ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

SFもんの父

2010年01月18日 | その他
 きのう外出先から帰宅してPCをたちあげたら、あちこちで騒然となっていました。日本SFファンダムの父、柴野拓美さんが16日に亡くなられたそうです。


 ファン、愛好者というのは、どんなジャンルにもいると思いますが、SF(サイエンスフィクション)のファン、ファン活動というのは、ロックファンとか歌舞伎ファンなどとはちょっと違うような気がします。ただ好きで提供されたものを楽しむというより、参加型。それもファン同士だけじゃなくて、プロと交流しつつ…というか、プロも1ファンとして参加している。私はそういうファンを「SFもん」と呼んでいますが、数回とはいえコンベンションに参加しているので、私もいくらかSFもんなのかも。

 柴野さんはそのSFもんの父です。SFコンベンションというオープンな楽しみ方を教えてくれたのも柴野さん。日本のSFもんで、柴野さんに会ったことない人、柴野さんが主宰されていた「宇宙塵」の存在を知らない人はいないはず。

 それだけに、柴野さんを失った仲間内の喪失感は大きく、訃報を耳にしたきのうから茫然自失といった書き込みが後を絶ちません。

 私が最後にお会いしたのは、数年前の箱根のコンベンション。宿から駅までの道をしばらくご一緒させていただきました。その2年後のコンベンションのときには、体調を崩された柴野さんは欠席され、会費返金の手続きをとっていた私は、手続きのお礼に「タイムマシンの作り方」という本を頂戴しました。思えばSFもんの夫と結婚したのも、SFファンダムの父、柴野さんのおかげといえるかも。柴野さん、ありがとうございました。
 

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