絵画教室アトリエ伊丹ブログ

川西市、西宮市、宝塚市、尼崎市、池田市、豊中市、箕面市近郊。兵庫県・大阪府内最大手の美術予備校/画塾です。

行動力

2024年04月23日 | 美大受験クラス

(モダンテクニック講座作品①)

(モダンテクニック講座作品②)

先日教室ではモダンテクニック講座を実施しました。毎年春の時期に行っておりますが、今年度は例年以上に他校からの移籍組が多いため、初めて参加する生徒が多数を占めました。

講師の実技指導をしっかり見てメモを取ったり、わからないことを積極的に聞きに行く姿も見られました。今年度は行動力がある明るい子が多い印象です。

行動力のある人は自分が知らない知識や経験のないことに興味を持てるため成長意欲やコミュ力も高い傾向にあります。

人見知りする人や話すのが苦手な人は僕の方にメールやLINEなどで相談してください。上手になることと行動力はリンクしています。

(モダンテクニック講座参加者は過去最多でした。)

近年、京都市立芸術大学の入試でもモダンテクニックが活躍する場面が随所にあります。

アトリエ伊丹では20種類ほどの技法を教えていますが、どの技法を積極的に使用するか、組み合わせるかは自由です。

モダンテクニックの練習はこの日で終わりではなく、今後も自分らしい表現方法を模索し続けて欲しいと思います。

(京都市立芸術大学志望の受験生作品)

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初買取り

2024年04月19日 | 美大受験クラス

(今年度初買取り作品/受験生Tさん)

4月下旬。今年度もまだ始まったばかりですが、4月の時点で早速買取り作品が出ました。昨年度初めて買取りしたのが7月だったので、この時期でこの画力は凄いですね。Tさんはすでに周りからも一目置かれる存在になっています。

さてご存知の方も多いと思いますが、当校では優秀な作品を【2000円分の画材で買い取る】というとても素敵な制度があります。鉛筆、練り消し、絵の具、絵筆など色んな画材と交換出来ます。

買い取った作品は教室に掲示又は作品ファイルに保管させて頂き、後輩の参考作品となります。

昨年度1番買取り枚数が多かったMさんは推薦入試で金沢美術工芸大学に合格しました。

2番目のSさん、3番目のNくん、4番目のSくんは京都市立芸術大学に合格し、現在3人は同じクラスメイトです。買取りをした人数は合計7名。全員が国公立美大に進学しました。

実は買取り枚数と合格率は比例しています。買取り枚数が多ければ多いほど合格率が上がると言っても過言ではありません。

まず自分の作品がブログに載ることが第一歩です。(ある程度優れた作品でないと載ることはありません。)そして買取りの声をかけてもらうのが二歩目です。(相当優れた作品でないと買取りはしません。)

新学期が始まってもうすぐ1ヶ月。まだブログに載ったことのない人はまず最初の目標にしてみてください。

 

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石膏像デッサン会のお知らせ

2024年04月17日 | 美大受験クラス

 

 

今年度もゴールデンウィーク特別企画として石膏デッサン会を実施します。

5月6日(月/祝)の14時〜18時制作、18時〜講評会

今回は頭像を4時間で制作して頂きます。

描写対策レッスンに参加経験のある受験生は都合が合わない方を除き、必ずこの石膏デッサン会に参加してください。

また高校1、2年生や最近入会したばかりの受験生及び総合選抜型入試予定の方は、石膏デッサン会か通常レッスンどちらかを選択出来ます。他の曜日からの振替で石膏デッサン会に参加も歓迎します。

『石膏像はデッサンを学ぶうえで必要な要素が凝縮されています。』

まずどのように画面に収めていくのか。(構図) そして形、光の方向、量感、構造、流れ(動き)、画面全体の雰囲気…といった様々なデッサンの要素を段階的に学ぶことができます。

初めて石膏像を描く生徒も多いと思いますが、きっと良い勉強になりますよ。

なお当日石膏像の選択とイーゼルの貸し出しは先着順です。イーゼルは先着25人までで、その他の方は折りたたみ椅子にカルトンを立てかけての制作になりますので、予めご了承ください。

(昨年度の石膏デッサン会の様子)

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モダンテクニック演習

2024年04月15日 | 美大受験クラス

(受験生/通常レッスン作品)

4月中旬。新学期が始まって2週間経過しましたが、教室では引き続き毎日のように新入会が続いており大盛況です。

さて今週土日の対策レッスンでは『モダンテクニック演習』を実施します。昨年度も京都市立芸術大学入試で「にじみ」を使用するという課題が出ましたが、毎年この演習が役立つ機会は多くあります。

最近入会した人や対策レッスン未経験の人など誰でも参加可能ですので、モダンテクニック(下記参照)を学びたい方は是非ご参加ください。

当校ではぼかし、かすれ、線描など約20種類のモダンテクニックを教えていますが、中にはアトリエ伊丹オリジナル技法もあります。当日は担当講師が実技指導のうえ皆さんにも制作してもらいますので、普段から技法が上手くいかないと悩んでいる人はこの機会にしっかり習得してください。なおこの動画が欲しい方は授業終了後に代表に声をかけてくださいね。

(受験生/対策レッスン作品、通常レッスン作品)

(受験生/通常レッスン作品)

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新入会と新講師

2024年04月11日 | 美大受験クラス

(基礎コース対策レッスン作品)

4月上旬。だいぶ暖かくなって過ごしやすい気候が続いていますね。

3月、4月は毎年新入会がとても多い月ですが、今年度は例年を遥かに上回る物凄い人数の方が入会してくれました。4月の時点で教室はすでに超満員です。

和歌山県から1名、奈良県から2名、京都府から3名など新入会者は遠方の方が顕著ですが、一番遠いのが淡路島で、片道何と約2時間半です。しかも南あわじなので、四国の徳島の方が近いという距離です。

アトリエ伊丹を選んでくれた皆さま本当にありがとうございます。

授業の流れや、周りの雰囲気にまだ慣れていない人もいるかもしれませんが、当校の講師陣はみんなとても優しいので、気になることがあればいつでも声をかけてくださいね。

さて今年度は新講師が4名増えました。(児童画クラス2名、美大受験クラス2名)

今年度は4月の時点で例年よりかなり生徒数が多いため、平日に勤務可能な講師を現在も募集しています。例えば大学3回生や4回生で平日が休みの方や大学卒業後も作家志望で制作をしている方など大募集中です。興味のある方は是非ご連絡ください。➡︎講師募集

(受験コース対策レッスン作品)

(受験コース対策レッスン作品)

また少し気が早いですが、来年度の2025年4月〜一緒に働いてくれる美大受験クラスの講師も募集しています。内部生の中で「今年度、京都市立芸術大学に合格して来年の4月からアトリエ伊丹の講師になりたいです。」っていう人いませんか?

ちょうど一年前にNくんが『京芸に受かったら講師やりたいです。』と言ってくれて、それを見事に実現して4月から早速働いてくれています。

というわけで立候補お待ちしています。

 

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大学が求める人物像

2024年04月03日 | 美大受験クラス

今年度も他校から京都市立芸術大学を目指す浪人生が沢山入会してくれました。

勿論皆さん現役で志望校に行きたかったのは当然ですが、浪人するか、第二志望校に進学するかでかなり葛藤があった人もいたと思います。

特に学科も頑張っていて、実技模試でも結果を出していた子のショックは計り知れないはずです。

実技本試験である程度手応えがあったのに、結果が伴わなかった人は成績開示するまで、モヤモヤが収まらないかもしれませんね。

さて昨年度合格したNくんの言葉を引用しますが、京都市立芸術大学を目指す子は今一度大学側が求める生徒像を確認して欲しいと思います。➡︎合格者の声

下記画像は3年ほど前にブログにアップした内容(題名「意識すること」)ですが、なぜか最近になって生徒から「この内容本当ですか?」という問い合わせが殺到しているのでお答えしますが、紛れもない事実です。

まずSくん。Sくんが毎日立体を制作し始めたのには理由があります。ask夏期京芸模試で立体が倒れて、最下位になってしまったことが切欠です。その悔しさをバネにその日以降、1日1体の立体を自宅で黙々と制作するようになりました。その結果ask直前京芸模試では、総合1位に。本試験でも立体220点を獲得しました。失敗したことを次に活かしたとても良い例だと言えます。

次にTさん。Tさんは現アトリエ伊丹の講師でもあります。朝の方が集中して実技制作ができる自分の性格を考え、毎日4時に起床し、『作品制作をしてから学校に通う』というのを高校3年生の1年間続けました。Tさんもask直前京芸模試で総合4位という上位成績を取っています。自分の性格に合った計画的な学習方法だと思います。

最後にYさん。Yさんは元々とても学力が優れていたため、学校の先生には京大や阪大を勧められていました。最終的に進路を京都市立芸術大学に決め、高校3年生の春に入会してくれました。共通テスト1ヵ月前から画塾を休み、勉強に全集中しました。その結果9割弱の共通テストの点数を取っています。この点数は歴代全生徒の中でも最高得点で、いまだに破られていません。

上記の内容を読んで「ものすごい人がいるなぁ」と思うかもしれませんが、ごくごく普通のことです。難関美大に合格したいなら、自分らしい努力の仕方を見つけることが必要です。

例えば僕がアトリエ伊丹を開校して4月で14年目になります。その間3588回授業がありましたが、丸13年間無遅刻無欠勤です。すごいことでしょうか?これも普通のことです。

「凡事徹底」という言葉をご存知でしょうか?

「誰にでもできることを、他の追随を許さないほど徹底して行う」 という意味です。当たり前のことを当たり前にできるからこそアトリエ伊丹は毎年成長し続けています。

大学の求める人物像は、自らの考えで行動を起こし具体的な努力を続ける人ではないかと思います。

 

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2023年4月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2024年03月30日 | 対策レッスン
3月末。春らしい穏やかな天候が続いていますね。もうすぐ新年度、心機一転頑張りましょう。それでは4月対策レッスンの案内をします。
 
※実技試験のある志望校を目指している高校1年生は月1回以上、高校2年生は月4回以上、高校3年生は全ての対策レッスンに参加してください。(総合選抜型/体験型入試予定の生徒は任意です。)

◆基礎コース(高校1、2年生/実技経験の少ない高校3年生・浪人生) 

4月6日(土)色彩 TA先生 テーマ「かぜ(風)」「けむり(煙)」をテーマに与えられた用紙にそれぞれ色彩表現しなさい。(1991年度京芸過去問)」

4月7日(日)描写 TS先生 「鏡、ホース、軍手(2021年度成安造形大学特待生モチーフ)」

4月13日(土)立体 TA先生 テーマ「『走る』をテーマに与えられた材料を使って作りなさい。(2000年度京芸過去問)

4月14日(日)描写 N先生 モチーフ「ビニール傘(透明、黄色)(1996年度京芸過去問)」 

4月20日(土)描写 TA先生 モチーフ「白扇、箱、タオル(2001年度京芸過去問)」

4月21日(日)色彩 N先生 テーマ「山・空・川・地(画面を4分割して技法演習)」

4月27日(土)描写 TA先生 「風船、プラスチック棒、発泡スチロール(2006年度京芸過去問)」

4月28日(日)立体 N先生 テーマ「空気を支える形」を立体表現しなさい。 (2020年度京芸過去問)

 

◆受験コース(高校3年生・浪人生)

4月6日(土)描写 I先生 モチーフ「4種類の紙、ポリ袋(2001年度京芸過去問)」

4月7日(日)①色彩 N先生 テーマ「ハケの特性を活かした色彩構成(2023年度京芸過去問) ②描写 TS先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

4月13日(土)描写 I先生 モチーフ「りんご、タオル、ビニールバッグ(2008年度京芸過去問)」

4月14日(日)①立体 TS先生 テーマ「『走る』をテーマに与えられた材料を使って作りなさい。(2000年度京芸過去問)②描写 N先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

4月20日(土)①色彩 I先生 テーマ「火・水・木・光(画面を4分割して技法演習)」②描写 TA先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

4月21日(日)描写 TS先生 モチーフ「ポリ袋、スコップ、ペットボトル、軍手(1999年度京芸過去問)」

4月27日(土)①立体 I先生 「直径30cmの円形台紙上に自由に立体を作りなさい。」(1978年度京芸過去問)②描写 TA先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

4月28日(日)描写 TS先生 モチーフ「巻き紐と手(2010年度京芸過去問)」

 

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2024年度美大受験クラス 総評

2024年03月26日 | 美大受験クラス

先日、国公立後期入試の合格発表があり、アトリエ伊丹も今年度の受験が全て終了しました。

受験生の皆さん本当にお疲れ様でした。

さて今年度の美大受験クラスは過去最高の受験者数で特に国公立志望者が例年よりも多かったため、最後の最後まで気の抜けない1年でした。

今年度は例年以上に受験生の実技レベルが高かったので、国公立受験者(特に京都市立芸術大学)のほとんどが合格すると思っていましたが、望む結果を得られなかった子もおり、特に安全圏だと思っていた子が不合格になったことにとても衝撃を受けました。

普段通り冷静に考えれば正解を導けたはずなのに解釈を間違ったり、大きな失敗をしたケースもありました。逆に経験の浅い生徒が受験本番で最高の作品を制作して合格を勝ち取った人もいました。

結局のところを『本番の作品の出来栄え』がすべての明暗を分けました。

昨年度合格した人が今年度合格できるとは限らないし、モチーフ、テーマ、材料等が変われば、多くの合格者が入れ替わるのが京都市立芸術大学受験の特徴です。もちろん運の要素もありますが、運は努力した者にしか訪れないし、小さなことの積み重ねだと思います。

さて3月になって外部浪人生が一気に増えましたね。1ヵ月間での新入会者は過去最高の『48人』でした。新高校1年生も沢山入会してくれました。

最近のアトリエ伊丹の傾向は、京都市立芸術大学などの国公立美大を第一志望とする子が大半を占めるようになり、また遠方から参加する生徒も年々増えていて通学範囲が毎年のように拡大しています。

今月は特にアトリエ伊丹ブログを見て入会を決断して頂いた方が多かった印象です。現在このブログは1日2000人以上の方に見て頂いています。おそらく関西の画塾のブログの中ではトップの閲覧数になるのではないかと思います。

閲覧数が多い理由は、内容が充実していることもそうですが、作品画像の多さと更新頻度だと思います。今年度だけでも531作品もアップしていますから。これほどの作品を出している画塾は全国的にもないんじゃないかな。入試解説や再現作品のアップもめちゃくちゃ速くて驚いていた人も多かったのではないでしょうか。

こういったマメな努力が積み重なって人数増加に繋がっているのではないかなと思います。

今年度は過去最多の受験生を送り出しましたが、来年度はまたさらに大幅更新しそうです。来年度も皆さんよろしくお願いします。

(来年度受験生なる生徒の立体作品/テーマ=器)

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2024年度 京都市立芸術大学 合格再現作品とコメント

2024年03月21日 | 美大受験クラス

本日は2024年度京都市立芸術大学に合格した人の中から一部の生徒の作品とコメントをアップします。(4月末頃まで不定期でこのページを更新します。)

アトリエ伊丹では毎年京都市立芸術大学に沢山の合格者を輩出していますが、合格再現作品の制作、作品コメント、合格者の声、成績開示の連絡等は完全に任意としています。協力頂いた皆さん本当にありがとうございます。

 

◇描写「下記の条件に従い、「止まっている水」と「動いている水」の二つの状態の水が入ったプラスチック容器2点を構成し、答案用紙に鉛筆で描写しなさい。」 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

例年とは異なる課題文で驚きましたが、出題者が何を意図しているのかを考え、できる限り冷静に取り組みました。 課題文を見てどのような構図が適切か考えたとき、縦構図の中で容器を浮かせて出題の特徴を最大限に活かすものが良いのではと思ったことから、今回思い切った構図に挑戦することを決心しました。 周りは横構図が多く、容器を浮かせている方もほとんど居らず、終始不安でしたが自分を信じて進めました。 途中も何度も課題文を確認し、絶対に違反はしないように注意した上で水らしい描写になるようにも気をつけながら最後まで描き上げました。

 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

シンプル且つ動いている水を目が留まるポイントに構成し、現物のモチーフの印象から離れない大きさで構図を収めることを意識しました。透明ボトルと水という二つのモチーフならではの影と、光の現象を意識して描き込みました。

 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

課題文を読み、「動いているモノ」を描くという突飛な課題の年だと瞬時に割り切ることで、焦らず冷静な制作時間を多くとることを心がけました。構成の積極性を捨てた代わりに、普段の型を崩さないような形取り、動く水や影の観察の豊富さ、また自身の武器である描写の丁寧さを大切にして進めました。

 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

問題文を見た時は少し動揺しましたが、何が問われているのか基本的なところから考えて、「対比関係となる構成」と「水の描写感」を大切にしました。動いている水の方は浮かせてもいいとのことでしたが、浮かせて描くのは難しいと思いベタ置きにしました。しかしその結果、消極的な構成になり点数が伸びにくい作品になってしまいました。

 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

「止まっている水、動いている水」というお題で、条件に動いている水は浮かせてもいいと記載されていたので、浮かせる選択をしました。できるだけ目に留める積極的な構図を意識しました。また水の表現に意識を取られすぎて、プラスチックの容器自体の立体感を崩さないようにしました。

 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

動いている水を描ける気がしなかったので、後ろに追いやってしまったのは良くなかったです。水のキラキラした感じや、プラスチックの容器がツルツルした印象は楽しんで描けました。

 

【京都市立芸術大学 描写合格再現作品とコメント】

普段の静物デッサンと明らかに違う出題だったので、焦らず冷静に構図・構成を吟味し、水の観察と全体感だけは失敗しないように強く意識しました。「浮かせてもよい」という条件だったので、高く浮かせて積極的に答えられるように、縦画面を選択しました。台紙に落ちる影も水独特の要素だと感じたので、普段以上に丁寧に描写しました。とにかく積極的に、楽しんで描くことを意識しました。

 

 

◇色彩 「テーマ「光」与えられたフィルムの観察からテーマを発想し、にじみの効果を活かした色彩構成をしなさい。」

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

オーロラフィルムを観察して「光」をテーマに表現するというシンプルな課題だったので動揺することなく短時間でエスキースが決まりました。自分の長所はとにかくバチバチに描き込むことなので、1秒も無駄にすることなく制作しました。納得できる作品が完成したので、「これはもう絶対に受かった。」と思いました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

ポスターカラーが配布されて今年も持参した絵の具は使えないと悟りましたが、テーマや技法の指定があったため去年より解答の方向性は明確だと思いました。またフィルムの観察からテーマを発想することが求められたので「フィルムを描くモチーフ構成」の選択肢は消し、「観察から抽出した要素による抽象表現」を選択し、構想に1時間以上かけました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

オーロラフィルムの細部の入り組んだ光の反射を描きました。色味の変化を豊かにして鑑賞者が見てて飽きないような画面作りを心掛けてにじみの美しさ保つように作業しました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

通常レッスンで過去問演習をやっていたおかげで求められていることが2020年の色彩過去問の「皺(しわ)」に似ているとすぐに分かりました。求められてることを意識しながら、光感が出やすいトンネル構成にし、にじみを使ってオーロラフィルム特有の質感を表現しました。今までやってきたことを応用しながらテーマに合わせることができたと思います。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

課題文を見て、テーマの中で「光」が一番重要でフィルムは要素の抽出のみだと解釈し、ただの「フィルムのモチーフ構成」にはならないよう、皺は拾わず光り方の特徴に注目して観察しました。昨年と同様、制限された画材の中で制作するものだったので、ポスターカラーの特徴を考えて、意図しない色の重なりで作品が濁らないように慎重に色を置いていきました。放射線状の構図は被ることが予想できたので、メイン部分はフィルムの独特の光り方に焦点を当てました。技法の指定もあったので、にじみをメインに、画面の全体にもにじみを使うように意識しました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

配布されたポスターカラーと、問題文の「にじみの効果を活かした色彩構成」という言葉から、昨年度と似たような出題だと思ったので、抽象的に描くことに決めました。「フィルムの観察からテーマ『光』を発想」と書かれていたので、フィルムそのものではなく、観察して得た光の印象を表現しました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

フィルムの観察、光、にじみと考えることが多い問題だったので、優先順位を考えたときにまず「光」らしい作品にすることが最重要だと考えてエスキースを始めて、そこにどうやってフィルムの要素を入れるか、にじみを使うかを考えました。にじみがより効果的に見えるように、なるべく技法を絞りこんで使うべきだと考えたため、あまりあれこれやりすぎるのではなく、ベタ塗りとにじみだけで表現するように意識しました。「光」は波に似た動きをすると聞いたことがあったので、フィルムの透明感と波の動き、光の届き方などをポイントに制作しました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

とにかく、にじみがはっきり見えるようにすることと、光感がしっかり伝わるかどうかを重視して描きました。あくまでもテーマは「光」で、フィルムを「観察して」と書かれていたので、モチーフ構成寄りなのかなと考えました。色は制限があった中でいつもの色を出せて良かったです。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

お題はじっくり読み解きました。モチーフ構成でもなく、イメージ表現でもない曖昧なお題だなと思ったのが第一印象でした。ただ整理すると、フィルムは自分の絵を構成するヒントとなるものであり、あくまでテーマは「光」なんだと自分の中で解釈できました。そこからはパッと見た時の印象が強く光を感じる作品を意識して迷いなく描くことができました。

 

【京都市立芸術大学 色彩合格再現作品とコメント】

問題文を読んで昨年度と同じように抽象的な表現を求められていると思い、画塾で教えてもらったモダンテクニックで勝負することにしました。途中まで光感もオーロラフィルム感も出ていたのですが、描き込み過ぎてどちらの印象も弱くなってしまいました。ただ支給されたポスターカラーはほぼ全色使い切り個性的な作品になったと思います。

 

 

◇立体 「4色の色画用紙を使って、「明快な立体」を制作しなさい。

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

エスキースも作業も素早く終らせることが出来て、時間が50分ぐらい余ったのですが、明快な立体という抽象的なテーマには具体的な作り込みは要らないという選択が最良だと判断し、条件違反をしていないかを確認しながら時間が過ぎるのを待ちました。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

「明快」の辞書的な意味から、「何を明快と設定したか」が率直に伝わる立体空間であれば良いと解釈し、自分は「光源が明快な立体空間」と設定しました。黄色と青色の画用紙を表裏で貼り合わせて1枚の素材として利用し、光が当たる面とそうでない面として色の対比を活用しました。また「白い面に設置すること」も解答要素だと考え、青色の画用紙を台に貼り付け影のようにし、テーマ性と視覚的効果を出そうとしました。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

今回のようなシンプルな課題には慣れていたので、取り組みやすかったです。青色とグレーの紙を使って硬さを、黄色と白の紙を使って柔らかさを表し、対比関係を作ってテーマである明快さに答えました。柔らかい方のフォルムの作り方は、以前通常のレッスンで作った形をそのまま応用しました。自分の持っていた手札をテーマに合わせて少し変えることでできた作品だと思います。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

「明快」というテーマの解釈に迷いましたが、制作者の意図が分かりやすく伝わること」が重要視されているのではないかと考え、青と黄のコントラストをシンプルに見せる形にしました。実は1時間半の段階まで迷走しながら全く違う立体を作っていたのですが、シンプルな形に切り換えて作り直したことで命拾いした気がします。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

「明快」というテーマと問題文を見た時、シンプルな形でスタイリッシュなデザインを作れば限りなく正解に近づくだろうと考えました。青色と灰色の紙の面積を増やすと明快とは離れた雰囲気になると思ったので一番大きい立体に白と黄色の紙を使いました。円形や四角形よりも、三角形系のほうが「スタイリッシュなデザイン」に近づくと考え、三角形を基礎とした形からアレンジして形を考えました。問題文にある「土台の白い面を使え」という項目を見逃していて、途中まで茶色の面に立体を貼り付けていたので問題文は試験中何度も見返すことが重要だと思います。簡単なデザインだからこそ細部は綺麗に見えるよう細心の注意を払いました。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

「明快」というテーマからシンプルな形が求められていると考え、自分の引き出しの中で今回のテーマに一番しっくりくるものを選択しました。色画用紙の使い分けにはこだわってまとまった作品になったと思います。試験が終わった後も「明快な立体」=???となってしまい、正解がわからなかったので満点作品を見てみたいです。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

テーマ補足の「筋道が明らかですっきりしていること」から、二つ立体の隙間の道を見せ場にしようと考えました。また過去問の『陰影』に似ていると思い、その時に制作した作品と似た形を作ることにしました。スッキリした印象の作品が出来上がりましたが、少し単調でありふれた立体になってしまったので、どう評価されるか不安が残りました。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

テーマが「明快」だったので、なるべく単純な形で装飾的にならならいように心掛けました。「道筋がはっきりしていること」と書かれていたので、円形は使わず、直線にして進む道筋を明確にしました。ただ、正面から見た時、紺色の紙の面積が小さくなってしまったのが惜しかったです。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

描写・色彩とは異なり、通常通りの出題だったのが意外でした。テーマだけは外さないでおこうと決めていたので、課題文にあった「筋道」という言葉を意識した立体を制作しました。有彩色が青黄の組み合わせで、無彩色の画用紙もあったことから色での対比でも明快さを表現しなさいということだと考え、メインに青と黄の色相、明度対比と直線のラインを使い、明快さを表現しました。また、立体の中でサブとなる部分では灰色と白色を使い、メインを分かりやすく惹き立てられるように比較的明快らしくない部分も作り、そこからメインに向かって段階的に「明快」らしくなるように色を配置しました。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

アルファベットの『C』の形を複数作りそれを構成して、筋道を表現しました。明快な立体かと言うと少しズレている気がして自信がない作品になりました。造形的には美しく作れたのは良かったと思います。

 

【京都市立芸術大学 立体合格再現作品とコメント】

「明快」という言葉の意味まで問題文に書かれてあったのでそこから外れないものを作ればいいんだなと考え、「すっきり、道筋明らかで造形的に気持ちの良い作品」を作るようにエスキースを始めました。無彩色と有彩色それぞれ2色ずつ、有彩色は青色と黄色という対比の強い色だったので、この2色を見せ場に使い、見せ場以外は無彩色にすることで、メインがはっきり見えるようにしました。スタイリッシュに全体の形は直線的にして、見せ場は曲線的に処理することで、より明快に見せ場が際立つように制作しました。

 

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画塾の料金について考える

2024年03月12日 | 美大受験クラス

(2024年度京都市立芸術大学合格者 通常レッスン作品)

(2024年度京都市立芸術大学合格者 対策レッスン作品)

物価高が続いている昨今。

他校に通っている皆さんは画塾の料金に満足していますか?

特に難関美大の実績を売りにしている画塾は料金が極めて高額なのが特徴です。アトリエ伊丹はその中で開校以来一度も月会費を上げておらず、毎年国公立美大に実績のある画塾の中で全国最安値です。

さて今年度、関西最難関美大である【京都市立芸術大学】に21名の合格者を輩出し、アトリエ伊丹は兵庫県、大阪府の全ての画塾でNo1になりました。

その影響もあって浪人生だけでなく、現役生で転塾を希望している子が急増しています。

転塾はしたくないけど今の画塾の学費に不満のある方は、一度アトリエ伊丹の説明会に参加したうえで価格交渉をしてみてはどうでしょうか?

指導には満足しているけど、料金には?っていう人はかなり多いと思います。他校の年間学費って物凄く高いですからね。例えば夏期講習会や直前講習会だけでそれぞれ10万円以上かかる画塾は沢山あります。

画塾の相場って実は決まっていないんです。そのため画塾の言い値なので仕方ないと思って支払っている方が大半だと思いますが、明らかに家計のご負担になっているはずです。当校はよく『料金が安い画塾』だと言われますが、受験生(現役生)なら月20000円ぐらいかかります。安いでしょうか?僕個人としては塾代に月20000円ってそんなに安い料金だとは思いませんし、比較するとどうしても他校は高すぎると感じてしまいます。

アトリエ伊丹の年間学費は他校の3分の1です。

年間学費60万円で実績が少ない画塾と、年間学費20万円で実績がどこよりも多いアトリエ伊丹。遠いからと敬遠せずに一度当校の様子を見にきても決して損は無いと思います。(梅田から15分、神戸から25分。例えば梅田駅から15分歩いたところに画塾があるのなら、当校は伊丹駅からたったの徒歩1分なので時間的に変わりません。)

伊丹は天王寺や神戸などからも意外と近いです。(天王寺からの片道運賃は420円、神戸三宮からは290円)

現在アトリエ伊丹には兵庫県の淡路島、加東市、姫路市、三木市、大阪府の高槻市、富田林市、堺市、河内長野市の他、奈良県、和歌山県、京都府からも通学生がいます。

無料説明会では今年度の京都市立芸術大学の合格再現作品を兵庫県、大阪府のどこの画塾よりも多く展示します。京都市立芸術大学が第一志望で他校に通学中の方も説明会の参加が可能です。

学費って一番わかりやすいその画塾の本質だと思います。どれだけ儲けたいかの表れだとも言えます。画塾の料金形態に疑問を持ってみてください。僕は学費が高過ぎたり、指導力がない画塾は淘汰されるべきだと思っています。そうすることで自分のように情熱を持った新しい画塾が生まれてくるはずです。

生徒が増えるのは偶然で、生徒が減るのは必然のことです。信用を得るには非常に時間がかかりますが、失うのは一瞬です。経営は自分本位であってはならないと思います。謙虚でなければ存続は出来ません。

他校に在籍する京都市立芸術大学志望の方は是非一度アトリエ伊丹へ。

(120名参加可能なワンフロアの教室は関西最大です。)

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京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000円 /ネット生授業料無料


2024年度国公立前期入試結果

2024年03月07日 | 美大受験クラス

3月7日(木)、昨日と今日に美大受験クラスの国公立前期入試の合格発表がありました。

今年度は【京都市立芸術大学】に21名の合格者が出ました。

5年連続二桁の合格者が出たのも、とても素晴らしい結果です。

他にも金沢美術工芸大学、愛知県立芸術大学、京都工芸繊維大学、富山大学、静岡文化芸術大学、大阪教育大学、岡山県立大学、長岡造形大学など多数の国公立大学の合格報告が届いています。

 

【アトリエ伊丹のメリット】

①年間学費が全国最安  ➡︎ 他校は月会費が安くても夏期講習会や直線講習会などが非常に高額に設定されているケースが多いです。(当校は各講習会費が別途不要) 特に京都市立芸術大学に実績のある他の画塾は、夏期講習会、直前講習会などでそれぞれ10万円以上かかり、年間学費は60万以上にもなります。当校はその1/3以下の料金です。

②生徒数が兵庫県・大阪府内で最多 ➡︎ 京都市立芸術大学を目指す人は、同じ志望校の生徒作品を参考にするなど、沢山の刺激を受けることができます。またやる気のある真面目な生徒が多いので、モチベーションも上がりやすいです。周りの生徒と切磋琢磨しながら上達できます。

③講師数も兵庫県・大阪府内で最多(25名以上)➡︎ 講師が一緒に制作するなど生徒との距離が近く、授業中は常に一人ひとり周りながら細かく指導します。特に京都市立芸術大学を目指す人は、多数の京芸出身講師から様々なアドバイスがもらえるので、実技が短期間で飛躍的に伸びます。またアトリエ伊丹は1校舎のため、教室代表は美大受験クラスの全ての曜日、時間帯で指導にあたります。

④割引制度が充実 ➡ 浪人割などの割引もあり年間学費は非常に安く学ぶことができます。京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費がなんと19万8000円です。現役生も月会費週5回でも最大21000円です。

⑤入会時10000円相当の画材プレゼント ➡ 画材プレゼントキャンペーンは定員になり次第終了しますので、お早めにご検討ください。なお美大受験で必要な画材は全て教室で販売していますので、画材店に行って購入する手間も省けます。(定価の2~5割引き)

 

【3月無料説明会のお知らせ】

新年度に向けて体験教室無料説明会の申込受付中ですが、現在予約、問い合わせが殺到している状態です。

特に来年度は教室開校以来最多の高校1・2年生が在籍しているため、すでに空き席がほとんどありません。満員になり次第受付を終了しますので、入会希望の方はお早めにお申込ください。

 

【ネット通信コースのお知らせ】

今年度も多くの合格者を輩出した京都市立芸術大学ネット通信コースですが、来年度はすでに生徒が超いっぱいで過去最高の人数がすでに入会しています。

何と言ってもアトリエ伊丹のネット通信コースの最大の魅力は、【授業料が無料】という点です。(但し地方在住(兵庫県・大阪府以外)の人に限るなど条件があります。)

定員の関係で、ネット通信コースの入会を希望される方はお早めにお申し込みください。

 

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(※京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000円 /ネット生授業料無料)


3月無料説明会&京都市立芸術大学浪人生割

2024年03月04日 | 美大受験クラス

アトリエ伊丹では3月の毎週土・日曜日19時~20時と3月20日(水/祝)、22日(金)、29日(金)、30日(土)、31日(日)13時~20時に無料説明会を実施します。3月の説明会は43枠先着順となります。昨年は全枠が満員となりましたが、今年も沢山お問い合せを頂いていますのでお早めにご予約ください。(体験教室も毎週土日に募集中です。)

先着10名限定!!京都市立芸術大学志望の浪人生対象【年間学費198,000円(税込み)】(週5回月額16500円!夏期・直前講習などにかかる料金、材料費、モチーフ代、消費税なども全て含んだ価格です。)

高校3年生の週5回21000円でもかなり割安ですが、浪人生はさらに毎月3000円引き、さらにさらに京都市立芸術大学を目指す浪人生は毎月4500円引きとなります。

さて無料説明会についてですが指導内容、実技試験、学科、就職のことなど何でもご相談ください。教室代表と生徒(保護者様)のみの1対1で細かく丁寧に説明させて頂きます。

京都市立芸術大学(2024年度合格再現作品も展示予定)、東京藝術大学などの作品など1000点以上を閲覧できます。

3月は他の画塾でも無料説明会や体験会を行っていますが、入会を検討される皆様が最も気になるのはやはり「料金」「合格実績」ではないでしょうか?

アトリエ伊丹は絶対の自信があります。だからこそ他校の【料金・合格実績】と比較してください。

まず年間学費は毎年国公立美大に合格実績がある画塾の中で全国最安価格です。

例)高卒京芸志望者(週5回)=年間学費19万8000円(16500円×12ヶ月)

  高校3年生(週5回)=年間学費25万2000円(21000円×12ヵ月)

  高校1年生(週1回)=年間学費12万円(10000円×12ヵ月)(※毎月月回数は選択できます。)

例えば京都市立芸術大学を目指す受験生の場合、他校でしたら各講習費(春期、夏期、冬期、直前)のみで20万円を超えてしまい、月会費と合算すると年間学費は50万円~80万円が相場です。当校は講習会費は別途不要です。

次に合格実績ですが、アトリエ伊丹は合格者総数(2023年度は169名)は兵庫県・大阪府の全ての画塾の中で【No1】です。

2021年度京都市立芸術大学合格者16名 ➡︎ 全国2位(1校舎あたり全国1位)

2022年度京都市立芸術大学合格者14名 ➡︎ 全国3位(1校舎あたり全国1位)

2023年度京都市立芸術大学合格者18名 ➡︎ 全国3位(1校舎あたり全国1位)

今年度(2024年度)の京都市立芸術大学の受験者は過去最多!

京都市立芸術大学を目指す中高生、高卒生は是非アトリエ伊丹をご検討ください。

 

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(※京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000円 /ネット生授業料無料


2024年度 京都市立芸術大学 実技入試解説

2024年03月04日 | 美大受験クラス

(2024年度京芸入試再現作品 3月3日(日)20時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月2日(土)21時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 2月27日(火)20時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月5日(火)20時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月4日(月)20時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月2日(土)17時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 2月27日(火)19時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 2月27日(火)23時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 2月28日(水)13時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 2月29日(木)18時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月2日(土)21時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月3日(日)20時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月3日(日)21時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月2日(土)21時アップ)

(2024年度京芸入試再現作品 3月4日(月)21時アップ)

◇描写「下記の条件に従い、「止まっている水」と「動いている水」の二つの状態の水が入ったプラスチック容器2点を構成し、答案用紙に鉛筆で描写しなさい。」 (※2月25日(日)20時更新)

今年度は条件がかなり多く、問題文で問われている「止まっている水」と「動いている水」の2つの状態を構成し描写するという出題でした。

これまでは与えられたモチーフを卓上に並べて構成し描写するのが基本でしたが、今年度は水の入った片方のプラスチック容器を手で動かしながらそれを観察して描写するという、今までにない指示の多い課題でした。

水の変化の違いをそれぞれ描き分けられているか、またプラスチック容器の形の正確さ、立体感や質感の表現なども重要な評価ポイントです。

今回は色彩や立体科目のように条件がかなり具体的に書かれているため、見落としや違反が無いように心がけることがかなり重要です。

条件は以下の内容です。

①2つのプラスチック容器に、ペットボトルの水を任意の量移し入れ、フタをしっかりと閉めること。

②「止まっている水」の状態のプラスチック容器1点を台紙上に配置すること。

③もう一点のプラスチック容器を手で動かして、「動いている水」の状態を作ること。このプラスチック容器の描写は、台紙上に接地していても、浮いていてもかまわない。

④③のプラスチック容器を持つ手は描かないこと。但し、手で隠れている部分は描くこと。

⑤ペットボトルは描かないこと。試験開始約20分後に回収します。

これらの条件から出題の意図を読み取り、描写しなければならないため、まずは文章を繰り返し読んで線や丸をつけることが大切です。縛りが多いため、減点になるようなことをしていないか確認を怠ってはいけません。

そして「動いている水」を持つ手はモチーフとして扱われないため、隠れている部分は想定しながら補っていく必要があります。「動いている水」のプラスチック容器を手前に、「止まっている水」を奥にする方が描きやすい構成だと言えます。

また「動いている水」のプラスチック容器は浮いてても、台紙上に設置していてもどちらでもいいと記載されていますが、これも浮かせたほうが迫力が出やすい画面になったと思います。台紙上に設置した方が明らかに描きやすく、浮かすことのリスクを考えれば挑戦している人の方が評価される可能性が高いと考えられます。

与えられた2つのプラスチック容器の大きさや比率を間違わないことももちろん重要ですが、今回は構成に対するアプローチの仕方(消極的にならないこと)と水に対する描写力、出題に対する柔軟性や対応力が特に問われてた課題だと推測されます。

 

◇色彩 「テーマ「光」与えられたフィルムの観察からテーマを発想し、にじみの効果を活かした色彩構成をしなさい。」 (※2月25日(日)20時更新)

今年度の色彩課題は「光」というテーマで、"光"とは目に明るさを感じさせるもの。太陽・星・電球などの発光体から出る光線。主に可視光線の事を指します。

上記の光の持つ特性を理解した上で、与えられたフィルムの特徴を観察して感じた光の美しさからテーマを発想し、にじみの効果を活かした画面構成が必要になります。

またオーロラフィルム、ポスターカラー12色セット、ティッシュが与えられている事を考えると、今年度も昨年度の課題である「ハケの特性を活かした色彩構成」と同じく、与えられた素材の特性を活かしつつ画面内で指定された絵の具、材料、技法を的確に用いた構成力が問われています。

今回の課題は大きく分けて

①光の特性の理解

②与えられたフィルム(オーロラフィルム)の特徴の把握

③指定された12色セットの中での混色の色幅

④ティッシュを用いたぼかし表現

⑤答案用紙の塗り残しの処理

が鍵となっており、これらのキーワードを十分理解した上で画面内で適切な表現ができているかが重要です。

また今回の課題文にある「テーマを発想し」という言葉から、ただ単調な"光感"のある画面構成にしてしまわないよう、受験者にある程度フィルムが放つ「光」の印象を委ねられています。但し「自由に」や「イメージを広げて」という言葉がないため、フィルムの印象を無視した光感のある画面構成にしてしまうと出題者の意図とはズレてしまいます。またただ与えられたフィルムをそのまま描写するだけというのも適正ではありません。

次に「色彩構成」という言葉ですが、色の組み合わせや、形と空間的バランスにまとまりのある画面を作ることを目的とする課題のことを指します。色彩構成の基本は、シンプルにアイデアやイメージを見る人に分かりやすく伝えることです。

昨年度の傾向からしっかりと自分なりに課題を解釈し、テーマに沿った作品は例年通り評価され、課題文を読み飛ばしたり、「光」に対してのテーマ設定が出来ていない作品は厳しい評価になると推測されます。

今年も引き続き注意事項に記されていた塗り残しに関しても、与えられた画用紙の白は無彩色で"一番明度の高い色"として扱えば、適切な構成が組めたと思います。

その他の採点基準としては、構成のバランス、色の綺麗さ豊かさまとまり、発想の面白さ、丁寧さや完成度の高さなどが評価されると思います。

 

◇立体 「4色の色画用紙を使って、「明快な立体」を制作しなさい。 (※2月26日(月)15時更新)

※「明快」・・・さっぱりとして心地のよいこと。筋道が明らかですっきりしていること。

今年度の立体課題は、「明快な立体」をテーマに与えられた材料で表現するという課題でした。

支給された制作用材料は4色の色画用紙が1枚ずつで、白・黄・青・グレーという組み合わせが与えられました。この4色の色画用紙+白色段ボールの答案用台の組み合わせと課題文に「明快」という言葉の意味が記載されている事から、そこに出題者の強い意図が込められているのが読み取れます。

画用紙の色味には無彩色の白、グレー、有彩色の黄、青が存在しており、補色である黄・青がメインとなる立体を作ることで「明快」を強く表現することが求められていると推測されます。

今回のテーマは、常日頃の立体で言われている造形美や洗練された分かりやすい形を作ることが最も重要であり、シンプルで美しい立体であるかどうか、素材も的確に扱えているかどうかが問われている課題だと言えます。

これまでと違う点として、答案は答案用台の白色の面に行うこととありました。これは与えられている色画用紙の中に白が含まれていることも考慮すると、台紙に接する画用紙の色の選択や視覚的に色と形をどう見せていくかが評価ポイントになると思います。

「明快」の言葉の意味として、さっぱりとして心地よいこと、筋道が明らかですっきりしていること、と書かれているように、1つの立体の中に4色の色画用紙が心地良く見えてくるものが評価されると予想出来ます。黄、青を見せようとする意識は大切ですが、白、グレーと分離して見えてしまったり、流れが唐突な造形を作ってしまうとテーマから逸れてしまうため、あくまで客観的に見た時の全体の流れや色の配置、バランスを意識して表現出来ているかどうかがポイントだと考えられます。

また立体の課題における基本事項もしっかりとクリア出来ている必要があります。条件違反が無いか、縦・横・高さの範囲内で立体が収まっているかどうか、倒壊の心配が無いか、これまでの対策で意識してきたポイントは漏れなく押さえるのが大切です。紙立体はしっかりと固定すれば倒れることはあまり無いですが、重心が傾いて不安定になったり、台紙の上での位置のバランスがズレていると、見栄えにも影響してしまいます。

設置や構成のバランスも含めてテーマを感じる立体になっているかどうかも非常に重要なポイントです。

 

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2024年3月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2024年02月28日 | 対策レッスン
2月末。国公立前期入試を受験した皆さん本当にお疲れさまでした。

まだ中期・後期が残っている人や第二志望校が決まっていない人は引き続き対策レッスンに参加してください。(京都市立芸術大学受験者は再現作品のご協力をお願いします。)

高校1年生や実技経験の少ない高校2年生は、3月から対策レッスンに毎週参加(月4回以上)となります。土日登録で難関美大志望者は毎回対策レッスンに参加してください。(入会したばかりの方は通常or対策レッスン選択可)

対策レッスン経験が豊富な高校2年生は受験生と合同で対策レッスンを行います。

※実技試験のある志望校を目指している中学生・新高校1年生は月1回以上、新高校2年生は月4回以上、新高校3年生は全ての対策レッスンに参加してください。(総合選抜型/体験型入試予定の生徒は任意です。)

 

◆基礎コース(中学生、高校1年生 / 実技経験の少ない高校2年生)

3月2日(土)描写 TS先生 モチーフ「瓶、ケーキ箱、布」

3月3日(日)描写 TS先生 モチーフ「止まっている水」と「動いている水」の二つの状態の水が入ったプラスチック容器2点(2024年度京芸実技試験問題)」

3月9日(土)色彩 TA先生 テーマ「光」(2024年度京芸実技試験問題) 

3月10日(日)立体 TR先生 テーマ「明快な形」(2024年度京芸実技試験問題) 

3月16日(土)立体 TA先生 テーマ「二つの立体」をテーマに与えられた材料を用いて、以下の条件で立体表現しなさい。(2004年度京芸過去問)」

3月17日(日)描写 TR先生 モチーフ「手と角砂糖(1980年度京芸過去問)」

3月23日(土)描写 TA先生 モチーフ「ペットボトル、クルミ、軍手(2012年度京芸過去問)」

3月24日(日)色彩 TR先生 テーマ「みかんをよく観察し、滲みの表現を取り入れて色彩で構成しなさい。(2016年度京芸過去問)」 

 

◆受験コース(高校2年生 / 高校3年生・浪人生の中で志望校未定・実技試験が残っている人)

3月2日(土)①色彩 I先生 テーマ「光」(2024年度京芸実技試験問題) ②描写 TS先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

3月3日(日)①立体 TR先生 テーマ「明快な形」(2024年度京芸実技試験問題) ②描写TS先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

3月9日(土)描写 I先生 モチーフ「コーラ、紙風船、手ぬぐい(2020年度京芸過去問)」 

3月10日(日)描写 TS先生 モチーフ「米袋、金属ピンチ、プラスチック製ピンチ(2023年度京芸過去問)」

3月16日(土)描写 I先生  モチーフ「紙コップ50個(2017年度京芸過去問)」

3月17日(日)①色彩 TS先生 テーマ「与えられた色紙の組み合わせと季節を表す言葉【春夏秋冬】のうちからそれぞれ1つを選びイメージ構成せよ。」(1982年度京芸過去問) ②描写 TR先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

3月23日(土)① 立体 I先生 テーマ「与えられた段ボールを使って、「器」をテーマに立体作品をつくりなさい。(1997年度京芸過去問)」②描写 TA先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

3月24日(日)描写 TS先生 モチーフ「霧吹き、スコップ、黒ビニール袋、レモン(2014年度京芸過去問)」   

 

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京都市立芸術大学実技入試前日

2024年02月24日 | 美大受験クラス

(2月24日(土)実技試験前日の描写対策レッスン 1位作品)

(描写対策レッスン 2位作品)

(描写対策レッスン 3位作品)

(描写対策レッスン 4位作品)

(描写対策レッスン 5位作品)

京都市立芸術大学の実技入試がいよいよ明日行われます。

アトリエ伊丹では過去最多だった昨年度より一気に受験者数が倍増し、非常に多くの生徒が京都市立芸術大学の実技試験に臨みます。内部生、ネット生、講習生全てが過去最多で、直前には他校や地方から新しい子が沢山講習会に参加してくれて色んな刺激をもらえました。

本番では納得できる作品を制作できるように、とにかく頭を柔らかくして、落ち着いて受験に臨んでくださいね。

今年度は例年以上に京都市立芸術大学の想定問題を熟考したので、必ず似た課題が出題されるはずです。みんなうちの超難問に対してしっかり予習、復習して本当によく頑張りました。

『自信を持って、受験を楽しんできてください。前向きな気持ちが大切です。』

何かあったらいつでも相談してくださいね。ネット生も講習生も気を使うことなんて全くないので、いつでも連絡は歓迎します。

なお京都市立芸術大学の入試解説は2月末にこのブログにアップする予定です。

昨年度は全国の画塾の中で最速で入試解説をアップしましたが、今年度も出来るだけ早くアップしたいと思います。

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