ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

Laga Raho MUNNA BHAI

2008年12月16日 | 映画
 サンジャイ・ダット主演のMUNNA BHAI 第2弾!前回はお医者さんでしたが、今回はガンジー主義の歴史学者です。




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 ムンバイで悪徳不動産ラッキー(ボーマン・イラーニー)と組んで、居住者締め出し(地上げ屋?)を生業としているムンナー・バーイー(バーイー=兄貴、サンジャイ・ダット)は、「グッド・モーニング・ムンバイ」というラジオ番組のディスク・ジョッキー、ジャーンヴィーの大ファン。リスナー向けのクイズに正解すると、翌日ラジオ局へ行って、ジャーンヴィーに会うことができる。ムンナー・バーイーは、サーキット(アルシャド・ワールスィー)をはじめとする手下を使って、見事マハートマ・ガーンディーに関するクイズの全質問に正解し、晴れてスタジオでジャーンヴィーと会うことができた。ムンナー・バーイーは、ジャーンヴィー(ヴィデッィヤ・バーラン)に、自分は歴史の大学教授で、ガーンディーの専門家だと嘘をついてしまう。ジャーンヴィーは、同居している6人の老人のために、ガーンディーについて講義をしてくれないかと、ムンナー・バーイーに頼む。ムンナー・バーイーは、講義の約束の日まで5日間、ガーンディー資料館で、ガーンディーの資料を読みあさるうちに、ガーンディーの幻を見るようになる。

 一方、ラーキーは、一人娘の結婚話をまとめるために奔走していた。娘の結婚相手の父親は、迷信深く、クラーナーという自分の名前も、おかかえの占い師に「Kを重ねた方がいい」と言われ、「ククラーナー」と名乗るほど。ラーキーの娘の生まれ時間は不吉で、もし結婚すると、クラーナーの息子が1年以内に死んでしまうと言われ、結婚を取り止めようとする。困ったラーキーは、娘の生まれた時間を、午前午後の12時間間違えていたことにして、乗り切る。クラーナーは欲しがっていた物件も、いつものように、サーキットたちを使い、住民を追い出し、差し押さえた。ところが、その物件は、ジャーンヴィーが老人達と住んでいる家だった…

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 前作 Munna Bhai M.B.B.S. もおもしろかったけど、これもサイコー!ムンナー・バーイーはすっかりサンジャイ・ダットのはまり役になりました。ボーマン・イラーニーはM.B.B.S.にも出演していましたが、今回も全く別の役で出ています。ムンナー・バーイーと、サーキット以外は、前作と全く関係がない設定。

 英語の字幕付のヒンディー語DVDで見たのですが、いわゆるヒンディー語とはかなり違うようです。ムンバイのかたぎじゃない人の話方なのかな?

 コメディーだけど、ほろっと泣かせるし、庶民のことばで真実を語るところなんかは、前作同様。特に今回は、昨今のインドでは失われつつあるという、ガーンディイズムを全面に出した内容だったので、経済格差がますまひらきつつあるインドで、庶民のハートをガッチリつかんだのではないでしょうか。

 主演のサンジャイ・ダットは、2003年にデリーの高級ホテルで見かけたことがあります。映画では、ちょっとダーティーな役をやることが多いけど、想像以上にスラリとして(足が長い!!)、意外なくらい上品な笑顔でした。1993年のムンバイ爆弾連続テロに関与した疑いで起訴され、その件では無罪となったものの、武器の不法所持で、去年服役しています。ムンナー・バーイは、シリーズ化され、次回作はアメリカが舞台、と聞いていますが、どうなりますかね…。 

 

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