある。心というは成程そうやなけにゃならんというは、身上直ぐと治まる。この理聞き分け。一つ後、これから一点筆を取って、よく聞き分け。

さあ/\行く/\先々諭す事情数々ある。この順序難しいてならん。こゝにはこうせにゃならん何処はどうせにゃならんと、直ぐと運ぶが日々取次という。言い難くい事言うてはいかん、言うてはならん。それでは取次と言えん。遠慮気兼は要らん。心に控える。尋ねにゃならん。障り付く。刻限々々と言うて、毎夜々々諭したる。刻限出難くい諭し難くい。そこで取次事情に諭す。諭す事情、研究尋ね合い、諭し合い。埋む心いかん。心にあっても、よう諭せん理はどうもならん。よう聞き分け。日々の処に運び方胸につかえる、胸に障る。お腹が張る。この理一所へつかえて来れば、諭す事出来んようになる。よう聞き分け。刻限同様の話、同様のさしづやで。古い事知って居る。知って居ても、日々言えんというは、立って立たん理になる。よう聞き分け。万事心に許したる。取次多くある。人々ある。その中こうと言うたら、運びするが取次。あちら掛かり、こちら掛かり、世上一つ諭して明らか。ぢばというは、こういう事あったと、今に残りある。日々難儀不自由の中通り、暮らし掛けたる心知って居る。これ先々諭してくれにゃならん。これ第一もう何時変わるとも分からん。成ってから言うのやない。成らん先から諭し置く。前々から、あちら取り掛かりこちら取り掛かり、よう/\の中に未だ一つ/\、十分なる処治まり切ってない中に、十分治めて、ほんにこれでこそ、と、早くたんのう運んでくれ。三つの中一つの理は治まって、十分治まらん。そこで日々つかえ切ったる。これ十分たんのうさしてくれにゃならん。

 

No. 17 :(538743行)

明治331011日 

『過日のおさしづにおさづけ戴きたる人々に、言い渡し致す処書下げと仰せ下されましたが、その日の御諭しの書下げのみの事でありますや、又以前仰せ下されました長き書取りも言い聞かします事でありますか、と押しての願』

 さあ/\一寸話し掛けたら、一寸分からん事ある。又談示して、これはどうやろうかこうやろうかと、理を立てる。それから尋ねる。尋ねるからはさしづ及ぶ。よう聞き分け。長い年限の間よう/\今日の日/\、日々席運んだは容易ならん道であった。これまで難渋々々、難渋は今日の日の楽しみ。楽しみでなくばならん。楽しみ中あちら一つこちら一つというは、彼是諭しては又々の理ある。何よこれからさしづ通り、さしづより違わん。さしづは容易ならん。遠い所遙々運ぶは、何のために運ぶか。よう聞き分け。道のため楽しみ、楽しみは一つあたゑ、順序当たりたら、一日の日一つ改めて、本席順序諭す処、いかな事これ諭さにゃならん。前々九度運ぶ。こら順序。すっきり諭す。それより一日という。そうした処へ長々話要らん。外の事用いって道理ほどくやない。神が直き/\の話に濁り混ぜるやない。濁り混ぜては遙々運んだこうのうあるか、理があるか。前々九度運ぶ順序に皆諭す。そうして一日席順序言い渡しは、書下げあろうが/\。一言二言やない。長く言葉がある。軽い事やない。神が直き/\添うたなれど、日々人が多なり/\日々支える。一日一席三人数えてみよ。長々順序日々諭せば一日の理が十日二十日渡した処が、渡する事出けん。そこで書下げ/\と言う。又日々順序よう書き下げて、日々の書下げは十分諭してくれ。十分九度済んだる。書下げだけの話諭してくれ。一日仮席に彼是話長う伝えたら、何聞いたやら、分からんようになる。初め味ようた味忘れて了う、と、前に伝えたる。又、前々席言葉下だして言葉添えたる。どれだけ諭す事出けん。そこで何年経っても、ほんになあと鮮やか忘れんよう書き取って渡す。又一日の理に三遍ずつ三三九度渡す。これから渡したる、これを、どんな者でも二度三度五度六度何度も返やして言うて聞かせば、どんな者でも治まる。治まりさえすれば、内へ戻りていつまで経っても廃らん。不自由難儀通りて席運んで、戻りしなに治める話に、四方(よも)々々の話以てすれば、肝心要(かんんじんかなめ)止めて了うようなもの。そこで書下げより外の事は要らん。書下げだけそうしたら/\、どんな者でもそこえ/\理治めて帰る。ほんにそうや/\と、理が治まれば、一手一つと言う。根掘り/\は要らん。理を剥(はが)すようなもの、外の事すっきり要らん。

『押して長い方は二度三度読み聞かして、その日の御言葉の書取りだけ十分諭しましただけで宜しうござりますかと願』

 さあ/\それ/\読み渡し/\、一つ/\言葉聞いてすれば分かる。一日の理に九度の席のようにしてはならん。前々理混ぜて了てはならん。理が間違う/\。あちら持って添え、こちら持って添え、たゞ言葉でするようなもの。順序書下げ筆に止めたる/\。別席順序は長らえ道くだりの通り諭さにゃならん。後や先にはそら成る。なれど、早く前々諭したる理、皆筆に留めて諭せば迷い無い。理が治まらんから、あちらこちらへ変じる者ある。理が治まれば、言葉理で変じん。教祖始めた理よりすれば、迷いは一つも無いものなれど、あちらも取り混ぜこちらも取り混ぜ、世間のような事に成るからどうもならん。このさしづ容易ならんさしづ、軽きさしづやないで。このさしづは将来生涯さしづ、と諭し置こう。

『しばらくしてから、続いての御話』

 さあ/\もう一声々々、もう一声という、余儀無い事諭す。一人の事に諭す。一人の事とは、どういう事諭すなら、何人の中別席をする、人々事によってあれこれ聞いて、聞き応え無い事諭す。そこで、お前どういう事言うて居てはいかんこういう事言うてはいかん、というは理。理は一つに合わせ研究して、どういう事いかんこういう事いかんと、いかんだけ集めて、遠慮無しに諭すは理。なれど、遠慮するは神の道とは言わん。神の道は心を直す。道成程(みちなるほど)と理を悟って今日の日、人の心を直すは真実の道、言わずに居ては、何を信じて居るとも分からん。寄り合うてる中/\、言うて貰て聞かんと言うてはならん。聞かさずして聞いても聞かいでも、あの人はあんな癖や、あんな風やと言うは、鮮やかならん。道理十分、一人、理は何人あれど一つに諭すは、神の順序。これ早く取り締まりて。幾何人中、道理こう聞いたこう聞いたと、そも/\゛では、どちらやらこちらやら分からん。理は一つ。めん/\勝手は言わん。勝手々々は濁り/\。これだけ諭せば鮮やかなもの。

 

No. 18 :(539526行)

明治34210日 

『過日のおさしづより相談の上、本席より常に理に適う適わんの理の御話を聞かせ下さる節は、早速それこれ相運ぶ事に決定致しましたが、これまでの処御詫び申し上げ願』

さあ/\万事の処に一寸諭し掛けたら、分かり掛けたら、何よの事も諭し置く。よく聞き分けにゃ分かろまい/\。この一つ代々理というは、皆々成程の道も聞き分けて、遠く所運び掛けた理から、元の地という所へ連れ帰りたる。古い/\順序、古い事情、裏は鍛冶屋、表大工、こらほのかに聞いて居る。又分かってあるやろ。これから何よ膝に手を置いて、思やんして聞き分けば分かる/\。分からいではならん。分からんような事では、どういう理やら、何やったぞいな、というような事では、思やんしても分かろまい。それではどういう理でなるのやら分からん。もう道というは、多くの中に皆根を下ろしたる。十分というは、十分の上の十分なれど、よう聞き分けにゃならん理ある。成る処から為すは、何でもない。成らん処からすれば、どれだけの苦労あるか分からん。これ聞き分け。よう思やんせにゃならん。どれだけの長者も、一夜の間に無くなる、という理諭したる。これ聞き分け。今日は十分と思えども、明日は分からん。この理を聞き分けにゃならん。理を心に意味を含んでくれ/\。取り損いあっては、踏み被らにゃならん。何よの事も天然と言うて諭し掛けたる。天然という順序聞き分け。元々という、今日という日案じたる日から見れば、今日の日は明らか。万事出けた。これを一つ、よう聞き分けにゃならん。幾つ何十になる/\。年というは、幾つ何十になる年の者に委せて、若きという者は、どうでも一時の道とは言えまい。

前々以て事情諭したる。回る車に水を仕掛けたら、何時なりと独り回るという事にて諭したる。何と聞いて居るぞ/\。

『又押して、応法世界の理に押されて遅れたると御聞かせ下されし角目は、如何なる処で御座りますや願』

さあ/\世間一つ理に押される処/\、思い立った事を、世間の理に押されて居ると言うて、これは時旬に許そ。ならんと言わん。言わんがなれど、よう聞き分け。古い年限難儀苦行の理を通りて、今日の世上の名である。よう/\理を古い理を差し置いて、今の一つの理を、どうでもこうでも道という理に諭すは、はあと思うようではなろまい。ならんと言わん。天然の理に添うて行け。天然の理に添うて行けば、一つも踏み被りは無い程に/\。

『しばらくして、』

一日の日も、席の場へ立ち並ばず/\、一日処、一つの理運ばず/\、一度運ばず、二度運ばず、だん/\すうきり運ばにゃ、道の理すうきり外して了うも同じ事。

『日々本席御運びの時、教長出席下さらぬ処でありますや』

さあ/\何よの事も聞き分け。年を寄ったる/\者を、機械のように思てはならん。心時々休めさせ。時々運び忘れてはならん。どんな日あってはなろまい。惣々惣々理に関わる程に、関わる程に。

日々の処まあ一つ裏という、表という理である。いつ/\ならどうこう仕難くかろう。なれど、すうきりではなろまい。裏と表は抱き合わせ/\。おらこれだけ、おらこれだけと、区域分けて無い/\。十分一つ養い、一つたんのうさゝにゃなろまい。よう思やんしてみよ。一年の日、どれだけ働かして居るか、運ばして居るか。皆々聞き分け。抱き合わせ/\、一日も外れてはならん。日々席々、三分の一も運ばらせんで。三分の一も運ばれんような事では、一日の日持てるか。これよう聞き分け。

『又続いて遅れたると仰せ下さる角目は、本部教会所新築の件でありますや、就ては屋敷買い入れの事でありますや願』

さあ/\尋ねる/\。これ何よの事も聞き分けにゃならん。直ぐに掛かるか、掛からんか。直ぐに掛かれば分かる。心と雨漏りとすうきり違うて居る/\。取り違うて居るようではならん。雨が漏る/\、破損が出けば、直ぐと/\。よう聞き分け。抱き合わせと言うたる/\。直ぐと心休まさにゃならん。何よ一日も休み日無い。休む日無い処やない。さあと言うたら、夜が夜中でも勤めに出る。これ雨漏りに譬えたる/\。これよう聞き分け。

『平野楢蔵より学校の事に付申し上げ』

さあ/\許してある限りは、成るよ行くよ。理を以てすれば許した理、とてもや道に適わんものなら、前に許さん。なれど、地所あたゑ一時に言うた処がなろまい。そこで年限という処から、ぼち/\掛かれば成る。急いではなろまい。そら出け掛けたものは、どうでもこうでもせにゃならん。何よ一つ出けたら、又追々掛からにゃならん。よう聞き分け。一同の席にも出ず。年の取りたる者/\に丸委せのようではなろまい。これ聞き分け。何よ分かったか。分からにゃ尋ねて、一つ/\筆に付けて、日々研究せにゃならん。

『押して』

さあ/\何よの事も、一つ/\分かり掛けたら分かる。皆寄せて心配さすような事は無い。なれど、一つ理が重なる

なら、どうもならん。する事出けん/\。人間というものは、たゞ心にたんのうさせば、喜んでする。喜んですれば、どれだけ苦しい働いたかても、苦しみは無い。なれど、はぁとして居てはならん。これより仮名な諭は無い程に。

 

No.19 :(540087行)

明治34614日 

『六月一日より本席御身障りに付七日間御休みに相成る、よって種々相談の結果、本部員一同神様へ御願い申し上げしには、御身上速やか御成り下さればおさしづを頂き、おさしづによってどのような事も運びますと御願いに付、如何の事でありますや願』

さあ/\/\だん/\どういう事情も重なり、いかなる事情も重なり、重なるからどうもならん。重なりて/\重なりて、もうやろうか/\と良い事待つ。良い事待つは道理あろ。道理の中に道理取り違いありては、どうもならん。これ一つ、しっかり聞き分け。だん/\話し掛ける。一時に話し尽す事出けん。一つ/\の理しっかり伝えて、心にしっかり聞き分けてくれ/\。何でも無い事と思へば何でも無い。神何処に居ると思う。明らかなる剥いた話をする。この道というは、年限数えば長い年限、年限困難ありて、もうどうなろうか知らん/\という道通りて来た。もう一時の処にては、一寸世界の道から始め掛け。世界の道はどうなりと出ける。出ける筈や。出けるように持って掛かるから出ける。この道紋型無い処から、知らず知らず惣々通り、もう何処からなりとも、彼処からどうなりても、付け所無い処からだん/\通りて出来た道。そこで今日まで組み立てゝ来た通り、よい/\道通り難くい中道理ある。この道理聞き分けにゃならん。皆んな道は一つ。一つより無い。無い筈や。皆道から出けたもの、道から出けたものなら違わん、という事、前々諭し置いたる。皆承知せにゃならん。一列は年限の道の上の理の兄弟である。道の上に兄弟の理が分からいではどうもならん。兄弟に年限あれば立てるは道、立てる道は言わいでも立てにゃならん。善い事知って居る。知って居れば、皆それ/\の心に持って研究して、どうであるこうであると、この精神上定めて貰いたい。ちょいちょい許したる事出けて来る。来る。許さん限り出けん。皆こうして下され、どうして下され、これもこうしてくれと言えば、親が許そうと言うたら明らかなもの。これ一つ皆感じてくれ。だん/\一時に説き尽す事出来ん。国々という理を以て、遠い所又近い所からも、道運ぶ処、この理に見計ろうてやらにゃならん。年限々々無くば、ざあとしたもの。年限の内/\苦労という道知らんか。知らいでは道とは言えんで。

さあ/\こうして理を説き掛けたなら、どうでもこうでも説き切らにゃならん。まあ一つ、内々事情やしき以内、この一寸話し掛ける。話し掛けるから、取り計ろうて、皆々治めてくれにゃならん。よう聞き分け。これまでの処もう十年あと/\、何か証拠々々無かった。難儀苦労困難から、どうせいと言うた処が、ならんから、ほんの一寸路銀渡したようなもの。そこでどうなりこうなりの日を送りて来た。やしき連れ帰る中/\、成程と言うて来るから日が経つ。どうやろかこうやろかと言うような事では、何しょうと言うた処が、出来ん/\。中に、年限の内に古い者、一代かと思えば二代、余程年取れたらなあという者、楽しみ付けてやらにゃならん。長い年限、そんならどれだけ働きあるか/\。残らず道具良い道具ばかりでも働き出来ん。良い道具悪しき道具合わせて出ける。日々働きから分かりて来る。よう聞き分け。どういう者もこういう者も、皆んな持ち合いという理聞き分け。持ち合いという理分からいではならん。何程高い所へ留まりた処が、実が無くば腹淋ぶしうなる。持って来るこの理聞き分け。高い所へじっと坐って居た処が、取り扱う者無ければ、どうする事も出来ようまい。これより皆んなそれ/\小首傾け、どうやらにゃならん、こうやらにゃならん、と急いで取り計ろうてやってくれ。あら/\の話では取り計らう事出来ん。日々守りと言う、又掃除と言うたる。その理だん/\篤としっかり心取り計ろうてやってくれ。又日々煮炊場々々々、古き/\下な道具。年限という、下な道具あればこそ、上の道具分かる。これ早うして、今日と言うたら今日、今日教祖守りという。日々であろう。貰い受けたる人足社と言うたる。年限じっといずみ居る。時々見習い、しんの台、教祖しんに付いた理。神の人足社と言うて貰い受けたる。席言うてだん/\諭したる。一日よい二日よい、もう幾日なる/\。道分かり難ない。道一寸見えたる。早く思やんして、取り計ろうてやってくれ。又守り掃き掃除、人々は幾人でも無いではない。なれど、押せ/\では皆勝手が出る。一度二度は越せる。それではどうもならん。そこで人と言う、若井はる、コト、これを又交替々々、月替わり/\/\、承知したか。又一つ、道理では分からん。今の処一寸四名一時後より三名交替。最初一名残し、日々月々見習い、これ一寸楽しみ、十分楽しましてやってくれ。

『一人残して交替と申しますは、松村さくかと相談の処へ』

違う/\。後から来た者ある。一人残せ/\。手替わり/\、手替わりさすがよい。

『押して、井筒とよでありますか、と申し上げ』

手替わりあれば、一寸勝手覚える。日々一つ経ったら、十分覚える。そうしてみよ。皆勝手分かる。未だ、一つあるで/\。

さあ/\/\未だ一つあると言うは、どうでもこうでも一つ用いらにゃならんで。月日祭典々々祭典という。そこで一つ勤め/\というは、役員と言うたる。本部員というたる。本部員は人間の付けたもの。臨時見習いと言うて一寸説いたる。本部員というは、世上の理取って付けたる。これ違うか違わんか。違えば違うと言うて見よ。一寸路銀と言うて渡したる。誰と/\本部員と言うて許したる。許さしょまいがな。これ返答してみよ。

『皆々相談して御願いに出ます、と申し上げ』

さあ/\違う/\。違えば違うと一言答えるがよい/\。さあ/\違う事/\、承知が出けにゃ言うたらよい。遠慮は要らん。遠慮は先になって枷になる。道の曇りになる。一寸退かす/\。一寸退かすで。

『しばらくしてから』

さあ/\改める/\。改め掛けたら、すっきり改める。さあ/\この掛かりというものは、楽しましたる。時々言い聞かしたる。刻限にも聞かしたる、楽しましたる。そこで、どうなるやろ、こうなるやろうと、楽しましたる。どうして忘れて居た。忘れて居たというは理や。その心あれば明らか。たゞ一つ/\勝手ばかりではならん。百姓々々鍬の芯と言うたる。それは楽しんでせい/\。皆我が事になると言うたる。日々勤め/\と言うたる。今の処、日々は行こうまい。今十分どうもならんからほんの路銀を渡したる。行かにゃならん。怖わい所危ない所を楽しみ通りたる。手替わり/\、それもどれもと行こうまい。同じようには行こうまい/\。一度出たらなあ/\と、その心あればこそ立って来たる。年限までは未だ/\、年限は長い/\。年限楽しみ無けにゃならん。未だ行けん/\。皆それ/\゛見立てゝやれ。月々手替わり出ける者楽しみ、教祖存命言われた事に、満足与える事出来ん。とかく満足々々は道の肥/\、又けたいな事やなあと言う者中に思やしょうまいが/\。なれど、人間勝手で言うやない。教祖存命、身をかくした処から聞き分け。ほんにそうやなあ、出さにゃならん。日々うとっと思うまい。人間心で成程入り込んでの話通りや/\。心に嵌まりたか/\。なあ百姓の中からからけ無いとも言えん。百姓下の中からでも勤めて居る。先々ほんにそうやなあと見せてある。年限経って一年に二度三度そこえ/\出してやってみよ。どれだけ満足するとも分からん。満足は楽しみの花が咲く程に。十分の実がのると、諭して置く。

『一同の中で話して居る処へ』

さあ/\/\その話というは、後々で悠っくりと出ける。席諭したる。席の身早く聞き取りて、それ/\心合わせて、成程と一点の心分かりたらよし、こりゃどうそりゃこうと、一つ/\不足あれば、不足の理答えるがよい。そりゃ一時に成ろまい。さあ/\未だ/\急いだ事ある。母一つ重々勤め、一時すっきり隠れ、一代勤めて置いたる。この人はもう早く、一時万事早く取り立てゝやってくれ。取り立てゝやってくれるがよい。

『仲田楢吉の事かいなあと、話して居る処へ』

さあ/\だん/\一代を尽し切り、教祖存命日々勤め、よう/\かくれ、それから一つ代替わりて、尚も進んで来る。これ一つの理に早く取り立てゝやってくれ/\。誰かと思えば、名民蔵々々、親二人早く暮れて了た。さあ/\大西々々々々、親から尽し、二代目替えて尽す理/\、早く理/\/\。

又々当分一つ順序々々、皆役と言うてして居る。一時早く/\。

『準員に願う事に運ばして貰います、と願』

さあ/\一寸は見習いから始め掛け/\。もう一時早く諭さんならん事、直きに出る/\。さあ/\こうして一つ/\理を洗い切ったら、どんな事も用いってくれにゃならん。こうすれば、皆談示の上言うて出てくれ。そうすれば、どんな解きほどきもする程に/\。めったにほどかんと言やせん。どんなほどきもする程に。

『篠森準員にする事御許し下されますか、と願』

さあ/\それは心までに許して置こう。しっかりどうこう言わん。そりゃ取り扱いだけしてやれ。すれば満足であろ。真にどうと言えん。ならんと言わん。そりゃ無理やと言わん。言うたら皆の心困る。真からどう、又こうしてやってくれ、どうしてやってくれというは、皆の心から養うてやってくれ。これだけ聞いたら分かるやろ。

『職人本部にて宿泊させず酒も飲まさぬ其代りとして、一人に付金三銭ずつやる事にきめましたが、御許し下されますや願』

さあ/\そらもうこうした事、こうしたらどうと尋ねる。そらどうしてやれ、こうしてやれとは言わん。そら喜ぶ者半分、なあと思う者半分、半分々々なら、それで治めて置くがよかろ/\。

『本部の会計から本部員家内一人一日十銭ずつ手当として、それを積んで本部員中難儀な者生じたる節手当にする事御許し下されますか、と願』

さあ/\どんな事も、心に浮かぶ事は言わにゃならん。心に浮かんで道理に適う適わん。たゞ救けるというは、望む/\。救けるというより一つ道は無い。救ける事なら、どんな事でもならんと言わん。そら、十分受け取って置く/\。

『本部に十年以上尽した者に、借家建て貸す事願』

さあ/\まあ心に/\ほっと心に出るは余の者の話やない。入り込んでのさしづ。そこで皆んな成程感じるは理。そこで、門内ではならん、門の外で、これは何処でもだんない。さあと言うたら直きに取り払うて了う/\。そこで、ざあとして置けば、何処でも構わん/\。

『二間半に両庇、四畳半と六畳とに押入付のものを並べてさして貰います、と願』

さあ/\もう何も十分の事は要らん。これ無い処から、苦労して価を出して人の家借りて居るは、日々の処見難くてならん/\。今日来た者やあろまい。古く/\身代売り払て道のためと思やこそ/\、国々運ぶ者数々ある。安楽は未だ/\である。二十年三十年間同じよう通りたとて、理が無くば何もなろまい。十年の者でも、二十年三十年に向かう理もある。これ聞き分け。皆来る者優しい言葉掛けてくれ/\。道には言葉掛けてくれば、第一々々やしきには優しい言葉第一。何も知らん者、道はこんなものかと思てはならん/\。年取れたる又若き者も言葉第一。愛想という事、又一つやしきに愛想無うては、道とは言わん。男という女という男女に限り無い/\。言葉は道の肥、言葉たんのうは道の肥/\。皆見習え/\。強うするは道。早く道洗うて/\、知らん者に言うて聞かせ/\。十年あとにはこんな道やない。艱難苦労の固まりの道という。上に立つ者から言うて聞かせ/\。遠慮気兼は要らん。遠慮気兼はほこりのもとやで。いつ/\まで艱難通るやない。理が世界にある。たんのう楽します道もある。第一言葉愛想、満足は言葉に限る。たゞ言葉と言うた処が、第一人に愛想たんのう知らずしては、道失うて了う/\。見習え/\。上から言葉掛けて優しいは道。事見習え。何を見習う。これ聞き分けて、皆々惣々治め。これ一列口説き/\の話である程に。返やし/\の話である程に。

 

「以上」

 

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研究について4  おさしづ検索「研究」 11~15

2020年04月30日 16時56分36秒 | 図書室

おさしづ検索「研究」

No. 11 :(4291311行)

明治31325日 

『増野いと身上願』

さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる事情は身上、さあまあこの中良きかと思えば又身上に心得ん事情掛かり、善き事なら思う事無い。身上もう一時ならん迫る事情尋ねるから、事情にはこれまでいろ/\諭したる。どんな事にも諭し掛けたる。いかなる事情にも諭したる。そんならめん/\身上、心にどうと又あろ。諭に、幾重諭したる。何処へ掛かるとも分からん。事情はさあ女の道がある。皆惣計女の道あるなれど、女の道に男女とは言わん。この道どうも分からん。そこでよう聞き分け。惣計の中談示の台に出す。よう聞き分け。数々中ある。数々中ありて日々働いて居る。この中一つ理という。道によって古い新しの理がある。新しい中にも古い中にも、どういう理もある。又古いだん/\の理もある。一時女、婦人会として初め掛け。これ人間が始め掛けたのやない。神が始めさしたのや。これは古い道にこういう理がある、こういう事があると、互い/\研究始めたら、いかな理ある、どんな理もある。元々一人から艱難苦労の道通り、又中に道始まる理に繋ぎ、事情から始め通りたる者ある。たゞ年限ありて心にこう無くば古いとは言えようまい。こうのう無くば、まあそうかいなあというようなもの。よう聞き分けて内々迫れば、相談の芯という。芯から始めたら心分かる。女研究、何ぼでもぢばという中に、これまでにも治まる理無くばどうもならん。刻限でも諭し、諭にもよう/\という。婦人会始め掛け。始め掛けたらよう思やんせにゃならん。道に艱難の道という、通りたる事情、婦人会というは何のためにするのや。義理でするやない。又人間の体裁でするやない。又世上に対してするやなし。婦人会というは、道始めて互い/\の諭し合いの道治めてやれ。今日入ったも女、古い理も女、艱難苦労通りたか通らんか分かる。入りた道ある。遠い所から来てる者もある。又近い所から来てる者もある。どうやろなあというような道から、へばり付いたような者もあれば、又運んだ道もあれば、道に染まりて入りた者あれば、今日入った者もある。婦人会という道聞き分けて、今日は一つ、埋もれ/\切ってあるという。

『押して』

さあ/\会議というて話し掛けた処、そんなら神の話、思う一条の話、十人なら十人出ける話とは言わん。数々中に突き合わせ、世上男女言わん。何程女でも道のため運んだこの事情聞き分けにゃならん。これ聞き分けにゃならんで。そこで尋ねても、道だけ筋立てば同等のもの。よう聞き分けて通さにゃならん。互い/\道はどういう処から取りて居る。

『押して、皆相談しましてと願』

さあ/\よう思やんして、皆それ/\身上迫れば心治まらん/\。世界明るく、道にほこりありては、元ぢばと言えん。女であれど、元々尽したこうのうという。元元女でもあれだけのこうのうあるか、と、知らさにゃならん。

 

No. 12 :(429168行)

明治31326日 

『前日増野いとのおさしづより、婦人会の事に付おさしづありしにより、以後の道筋心得事情申し立て願』

さあ/\尋ね掛ける処/\、これまでというものはどうもならん。教は一つ理でありて、諭し一つ事情、これまで決まり有りて決まり無い。幾度も事情に差し詰まる理出ける。これまで何度諭したる。又刻限にも諭したる。取りよう聞きようで分かり難ない。応法と言うて居て、心胆諭す理に無い。元は元だけのこう無くばなろうまい。長らくそら尽して居る。尽して居りゃこそ、世界台となりて居る。中に間違いどうもならん。何ぼう言うても心に間違えばどうもなろうまい。成りてからどうもならん。そこで刻限というこの理諭したる。取り締まったる今日の日、これ聞き分けて万事先々いつ/\までも諭さにゃならん。この道前生から今の世、又生まれ更わりまで諭す理である。すれば、元々始めたぢばという。皆んな治めにゃならん。めん/\だけ治めて居ればよいというような事ではならん。これは皆んな心に無いという。心が感じにゃなろうまい。男女の隔て無く、一時に心澄み切りて通れば、男女の区別は無い。何名何人、こらどうもならん。道具に譬えて話する。粗い事するものもあれば、細かい事するものもある。又中程するものもある。この道理分からねばどうもならん。よう聞き分け。道急ぐ。早く事情、遠い所から寄り集まる処、ほこりという。めん/\さえ無くばよいではどうもならん。これから話、男女の隔て無い。よう始めた道聞き分け。この道始めたは男か女か。これから悟ればどんな事も分かる。皆一つという。そらそうはいかん。道具に譬えての話、細かいという、又中程という、又粗いという。彼はどうせいこうせい、一時伝えてないから分からん。諭す事情これまでの事、もう/\始めるか始まらんか、もう出すか出さんか、思い/\日が経つ。ほんのあらまし誰と彼とこうや、彼と誰とこうや。人間心の理である。これを聞き分け。人間心は何程どうやこうや、今日までどうするとこうすると見許したる。見許したる処から話し掛ける。最初掛かり、今日の日最初、中程この理ちょい/\すれど、取り集めた事はない。これ聞き分け。入り込み大切々々教の台とする。不当の扱いは台と出けん。そんなら不当せんと言う。純粋通りてという中に、これも/\放ったる。どれも放ったる。めん/\肝心の理から分かりあろう。年限の内には粗い細かい中程と言うて諭したる。細かいはどういうもの、中程どういうもの、又粗いというはどういうもの、銘々事情に理持って、世界諭して居る。中程というは、あちらもこちらも繰り上げ、皆伝えて理運び掛けたる。なれど、運び落ちある。そこで、婦人会の台から、又話々、いつ/\待って居た処がならん。心に浮かまん。これ初め望む処、この中三つ事情、男の中にどんな理もある。女の中にどんな理もある。これ聞き分け。忘れ落ちありてはならん。婦人会たすけ一条の道、通りた道、万事見分けたら、感じは皆んなの心に湧くであろ。

『暫くして』

さあ/\分かりありたらそら宜し。分からんというは尋ね返やし、分かる分からんの理から尋ねば、早く分かる。又、見遁し/\、又今度の回りと言うは、何度でも同じ事、くどう/\の話、何ぼうしたとて何もならせん。

『押して、元々艱難した者婦人会の中に古い者洩れ落ち有るか無いかという処話する処へ』

さあ/\誰が洩れ落ち、彼が洩れ落ちは言うまで。又他には言うまで。このやしきの中暮らす中、出入りという。道具は言うまで。あちら働きこちら働き、理は一つなれど、研究寄りたる中に、どうか鮮やか明らか、ほんに成程と、皆心に感じるであろう。

『又暫くして』

何人幾人、男何人、幾人女、皆ある中聞き分け。男の中にも下に居る、又中程にいるなれど、女というは、下に埋れ/\てある中に、成程という処分かるやろ。

『又続いて』

さあ話して置く。とんと分からん。皆とんと忘れて了てる。忘れて居るから分からん。皆下々と言うて下に働く。今日は煮炊き事情、掃除場、上も下も一つに成りたら、中に同等の者もある。

『又続いて』

それ研究と言うたるで/\。どうもならん。飯炊き掃除場から、世上に繋ぎ、飯炊き掃除場から、互い/\まで尽して通りて、これ一つ聞き難い、見難い。

『又暫くして』

さあ/\まあ悠っくり話する。とっくり見分け/\、とっくり聞き分け。つとめ事情、鳴物事情/\掛かりという。鳴物掛かりという。何年数えて年を見よ。先の学びから始め。三人々々又控え、一人掛け替い、赤衣一つ着せて始め掛け。そういう処から聞き分けてみよ。これもそうかえ、あれもそうかえ。話してない。それから聞き分け。聞き分けたら成程分かるやろ。

『又暫くして』

さあどうもならん。理が分からねばどうもならん。よう聞き分け/\。最初学び始めの日あろ。赤衣着せて出た事ある。ほんにそうか/\と分かる。

『上田ナライトの事でありますや』

さあ/\これ/\/\分からん分からん。もうどうでもこれから、これで措いたら何も分からん。元赤衣着せて学び三人、控え一人四人出したる。この台日々の処、結構中、道の中にどうもならん。同じ一つの飯炊き掃除には、隔て無きと言うたる。どうせいこうせい、幾度のさしづに諭したる事はないならこそ、今に分からんのである。

『押して、おこと、おいゑの事でありますや』

違う/\ころりと違う。赤衣頂いた者やない。赤衣着せた者、人衆々々学びしたる/\。

『永尾よしゑなどの事でありますやろと話するうちに』

分かりた/\、道の理/\、分かりた/\。

『一寸してから』

もうそれ分かりたら後々分かる。さあ/\引き取ろ/\。

 

No. 13 :(4292513行)

明治31328日 

『前日おさしづにより教長へ御伺い申し上げ、その趣きは婦人会の処何か区域を立てゝ何とか名前付けますものやという願』

さあ/\尋ねる処、尋ねるまでの事情/\、さあ/\まあ一寸話し掛けたら、あちらも一寸分かる、こちらも一寸分かる。分かり/\の理寄せたら、どんな事も分かる。これまで何ぼ待った処が、もうであろか/\、待てどもどうでも、もうその日その日と思えども遅れ、これで十分と思て居たらならん。この元ぢばという、世界世界所々始め、何も一度で始めたんでない。一人から一つ/\始め。先は言わいでも理が分かりある。所々と言うてこの道掛かり、よう思うてみよ。一日二日、又三日という。一度で出けたものであろまい。年限で出けたもの、これから一つ組んだら一つあたゑ、二つ組んだら二つあたゑ、この理聞き分け。国々所々と言う。掛かりはふわ/\としたもの。あら何言うて来る、何をして来ると言う、あんな事と言う。なれど、又年限で出けたもの。最初あちらから取り払われ、思わく通りさして置き、それより年限の固まりから、所々成程一寸あら/\分かりたな。皆神がする。元という、前一つ、あちらから一人事情、こちらから一人事情、たすけ/\という、皆たすけ一つの理から出たものである。あちらでもこちらでも、所々名称という、教会という/\。一時に出けたものやない。元暗がり/\から通りて居れば、苦労したのも同じ事。これから見れば放って置けん、ほんに放っておけん、どうであるかと心にある。幾度諭した処がどうもならん。人間の心要らん/\。人間心でする事は、一時は強いものなれども、居ようと言うても居られるものやない。置こうと思ても置かりゃせん。どうもならん。前々事情というはどうもならん。人間心を以てだん/\運ぶ。世界には知らん。人間強いもの、最初初め何処から始まったか。元紋型無き時から付けた理、重い理と言うか軽い理と言うか。軽いと思てはならん。理は強いもの。これから話し掛ける。しっかり聞き取れ/\。

さあ/\始め掛けたる処、婦人会という。一寸これも、一寸から初め守護から出したもの。言い掛けた処が、半年一年はつい遅れるや分からん。そこで知らん間、世界何やらという処からたすけ始め。これまで尽した処の理すっきり埋もれてある。こうしてぢばと言うて入り込んで来る処、日送り事情、何ともないと言うは何でもない。何でもないというは、人間心で来たも同じ事。皆これまで尽した理は、それだけ見てやらにゃならん。その日、神の取次々々それから見出せ。ほんに/\これというは綺麗なもの。神よりさしづした者何人ある。心という理調べ。女という子供幼少の時から、苦労通したは中に数々有るか無いか。指を繰りて数えてみたら分かる。さづけ渡した者も沢山ある。なれど、誰が救けた理あるか。これから聞き分け。女でありたけれど、ほんにと治めたら、同格すれば出ける。人が足らん人が足らんと言う事要らせん。僅かの処から事が足って来る。

『おつとめに出る鳴物の御方の順序の願』

さあ/\これよう聞き分けにゃならん。一時以てそれ/\取り扱い出来るか。それだけ働いてる。今日のつとめ今日より頭数えてみよ。調べてみよ。こうして始め掛けたは、初め手を付けて、間替わり/\、よう聞き分け。皆中に誰彼無しに出るというは、人間心からする事。神に尋ねたら実際してかす。それより人数出ようと言うて出られん。誰彼と言うて、人間心談じてした事、どういう事に成りたるか。このやしき中に聞いて居る、胸に畳み込み、同格々々の者、人間心で埋んで居てはならん。女であれど、尽した理は、これは神の守りから、これから上れたが、ほんになあ万事研究という。これからすれば強いもの。強いもの出来る。出来る者放って置いて、手が足らん/\と言うは分からん。そこで旬を見て居るなれど、何とも言う者無い/\。あら/\分かり、あら/\婦人や、女や、よう聞き分け。男女分けてない。一寸々々心知らん/\。どうもならん。出けん者言うた処が出けん。なれど、年限で出けるようになる。今日種を蒔いて今日に出けん。旬を見て生える。又実が出ける。これ聞き分け。

『押して、鳴物元の御方に習う事』

さあ/\理を尊べ。十分々々何ぼでも尊べばこうのうがある/\。その理は今日に言うて出けようまい。この心持ってあれば、こうのう理現われる。

『押して、この御方と見分ける事』

さあ/\尋ねる処/\、分かり掛けたら分からにゃならん。この所おぢば始め、席の処多分ある。女のお方に、一寸席して貰た/\。これまでこういう事とは、よう知らなんだ。心さえ定めて尽したら、結構やなあと、あら積み重ねたこうのうという。この道よう/\見え掛けたという/\。

又尋ね掛けた。女であれど、公然思うての気休みの理と言えん。教会本部役員という理は、これは一寸なろうまい/\。なれど、同様の心は内々の心にある。めんめんの胸にあろう。

『手打ってから又さしづ』

これから/\、こうして尋ね掛けて、尋ね掛ける言い掛ける。刻限知らしたら、めん/\心に持てば、神の話疑われん/\。初め一寸にゃ分からん処から艱難、艱難苦労の道通り、日々申さんと分からん。これ将来に聞き取ってくれにゃならん。あちらからこちらから、珍しや/\と言う。なれど、説きようの理で分かる。日々の心の曲がらん濁らん澄んだ心という処、年限のこうのうという理をさしづして置こう。

『又一寸してから』

さあ/\筆を取れ/\。さあ/\まあ/\、一寸話し掛けたら一寸分かり掛けた。さあ誰は留守や彼は留守や。これ一寸話したい。これ三名五名あら/\理、心合わせさしづ取る限りは小言無い。又小言無いもの。おら聞かずという理は無い。さしづ取りておらどうやこうや、そんな事ではならん。いかん者には聞かしてやれ。黙って居てはならん。皆んな居る中に、寄り合うてる中に、分からん処諭してやらにゃならん。諭し合いは兄弟という。綺麗なやしき、鏡やしきとは言わん。濁りやしきはっちゃ言わん。そんな理から成らんようになる。鈍な者は尚、可愛がりてやれ/\。これだけ諭したら分かるやろ。下程大切にせにゃならん。道具というは、使うて歩く日まで紙に包んで納して置いて、又使うものもあれば、放って置いても翌る日出して使う道具もある。これだけ一寸神が話して置く。

 

No.14  :(429347行)

明治31330日 

前日おさしづの婦人会内の事情に付一同話しの上願

さあ/\何を聞いて居るのぞ。さしづ裏返して了うたる。さあ/\、詳しい聞かねば分からんで。前々さしづの理にも、男女の隔て無いという理は、重々の理に諭したる。それ/\も聞いて居るやろ。男より未だも治まりて居る人体を、どう取って居るぞ。女でも席をさすとまで言うたる。筆に落ちたのか。心に思い違いしてるのか。さあ今日の日の道具、今日から今日に道具になるか。悪るなったら取り換える道具でも、使え慣れるまで一寸には行こまい。皆同じ道に尽して、一人は遅れ居たか、よう/\席を運ぶようになったやろ。女でも理さえ治まりてあれば、どんな事でも出けるで/\。この道、男だけで、女は世界へ出さんのか。婦人会という、一日の日を以て研究さしてみよ。出けるか出けんかさしてみよ。

増井りんの事で御座りますや

口出したら言うて聞かそ。めん/\皆それ/\同じ道の者であって、すっきり言わにゃ分からん。赤衣の中に皆籠りある。赤衣は俺も貰うて居ると言うやろ。前々危なき処、始め掛けた中の赤衣という中に籠りある。違うや違うと言え。

さあ/\外には沢山ある。枝先にも多分あるわい。この中に何も分からん先から楽しんだ。山坂を越えて、遥々運んだ存命の間に、言い交わしあろ。よう聞き分け。何でも未だ分からん/\のやない。心に分かりありても、人間の義理を思うから違うのや。そこで、一寸刻限以て始め掛けた。三名は稽古さし、三名の中その日といえば、控えとした一人があろ。よう思やんしてみよ。飯炊きや、掃除番と同じ理に、日々諭す理と言えるか。さあ何ぼ年限経って長いといえど、前々よりさしづに及んだる。物によって、三尺の道具要るのに、一寸の道具では間に合うまい。道具と言えば同じ一つの名なれど、三尺の道具と一寸の道具と、同じ一つの用に使われるか。一寸は一寸の用、三尺は三尺の用に使わにゃなろまい。このやしき皆それ/\の理によりて伝わりたる。このやしき、あれは何をして居るのやなあと言うても、理は潰されようまい。伝える理によってだん/\日を送る。一戸の内に諭しても分かるやろ。水も同じ事。汲めば飲める。親があって子という。子は何人あれど皆可愛もの。なれど、どんならにゃならんように片付ける。中に出直す者もある。我が子であってまゝにならん。出すにも出せん、切るにも切られん。あんな者は何処へなっとと思えど、真の理は切れるか。この理から取ってみよ。

 

No. 15 :(431961行)

明治32224日 

『城島分教会長後任事情に付願(上村吉三郎出直し以来芯無くして只今の処総整理員としてありますが、その後任定めるに付、元上村の継統に致さんならんものでありますや、又は役員の重立つ者で定めて宜しきや、役員同等の者沢山ありますが、如何に致しまして宜しきや、増野正兵衞心得まで願)』

さあ/\尋ねる事情/\、さあ始まり/\、さあ/\始まり/\。一時以て教会という、一つ名を下ろす/\。元々理という中に理という理ある。これから皆んなそれ/\本部員一つ理以て順序研究の初め、会議という。これが道理かそれが道理か。これ定まりたら皆順序世界という。この事情一寸諭す。あちらにも分教会、こちらにも支教会、出張所、布教所、順序理という。一つ元ありて先々というは、皆集いて/\今の日、万事集まる処、先々集まる理、一時今日という、明日という。成らん中どうせいとは言わん。順序々々理という、話し掛けたる諭し掛けたる、この理から始めるなら、どれがいかんこれがいかん分からんから、道、世界理、理はぢばという。世界幾筋もある。西もあれば東もある。北もあれば南もある。四方八方これ一つ聞き分け。たゞ一人ひょっこり始めて、元は一寸したもの。その理からだんだんある。よう聞き分け。成程繋ぎ無くばいかん/\。こら尽した理は、将来の理に受け取る。理という、皆元という、何か無しに持って来る者は無い。よう聞き分け。三才の者も同じ事、生まれ子も同じ事。よう聞き分け。生まれた時は親は誰やら彼やら分からんなれど、年限分かり掛けば、親という事が分かる。順序治めてくれ。心得談じ今一時教会事情尋ねた処、そのまゝよし/\と言うて始め。その間に半季やそこらつい日が経つ。これ一寸諭し置こう。

『本部員談示なり分教会一同談示致しましてと願』

さあ/\まあ一つぢば順序より、それ/\日々詰め合い、又一つ話し合い、成程これが順序やなあ、又先々一つ理を集める理が無けにゃならん。先々大望あれば皆元は小さいもの、元に大きい理あらせん。だん/\諭せば分かる。分かればこれが治まりであろ。

『又押して』

さあ/\これ聞き分けにゃならん。どれだけ大望な事心尽す運ぶ心、一寸した話一寸した種から成り立ったる。よう聞き分け。何程賤しい者と思えども言えど、元という、その者尋ねて一つ事情。夜に入ってどちらへ行てよいやら道が分からん時に、三才の童児に尋ねて、三才の童児にてもあちらこちらと尋ねば、暗がりといえど分かる。何程辺所な分からん所へ行たとて、尋ねても分からん。その時あっちこっちと言えば分かる。これだけ諭したら万事この通り。

 

 

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研究について3  おさしづ検索「研究」6~10

2020年04月30日 16時56分05秒 | 図書室

おさしづ検索「研究」

No. 6 :(213078行)

明治25114日 

『御話研究の事に付伺』

さあ/\尋ね返やす処/\、どういう事を尋ね返やす。まあ一日の日、これだけの事と思うから尋ね返やす。こうという心あれば、尋ね返やす事は要らん。何でもなき処は何でもないやろ。軽い事のように思うて居たらどんならん。どんな事でも小さいものなれど、さあと言うようになればどうもなろまい。皆心一つの理に寄せるなら、どんな事あっても、引き受けたという治まりの理が無い。思やんしてみよ。他の事は小さい事、一人の事情ぐらいは、小さい事なれど、心得までの理に諭し置こう。あちらこちらと言うようになれば、席が出来ようまい。元さえしっかり踏ん張れば、世界明らかという。軽い事何でもない事と思えばそれまで。一つ/\よう思やんすれば皆分かる。

『引き続いておさしづ』

さあ/\まあ一つの事残して置こうという。さあ/\年々年分、何箇年事情幾箇年事情は、世界それ/\諭したる。これ出るまでは、算盤に譬えて置く。割り外しのようなもの。それかえ、それ何それ、そこえ/\の理を計りて、大きければ大き理でなけねば大き理が寄らん。これ難しい。一日の日に改めてくれ。道から出せば、道の理が無けねばどうもならん。俺は借金は無い、明らかなものと言うたて、身に借りがあればどうもなろまい。明らかな道、聞いて置こうか、心得のため、事情知らし置こう。

 

No. 7 :(7572813行)

明治25711日 

『杉本栄三郎身上に付願(撫養分教会部内に於て杉本栄三郎発狂に付、理事岩朝脇次郎再びおたすけに行くに付心得の御願)』

さあ/\尋ねる事情/\、さあいかなるも尋ねるであろう。先ず出越す処一つ事情諭すには、一度の理、又一度二度いうたすけ一条の事、これはいつにても構わん。たすけには、めん/\心持って居れば、許し置こう。めん/\一度の処一度二度研究。行けば余儀無く事情諭さにゃなろまい。諭すにはたゞ一つ諭そ。遠く事情は幾重事情あるによって、万事心定めて行けば、いつなりと心勇んで勇んで行くなら、いつなりと行てやれ。

 

No. 8 :(318263行)

明治26517日夜 陰暦42

『前のおさしづによって役員一同集合めん/\生命を縮めても本席身上長らえて頂き度く、その上飯降政甚の治まり方に付願』

さあ/\/\もうどうでもこうでも急き込み掛けたら急いて掛かる/\。どういう事を急き込むなら、一寸諭したる、あら/\諭したる、身の上諭したる。これどうも急いでならんから、一寸話し掛けるである。事情からどうでもこうでも及ばして来たる。今の処ではもう明日はと言う。だん/\事情重なる。善き理が重なれば喜ぶ。重なるうちにだん/\ある。一日送り連れて通りた。いつ/\まで連れて通りたる道である。遅い早いの理はあろうまい。なれど事情急いて来る。そこで一寸話し掛けたる。俄かに出来る事と出来ん事とある。一時こうせいと水を汲んで水を飲むように行かん。一年と言えば一年、三年と言えば三年、急ぐ道ありて急ぐ。又一つには前々存命確か見て安心さしたいと、それより急き込む。一人は十分の理を以て過ぎたる。あと一人事情急いて取り扱い届かん事である。年限の中に留まる理留まる心、それより皆んな事情出したる。何箇年の間には何千人何万人幾何万人と言う。そこで身上不足なれば、三名より運ぶ事出来ん。一名の事情を諭し掛け知らすと言う。何名何人あって礼と言うてある。難しい事言い掛ける。言い掛けば案じる。案じる事要らん。話し掛けたら、どうでもこうでも話し掛ける。理に当たわん心得んと言う。これまで一言も言うてない。身上どうであろうと言えば尋ねる。尋ねて、明日からと言えば、明日から皆通りたる。今の一時だん/\重なりたる。善きと言えば善き、もうさっぱりではどうもならん。続き/\どんな事も知らしに出てある。これまで話皆同じ事、どうでもこうでも包んで居るにも居られず、そんな事ではない。この今の話聞き掛けたらの事やと思う。だん/\説き尽し/\、道のため一人残し置いたる夫婦伏せ込んだる事情、振り替わればこそ理も見える、理も聞こえる、そこえ/\通れる。振り替わればどうであろうと言う。取り決まり日々の処分からんようになる。暫くの処振り違えてある。長いような話、なれど留まりたら一つの話、これから先いつ/\までも同じ事やあろうまい。台定まれば留まる。一先ずいかなる事であろう。どれだけしたとて楽しみ無くば聞く事出来ん。運ぶ事出来ん。遠く所だん/\理を伝え、多くの弛みと言う。国の中堅き/\の繋ぎ、後々こういう次第とだん/\話すれば、後々繋ぐなれど、一時言葉使い仕切りて出来んから、世界一つの事情と言う。この話伝えて置かにゃならん。これまでだん/\深き/\の理、繋ぎ一つの理、これまで治まり、それより国々の所にてはだん/\の事情事情、又先々の所追々理を回して日々と言う。これからだん/\心の運び、心の映し頼み置く。誰言う無くして世界いつの間に一つ繋ぎ、これからは言うたら言うたように成る。思うたら思うように成る。よう聞き取って置け。これまで何人の中運び方、尽し方心に持って日々と言う。幾重の心空にある。空々の中分かろまい。分からんからさしづ。一時見たら何でも彼でも重々の理、この通りさあ/\、一名一人の心と言う。運ぶ理によりてその理が分かり来る。心を鎮めて芯を改めて道を通りてくれるなら案じは無い。あちらもこちらも一つ二つの心を寄せてくれ。思わくこれから、楽しみはこれからであろう。苦しみばかり通してはなろうまい。明日より分かり来る。事情話す処未だ/\ある。一時始め掛けたる処話し、治め方運び方、一時言うたら今日からと言う。話し掛けたら事情運ぶであろう。暫くという、心得のため、寄せ掛けたら寄せるやろう。どんな事情でも寄せる。神が引き出して、誰と人を指せばその人主とも言うであろう。席だん/\話をして居れば、どういう心でして居ると思う者もあろう。席あいだ常々の心でして居ると思う者もあろう。一人になりて淋しい心とも言う。楽々に暮らせば一年は一年、一年経てば一年、席も何程急いでも心という理、一日の日もなあと言う。嬉しいもあれば、ほんになあという心ある。若き者ばかりでなあと言う。忽せ心をも出して心急かせず、遠く所招待もある。一度は許そうと許したる。順序運ぶ。国々残り/\た招待もある。一度外れて通らにゃならん。年が明けたら早々とも言う。急いて急かず、急かずして急く。声上げたらその日から急ぎ掛ける。そこで抑えてある。方角と言えば方角。所やない。誰々何人目まで話し掛ける。一時そのまゝ。これ一つ聞いて皆それ/\伝えてくれるがよい。

『押して、姉弟の内政甚の方先か、まさゑの方先か伺』

さあ/\事情話し掛けると事情分かり来る/\。余儀無くの道、無理な道通れとは言わん。順席もあれば世界とも言う。成る可くは道から道と言う。世上の道ある。これ台として、事情治め掛けてくれねばなろまい。

『本席付御守の人は男でありますか、女でありますか伺』

さあ/\尋ねる処/\/\、日々に就いて一つ付き添いと言う。あちらへ行けば随いて来る、こちらへ行けば随いて来る処、それ/\内々事情、それ/\やれ/\、もう一日の処にては不自由と思わず、又、不自由さしても居ようまい。十分取り扱いたんのうして居る。若き処これも十分届いてたんのう。どうも寄り来る中に愛想、これ一つ運び方、八分まで届いて、もう一二分の処にてあゝもうと言う。運ぶ処見難くうてならん。そこで事情と言う。何名何人揃うて居る処に居る者、今と言うて今に行こうまい。若き事情腰掛け業では安心あろまい。そこで難しい事情を持って集まる処、愛想という影隔ての理は無いなれど、さあ/\と言わねばならん。日々の処これ一つ心配、これだけ事情いとしいなあと思うから身に障る。これだけ半端という。そんなら夫婦揃うて居りゃよいと中に思う。なか/\そうやない。余儀無くの道を通し一人残したる事情拵え過ぎてはならん。大いに要らん心を身に飽かすからだん/\事情重うなる。そこで身がうっとしうなる。難してならん。門口へ一度二度出て居らりゃこそなれど、今日で三日徹夜というようになればどうもならん。これ台として運び掛け。心の尽し方、親孝行の理も同じ事、皆随いて来る。どうせにゃならんとも言うた処が成るものやない。半端という、半端振り替われば一層半端という。これだけ楽しんでくれねばならん。

『押して、御守は女でありますか願』

さあ/\まあ/\話まで/\。こうしてもやらにゃならんか、運ぶ事情に委せ置くから、こゝまでこうして手足で行かん。皆それ/\談じ合い、役割内々何役や、何方や、一寸道は付いてある。なれどその内分かる楽しみも付かにゃならん。後々遅れる。相当の年限も経てば、いつまでも何じゃろうと遅らすばかりやない。皆々どうで出て来る。間に合う者は合うように早く運んでやらにゃならん。日々毎日同じ事日を送り、年限経てどいつ/\まで、こんな事かと言う。相当な者、尽して/\した者、一時かと言えばそれ/\とも言う。何名何人持ち切りのように思うて居てはどうもならん。日々運んで居るなれど、人少のうては隅から隅まで届こうまい。何名繰り上げねばなろうまい。何でも無い者は何でも無い。持ち上げた分にはならん。取次々々拵えて置かにゃならん。これだけ諭し置く。この事情を見てこれはこれと言う。一人から何ぼ理が吹くやら知れん。皆々だん/\研究運んでくれねばならん。

『押して、昼のおさしづよりめん/\生命を差し上げても本席御身上長らえて頂き度く願』

さあ/\まあ/\長らえての中である。彼是の話やない。何名の中十人あれば十年、もうこれ何でも彼でも出してすればその心の理は受け取る。どんな事出来るやら知れん。今日という今日、明日と言うて明日、これ聞き分け。昼と言えば世上騒がしい、大変騒がしい。夜々事情なら心も治まりて居るであろう。そこで尋ねる一つの諭、夜々と言う。一人一年と言えば十年と言う。今日に今日、明日に明日、よう聞き取って置かにゃならん。又々だん/\知らし置かにゃならん。

 

No. 9 :(319392行)

明治261017日 

『医薬の件に付、必ず医師の診察を経て御道上の御話する事情の願』

さあ/\尋ねる処/\、尋ねるであろう。ようこれまで話したる処、一時以て尋ねにゃなろうまい。一時難しいと諭したる。何にも難しいやない。一時も早く事情改め。何も今一時改めるやない。薬を以て治してやろうと言うやない。脈を取りて救けるやない。医者の手余りを救けるが台と言う。なれど一口に話する、聞く。又一つには邪魔になる。放って置けんと言う。よう聞き分け。何でも無ければ何でも無い。身上心得んと言えば、そらと言えばそりゃという理を諭したる。皆諭したる。人を腹立てさすやない。前々古き話、人の義理を立てゝ神の理を欠いては、神の道とは言えようまい。詳しい話をして置こう。所々分かろうまい。一時改めて医者に掛からねばならんと言えば、又どうと思う。派出する。よう聞いて置かねばならん。今の一時泥海世上諭す理、病人を放って置いてはならん。こゝらにはそういう者はあろうまいなれど、もし千に一つでもありては道の疵、教の理に無き理である。医者の手余りと言えば、捨てもの同様である。それを救けるが教の台と言う。よう聞き分けるよう。

『奈良県下は、派出して最寄り教導職を集めて御話を伝える事』

さあ/\所々皆それ/\に運ぶ処、前々より諭したる。話一時にこうと言えば後々と言う。今の処どうかこうかが難しい。所々理を治めたる処にては、よもや無かろうなれど、ようちょい/\噂を聞く。それでは道の理とは言わん。あんじょう一つの理を以て諭すと言う。

『前川菊太郎、宮森与三郎、喜多治郎吉、永尾楢次郎の四人南北に手分けして二人宛奈良県下巡廻する事』

さあ/\あちらこちら出越して話と言う。許し置くによって、話が難しいで。一時理を改めると言えば、これまでの理がどうもならん。こういう事はあろまいなれど、万に一つでもありてはなろうまい。なれど彼是の風説を聞く。万人の内に一人ありてもなろまいという事情を以て、諭すよう。

『他国分支教会長或は重立ちたる者を本部へ招集して右話を伝える事』

さあ/\一寸研究のため先々と言う。遠い所は詳しい者は無い。教の台、手余り捨てものほかしもの、一つの理を救けるなら何処から怨みられる事要らん。なれど、めん/\手柄しよう/\ではどうもならん。早く勇んで運ぶ事情は受け取る。よう聞き分けてくれるよう。

さあ/\所々一日も早くしっかりと話してくれ。くどう/\の理に諭し置く。もしやありてはどうもならん、という理を諭してくれ。何でも無いような事が大変難しいで。

 

No. 10 :(426524行)

明治29327日夜 

『刻限の次に平野楢蔵胸迫りし時の願』

案ぜる事は要らんで/\。理から皆迫りたると言うやによって、早く/\道を/\。ほんの一言一寸説いたるから、この理に基づいてくれ。なか/\の道であったやろ。今までは思うて居ただけで、心に分からなんだやろ。そうやから何も思う事は要らん。よう思案してみよ。種を下ろして置いて、今年はよう出来た/\。これよう聞き分けて楽しめ/\。不足思い掛けたら、何ぼうでも不足思わんならん。三十日試してくれ。そうしたら速やか理が分かる。速やか分かりたら不足も要ろうまい。喜ぶ理を早く/\。今までこうでありました、これからはこうなります、先はこうなります、と、一つ/\括りの理を供えにゃならん。

『押して、梶本の事情まさゑの事情伺』

どうもならん/\、何をしてるのやら分からん。よう思案せ。何も知らん者ばかり寄って、これまで遠い所、古い所、何も知らん者ばかり、誰がどう、彼がこう、知らん者が難しい道を通りて成り来たる道、精神だけは受け取る。どうなるもこうなるも、こうという精神は受け取る。

『又押して縁談順序』

そらどうなりとしたらよいやないか。成らん事せえとは言わん/\。言うたとて成らん事はどうもしようあろうまい。よう聞き分け。どういう理で出てる/\。理から研究してみよ。どうしてもこうしても成らんと言うから開いて了うたもの。なれど、小さい時から寄り合うて来たから、皆それ/\親子という理は治めてある。兄弟の理も治めてある。皆々たんのうさしてある。

 

 

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研究について2  おさしづ検索「研究」 1~5

2020年04月30日 16時55分24秒 | 図書室

研究について1 の続き。

⑫お書き下げのことについて、 明治331011日 『過日のおさしづにおさづけ戴きたる人々に、言い渡し致す処書下げと仰せ下されましたが、その日の御諭しの書下げのみの事でありますや、又以前仰せ下されました長き書取りも言い聞かします事でありますか、と押しての願』にて、お話下されているおさしづだと思いました。これもおさづけを戴くものにとってとても大切な事に思いました。その中で、「研究」がある、

何人の中別席をする、人々事によってあれこれ聞いて、聞き応え無い事諭す。そこで、お前どういう事言うて居てはいかんこういう事言うてはいかん、というは理。理は一つに合わせ研究して、どういう事いかんこういう事いかんと、いかんだけ集めて、遠慮無しに諭すは理。なれど、遠慮するは神の道とは言わん。神の道は心を直す。道成程(みちなるほど)と理を悟って今日の日、人の心を直すは真実の道、言わずに居ては、何を信じて居るとも分からん。寄り合うてる中/\、言うて貰て聞かんと言うてはならん。聞かさずして聞いても聞かいでも、あの人はあんな癖や、あんな風やと言うは、鮮やかならん。道理十分、一人、理は何人あれど一つに諭すは、神の順序。これ早く取り締まりて。幾何人中、道理こう聞いたこう聞いたと、そも/\゛では、どちらやらこちらやら分からん。理は一つ。めん/\勝手は言わん。勝手々々は濁り/\。これだけ諭せば鮮やかなもの。

は、これまた重要な事だと思いました。

明治34210日 『過日のおさしづより相談の上、本席より常に理に適う適わんの理の御話を聞かせ下さる節は、早速それこれ相運ぶ事に決定致しましたが、これまでの処御詫び申し上げ願』と、明治34614日 『六月一日より本席御身障りに付七日間御休みに相成る、よって種々相談の結果、本部員一同神様へ御願い申し上げしには、御身上速やか御成り下さればおさしづを頂き、おさしづによってどのような事も運びますと御願いに付、如何の事でありますや願』は、とても長く、ご本部の複雑な事情があってのおさしづだと思いました。

簡単に思ったことだけを記録しました。色々な見方、悟り方があると思います。

以下に、文字数が限られているので、数回にわたって、検索結果を書いておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おさしづ検索「研究」

No. 1 :(1885行)

明治201026日 

真之亮よりの思召を以て、八九人懇親会研究に付御願

さあ/\いかなる処、どうせこうせは言わん。時談々々、時談はすうきり要らん/\/\/\で。心次第の道を知らんか。どんな者でも、道に譬えて一つ事を聞き分け。さあ/\一分一厘の理を、よう聞き分け。最初拵えた道具は、どういう道具で、拵えた道具や。神がちゃんと見分けて、一つのあたゑを渡してある。今の楽しみ、先の細道。今の細道、先の楽しみ。先の道を見て居るがよい。どういう道や、よう聞き分け。五人七人十人はどういう心、いかなる定め、十分定め。成程という理であろう。よう聞き分け。難学やで。人間心要らん/\。神一条でさい取り決まられん今の道や。自由自在だん/\説き聞く/\。内にもある、外にもある。いかなる理と思うか。どんな思やん幾重々々、一つの実を定め。一人でも何人でも同じ事。こうしたらよかろうか、何にも要らん/\で、一人は一人の心定め、百人千人万人でも同じ事やで。

 

No. 2 :(13816行)

明治22321日午後5時 

『本席身上御障りに付願』

さあ/\/\しっかり、さあ/\聞かそ/\。どういう事、さあ/\この所このやしき/\、さあ/\/\/\もうこれ早く聞き取ってくれ。余の儀外儀は言うまでやない。世界は早く/\と言うて寄り来る。さあ/\世界はどんな事もやってみる/\/\。どんな事をしたとて分かりゃせん/\。さあ/\これまでの道、年明ける/\、三年の年明ける。一寸明けたら通れるように成ってある。これまでの難しい処は、今はまあ通りよいように成った。遠くにもあれば、近くにもある。さあさあ道の中、道さえ分かりさえすれば、不自由しようにも不自由は出けん。これ皆筆に知らしたる処、紙に書いたものを持って居てさえ分かりゃせんから、一度や二度で聞いたとて分からん筈や。

伏せ込み/\というは、皆これよう聞いて置け。伏せ込み/\というは、どういう事やら分からせん。三年前の後の道、又、これから先の三年を思やんしての道の中の三年の中の理分かるもひながた。皆々互い/\に研究して日々運べば、取次の古き道の理と、又世界の道理の理と諭せば、神の働きどんな働きをするや知れんで。今までにも面目無い事が、何遍も有ったで。分からんも一つのひながた、分からんひながたは要らんというようなものや。なれど分からにゃ仕様が無い。さあ/\お前も行こうか、わしも行こうと言うて来たのやない。最初の掛かり、一人もどんならんと言うた日もある。長らえての道は一寸にはいかん。何も彼も皆んな取り混ぜて話置こう。これからは又々話そう。話掛けたら、どんな話を持って帰るやら知れんで。

さあ/\日々席をする/\と言う。これまでにもくどうに説いたる処、どんな事でも皆受け取る。思うよう。そこでめん/\、前々の席が難しい事は無いのやで。どんな事でも受け取ると言うて諭しあるといえども、さあ/\日々取次の席の掛かり、一つの諭しは難しのやで。今の道に何ぼ程面目や分からんで。さあ/\古き事を、めん/\年々の理が積もれば皆分かり来る。今日も一つの道、夜も又一つの道、あの者は放って置け、この者なれば捜してなりと言う、これが第一いかんで。

 

No. 3 :(211922行)

明治24108日夜11時 陰暦96

『本席御身上足の左付けぎわより腹に掛け、固まり差し込みあるに付伺』

 さあ/\十分刻限知らす、刻限を知らす。刻限まで何にも言わんで。刻限を待たねばならん。

 さあ/\何時やら知れん。その用意をして置かねばならん。程無う/\刻限渡るなら、何時知らさにゃならん。

『暫くすると刻限(午後十二時)』

 さあ/\打ったで。どんな事言うやら知れんで。さあ/\刻限々々話に知らせ置く。内へ戻ったらしんばしらに伝えくれ。急いであった/\、思わく尋ねるか。又々の道を運び掛け。自由しんばしら、万事どういう事掛かる。他に一つこれまで尋ねにゃならん。人間心を集め/\事情尋ねるまで、事情あって事情諭し置く。どんなに思うたとて実々(じつじつ)生涯諭してある。何よの事、人間心に持って尋ねるまで。それ/\一つの話事情定(じじょうさだ)め替えて、一つの初め治めにゃならん。神の言う事要らん、めんめん要らん。それ/\一つ事情治めて了う。談示(だんじ)あるなら人間心に持って、尋ねるまで。思わく事情、一時々々治まりという。さしづ勝手する。しんばしら帰ったら話せねばいかんで。

『又、梶本松治郎、桝井伊三郎、増野正兵衞如何なる事であろうと談じ合いの処へ』

 さあ/\しんばしらは直ぐに悟るで。いんねんといんねんと、又々いんねん。紋型無き処から人間思やん、恐ろしうであった。一時の道のしんばしら、日限事情(にちげんじじょう)一時いかなる世界治まる。皆この道理。人間が人間をまゝにして、一名一人尋ねるまで、帰って来たら直ぐと知らせ。

 さあ/\大事の事、大事の事に不都合、めん/\不都合僅(わず)かの一生尋ねるまで。生涯の理に及ばんで。

『又、引き続き御話』

 さあ/\/\/\変な事を言うで、変な事話し掛けるで。さあ/\どういう事話し掛けるで。よく/\聞き分け。どういう事こういう事難しい事、一つ/\何かの処さしづ。これまでの処さしづの理は違わん。どういう事思わくであった。皆治め来たる。他多(たおお)くの中、万事話済(はなしす)めば一つの運び、一つの理が通ろ。難しい/\、あちらも話聞く。話持って出る。余儀無(よぎな)く話やあろまい。これより先(ま)ず/\暫く何よの事情、諭す理くらいと言うで。要らん諭しの理と、諭しの理で知りつゝの理と言うてはどうもならん。長い間じゃない。僅(わず)かの六七の処及(ところおよ)ぼして、難しい/\理を拵えて通らにゃならん。日限、大抵の世上疑(せじょううたが)う理も無い。あれでは長い運び尽すあたゑ世上疑うまい。何かの処諭し置く。先二三歩の処出て一つ早く自由、他一(たひと)つの心事情無(こころじじょうな)いようにして事情あろまい。僅かの道、十分治めにゃならん。この事情諭してこれからこうせにゃならん。僅かの日柄(ひがら)それからあたゑ事情で、一時結構で、これで事情あっては気の毒。何か万事諭し研究して、戻りたらいなる事情諭して置く。

 

No. 4 :(212599行)

明治241125日午前1時 陰暦1024

『刻限御話』

さあ/\/\やれ/\、まあ/\どうにもこうにもならんだ。あちらも運ぶ、こちらも運ぶ。どんな運びあるも及び難ない/\。だん/\計り難ない。やれ/\これまで/\どうにもならん。こうなるこうなりた道、よう/\という。その際一つ何事言うも、思うも聞くも三つ/\の理がある。これまで皆諭し置いたる。どんな道山坂通るやら、これまでさしづ、どんと計り難ない。暗がりの道、又だら/\暗がりの中明らかなものは道が付く。面白い。若き時、若き時は無い。未だ/\温味の冷めん時。わしもな一代の話、二代三代よう聞き分け。これから刻限の話、頼り頼りは刻限が頼り。間違った事諭せん。山々話説き諭せん。話々諭し合い、いかなる道も盛ん心という。山坂心に幾度心に無き道を忘れて了う。互い/\知らし合い、互い/\の研究諭し合い道という。明るき程に何程に、軽き諭ではない。

 

No. 5 :(2130113行)

明治25112日夜 

『本日昼のおさしづに古き道具破損という処、押して願』

さあ/\尋ね出る/\、尋ね出ねば分かろまい。分からん一日の日を以て、一寸始め掛けたる。どういう事であろう。第一話というは、つゞまる処治まる処、たった一つ治まるというは、所から寄せ来る。寄せ来るからは聞き分けて置かにゃならん。いつ/\も道具に譬えて説いてある。破損なりたるというは、一時諭さにゃならん。修復だん/\する。古き道具でも修復するなら、使わるであろう。互い/\の理そんなら古い道具は破損して、新しい道具はどう。新しい道具は破損は無い、なれど理一つで破損。新しい道具は破損なろまい、理によって破損。善き事は諭しよい、悪き事は諭し難くい。そこで理は皆一度二度三度、だん/\遅れる。この月もよいわ、来月もよいわと言う。よう言わねば取り締まりとは言えまい。治まると言えまい。破損は研究研究一つ急ぐ。小さな事は無いで。大き事破損なり切りたら修復出けん。修復出けんようになりたら組み替い行かんならん。どれだけ修復して何でもという。ぴっしゃり倒けて了うてはならん。いつも説いてある。聞き分けも元に聞かさにゃならん。末は言うまでや。日々早く説いて聞かし、詰まらん時でもどうなりこうなり日が経てば、入ろか行こか。世上へ対してはならん、ぢばへ対してどうもならん。何でも彼でも出る。出掛けてはならん。だん/\にをい掛けてある。修復すればいつ/\まで、倒けてからどうもならん。いつ/\まで伝えて、一つは会議という、せねばなろうまい。

 

 

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公刊本おさしづより  3 おさしづ検索「三千世界」

2018年10月25日 09時51分48秒 | 図書室

おさしづ検索「三千世界」

1件のみ

1巻・337頁・12行
明治22年1月24日
『飯降さと身上障りに付伺』
さあ/\身上々々、身上に不足が出ける。尋ねる処、身上に不足さえ無けりゃ尋ねる事は無い。一時どんならん。どちらやらこちらやら、一寸今の今、一時いつ/\までも日々の事を言うて居る。いつ/\までも同じ事を思うて居る、子供の成人しっかり分かる。今はどういうものや。子供の成人楽しみに、日々に功を積んで居る。皆その通り、いつもいつまでも親の厄介になる者はどんならん。子供の成人三才までは手離しは出けん。神一条の道も、いつ/\までも尋ねてばかり居てはどんならん。辺所の所一人前の人間、三才までの理と同じ事。どんな者もたすけ一条、さづけ一条、だん/\渡してある。分かった上の理、分からん理を今まで運んでは何にもならん。皆よう聞けよ。だん/\の道、幾重の道、長らえて五十年の理を聞け。通りたる処、一時一つの身の障り、速やかと言えば速やか。心の間違いと言えば、どういう事も身の速やかなる理を、一つ諭せよ。なれども、治まりは一日、という事も十分治めて、怖わき恐ろしきこの理よう聞いて、いつ/\までも大抵一通りの理を聞けば、心を澄まし居る。心が澄まんから身の処が澄まん。身の内思やん定め。百十五才と楽しみとしたる処、縮めた処、嘘やと言って居る。百十五才縮めたる処、既に一つの道のため、既に一つの国のため、たすけ一条のため。日本国中やない、三千世界一つの理、始め出したる一つの理。既に丹精の理を失う。何であった。丹精重なる理、幾重重々であろうな。二十年三十年、元一つだん/\の日を了えて、世界より一つの理を運び来て、改めて十分の理を聞かす。あちらへこちらへ出すと言うてござった。なれども早く出さねばならん。今はほんになあ、一日の日を早く急いで掛かる。


 
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