ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

新しい展示スペース

2006年11月11日 | 美術展・展覧会

 来年の1月、六本木に国立新美術館が開館するそうです。貯蔵品を持たない美術館ということなので、常設展はないのかな?来春には、サントリー美術館も六本木で再開するので楽しみです。

 展覧会は展示物がめあてで行くので、建物に好き嫌いはあっても、そう気にしていませんでしたが、やっぱり、展示スペースというのは、大切ですね。マンダラ展は、大阪民族博物館と、埼玉県近代美術館の両方で見たのですが、あまりにも感じが違っていて驚きました。展示コーディネーターみたいな人もいるのかもしれませんが、展示方法によっては、作者の意図が伝わらないかも。

  そういった意味で、大地の芸術祭は、とてもおもしろい展覧会(?)でした。町中の建物の中、道路、廃屋、廃校、野原、段々畑、山の中腹、などなど。若冲と江戸絵画展でも、照度に変化をつけた展示室がよかったなぁ。アーメダバードのキャリコ博物館も、建物に入る前に、うっそうとした庭を歩いたり、別館の入り口にヒンドゥー寺院があったりしてよかったです。

  展示物を見るときは、非日常を味わうために、気持ちを切り替える空間や雰囲気がある方が好きです。MOA美術館や、昔あった、東武美術館には館内にエスカレーターがあって、そこをゆっくり登るだけでも、展示品に対する期待がふくらみました。

  上野公園には、いくつも博物館や美術館がありますが、一度出て、少し杜の中を歩くのが、展示物の余韻を楽しむためにちょうどいいような気がします。

  今度できる国立新美術館は六本木という都会の中ですが、どんな感じかな?あまり賑やかでないといいなぁ。


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