ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

久々のSF -未来精子-

2008年05月11日 | 
 未来精子ブログには途中までしか掲載されないようなので、本を買いました。やっぱり本はいいなぁ。一気に読める。ブログって、最新の記事がトップに来るので、連載ものを読むときには、ちょっと面倒くさい…と思ったのは、ブログの機能をよく知らないオバサンだけだったようで、カテゴリーから選択すると、連載順にすんなり読めました。



未来精子 冬杜燈霧
GAOLAND発行


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 結婚目前だった彼女に振られ、会社もリストラされた緒方詠二が、二日酔いの思い頭をかかえながら起きると、隣には、見知らぬ美青年が寝ていた。青年の名前は神矢燎。ゆうべ、酒に酔ってフラフラになっていた緒方が、終電を降りるとき、ホームと電車の隙間に落ちそうになるところを救い、家まで送り届けてくれたのだという。緒方は何も覚えていなかったが、「しばらくここで一緒に住んでもいいか」という神矢の思いがけない提案を、実験的に受け入れることにした。

 家賃の半額を負担してくれるし、どことなく上品な神矢は、邪魔にならない同居人だった。しかし、本格的な同居を決めた日、神谷はとんでもないことを告白した。まだ24歳で独身の神矢には、子供がいるというのだ。

 神矢の相談相手になるうち、緒方はビジネス・パートナーにもなり、自分の昔からの友人達を紹介していく。

 ある日、小学校で、神矢の娘が問題を起こす…

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 私の周りにはSFもんが多いのですが、私自身は、大昔、ちょっと読みかじったくらいで、SFファンではありません。だから、この未来精子は久しぶりのSF。漫画(大奥)を別にすれば、暗号解読 Decipher以来のSFでしょうか?アイ・アム・レジェンドも読んだんだっけ。大奥とはまた別のフェミニズムといえるかも。
 私は科学的な素養がないので、難しい感じがすると、もう先を読みたくなくなります。要するに、日本語がヘタな書き手だと、小説、特にSFは読みたくない。その点、未来精子は読みやすく、夕食の支度をしなくちゃいけない時間になっても、中断しがたく、ソースを煮詰めながら台所で読んでいました。こういうときでも、ネットで読むより、本の方が便利。

 ちなみに、本の表紙は、作者、冬杜燈霧のお嬢さんで、イラストレーターのakaricreamのイラスト。私の好きな連続模様であります。

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