アタゴオル・シリーズはたいてい読んでいたつもりでしたが、先日見た映画、「アタゴオルは猫の森」の原作は知りませんでした。文庫で収録されていると聞いたので、さっそく買ってきました。
ヒデヨシはあいかわらず、ですが、映画では、美人だったピレアや、かわいかったヒデコも、漫画ではそれほどかわいくない。映画は(あれでも)美化してたのね~。
一緒に買ったこっちの方に感動!
「ガロ」や「マンガ少年」に掲載していた、アタゴオル・シリーズなどが収録されています。初登場のヒデヨシには、作者があとがきで書いているように、「初々しい、あどけなさ」があります
(これ、見てたよ…リアルタイムで…懐かしい)
電車の中で、きっとわたしは、「にったら」笑いを浮かべながら、読んでいたに違いありません。
今年、「大地の芸術祭」で帰省したとき、(「懐かしい」って、「昔はあたりまえにあったけど、今は手に入らないもの」かな?)と、思ったりしましたが、アタゴオル外伝Ⅱを読んで、もうひとつ、意味が増えちゃった。
自分でもすっかり忘れていた『感じ』が甦ること
マンガ読んで、当時のことを一瞬にして、映像や音、臭い、温度を思い出しました。
「ガロ」の影響、すぐ受けちゃって、自分の描く漫画も変わったんだっけ。ストーンズの「19th Nervous Breakdown」をもじった「17回目の神経衰弱」っていう漫画描いた。受験前の高校3年生だっていうのに…。
「ガロ」を貸してくれたのは、デザイナーのN條さんでした。やさしいお兄さんだったのに、今はすっかりタメ口きいちゃったりしていますね~。ごめんね。あの頃はありがとうございました。
開いたヒデヨシの目が見えます!ヨネザアド物語、おすすめ!文庫じゃなくて、大きな本があったら、そっちの方が欲しいです!
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