ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

最近気になる本

2009年01月06日 | 
 ひとつは発注済み。アフターブ・セット著「象は痩せても象である」。先日、アフターブ・セット氏のインタビューを聞く機会があったのですが、もうス・テ・キ。声もすてきなんですが、きれいなヒンディー語で。ちなみに、セットさん、英語はもちろん、日本語もぺらぺらですが、そういう人ほどヒンディーもきれいなんですかね。しかもミックと同じ1943年生まれで、ルックスもモロ私好み。Seth (सेठ)という名前は、「セート」と読むのかと思っていましたが、日本語ペラペラのアフターブ様がカタカナでそうお書きになるのですから、これから「セット」にしましょう。

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 もう1冊は、買わないけど、図書館にあったら、いいのにな~という本。「アラビア語・ペルシャ語・ウルドゥー語対照辞典」(大学書林刊、税込み34,650円)。

 『日本語の基本的な語彙約8000語に基づき、アラビア語・ペルシア語・ウルドゥー語の訳語を列記。アラビア語がペルシア語に、ペルシア語がウルドゥー語に与えている影響、また、外来語の変化を明示する。 』(ビーケーワンの説明)だそうです。

 アラビア語、ペルシャ語、ウルドゥー語は、現在では全部アラビア文字で表記されますが、それぞれ別々のことば。アラビア語を表記するアラビア文字は28文字(+ハムザとターマルブータという2つの記号)ですが、ペルシャ語やウルドゥー語にはアラビア語にない音もあるので、ペルシャ語は32文字(+ペルシャ語用の4文字)、ウルドゥー語は35文字(ペルシャ語の32文字+ヒンドゥスターン語用3文字)を使っているそうです。

 アラビア語はセム語、ペルシャ語とウルドゥー語はインド・ヨーロッパ語族のインド・イラン語ですが、使っている地域もそれぞれ隣接しているし、イスラム教を通じて、お互いの語彙に影響を与えているようです。そういうのが、一目でわかる辞書なのかなぁ。著者の黒柳氏は、「アラビア語・ペルシャ語・ウルドゥー語対照文法」という本も出しています。今回の辞典は、おそらく、この本をさらに発展させたものなのでは…。アラビア文字は読めませんが、ぼんやり見ながら、綴りの違いを探してみたいものです。

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 本というかDVDだけど、広告が目について気になったのがこれ。「白川静文学講話完全収録版全24巻」。漢字学者、白川静氏の講演を収録したものらしい。図書館での上映も可、と書いてあります。買って、上映会してくれないかなぁ~。> 久喜市民図書館さま。






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