ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

一枚の布展

2006年02月08日 | 美術展・展覧会
 文化服装学園服飾博物館で開催されている「一枚の布展」を見てきました。

 今日はなんだかあわただしい1日で、待ち時間を利用して行ったのですが、見たら気持ちが落ち着きました。

 実は私は風呂敷好き。旅行の時はもちろん、普段もけっこう持ち歩いています。風呂敷じゃなくて、スカーフなんかでも、1枚持ち歩いていると、かなり便利です。物を包んだり運んだりするときだけでなく、テーブルや座布団、雨具になりますし、インドやパキスタンでは、寺やモスクに入る時には頭を被わなくてはならないので、便利というより必需品です。

 「包む」対象を物から人に変えると、「被う」「まとう」になります。西瓜と一升瓶の包み方が違うように、人の体を覆う方法も、国や地域によって違うのですね。ひだをとったり、直線的に巻き付けたりすることで、全く別の服になります。

 インドでボランティアをしている友人を訪ねて行ったとき、短めのサリー1枚を、半分に切った布を、お土産にもらいました。ちょっと幅の狭いシーツくらいの大きさの薄い布です。その布を横にして、背中から巻き付け、前で左右の端を交差させて、首のうしろで結べばできあがり。暑いインドの夜を過ごす寝間着としては最適でした。

 サリーやロンジーの他に、ターバン、ズボンのようにして巻きつけるドーティなど、いろいろな着用方法が展示されていました。布自体も手の込んだきれいなものが多かったです。3月14日まで開催中。

 


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