ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

便利だけど

2012年12月09日 | まいにちのできごと

 年を取ると、「あっという間に時間が過ぎる」といいますが、瞬発力・持続力ともになくなって、1日にできる仕事量が減るからなのよね~。やりたいことは山ほどあるのに、体や頭が思うように動かない。今週末もたっぷり昼寝をして、何も手につきませんでした。土曜は買い物に行って、新しいガスコンロを入れてもらって終わり。きょうは、手紙を何通か書いただけで終わり。まだ書かなくちゃいけない手紙もあるけど、それは先延ばし。何とか今年中には書きたい…。

 

 で、新しいガスコンロ。

 

 きれいでございます。ガラストップなので、汚れも一拭き。水なしで両面グリルで、魚だけじゃなく、肉や野菜もうまく焼けるらしいし、火力の調整もレバーひとつでOK。万が一、火を付けっぱなしにして忘れても、鍋底の温度を感知して、自動的に止まってくれるらしい。

 しかし、何だか気にくわない。火力が古いコンロほど強くならない。ちょっと鍋底が熱くなると、けっこう頻繁にピピッというし。グリル内部やトップ部分の掃除がラクなのはいいんだけど、もともと汚れてもたいして気にしていなかったし。だって、料理すればある程度汚れるのは当たり前でしょ。換気扇が汚れるからって、家では揚げ物をしないという人が増えているけど、本末転倒もいいとこ。

 そもそも、火とか刃物というのは、危ないのが当たり前で、それを制御する技術を身につけなきゃ、仕事にならないのでは。レバーで火力を調整して、マイコン制御やタイマーで簡単に作れる料理って、便利かもしれないけど、テクニックも身に付かない。

 「いつも炊飯釜を使っているので、ご飯を炊くとき、米と水の量がわからない」という人がいますが、マイコン制御のコンロを使っていると、揚げ物の温度を見分けるとか、どのくらいの柔らかさまで煮るという目安がわからなくなるような気がします。大げさにいうと、技術と感覚を退化させる機械だなぁ。

 欲しくもないマイコン機能がついているせいか、ガラストップのせいか、かなり高い買い物だったんですけど、オマケに文化鍋がついてきました。

 

 これは私の好きなタイプの鍋!でも、やっぱりイマドキの鍋らしく、内側はフッ素加工なのね。アルマイトの鍋の方がいいのになぁ。

 


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2 コメント

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いまどきの調理器具 (笹団子)
2012-12-11 20:15:54
新しいガスコンロは火力が弱いとは中国人ならめんどくさがってどこかからガスボンベとコンロを調達してお好みの火力で調理しそうですね。(笑)

電気のIHヒーターもあまり熱くならなそうでどうか?と思います。 いっそ、ホットプレートの方がマシかも。
そうなると焼く調理とレトルトを温めることくらいしかできなくなって、煮物は難しいかもしれないですね。 もっとも、いまどきの主婦には必要無いのかもしれないですが。(私もそこまで調理していません)
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ヤレヤレです (とーこ)
2012-12-12 21:42:20
笹団子さん

ジャック・タチの「ぼくのおじさん」というフランス映画を思い出しました。新しい機械が必ずしも便利というわけではないのですよね。
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