ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

「しあわせのかおり」

2009年08月26日 | 
 去年、映画が公開されたそうです。映画のDVDを見た友達の感想を読んだら面白そうだったので、とりあえず本から。映画「しあわせのかおり」の監督・脚本の三原光尋の書き下ろし。


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 デパートの出店担当として勤務する貴子は、金沢にある「小上海飯店」の蟹シュウマイの出店交渉のために店を訪れる。料理長兼店主の王は、貴子に最後まで話をさせなうちから出店を拒否するが、貴子は翌日から小上海飯店に通い詰め、ふたつしかないランチのメニュー、「山定食」「海定食」を毎日食べ続ける…

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 『しあわせのかおり』には、上記の「蟹シュウマイ」の他、「包子」「担々麺」「上海蟹」「トンポーロー」の5編が収録されています。それぞれ小上海飯店の料理をテーマにした短編です。"卵とトマトの炒め物"、"基本のスープ"、"肉まんじゃなくて包子"、"トンポーロ"などなど、読んでいるとよだれが出てきそう…。おもわず基本のスープを作っちゃいました。

 鶏のミンチを3倍量の水を少しずつ入れながら溶く
 葱と生姜、紹興酒を入れて強火で沸騰するまで火にかける
 沸騰したら弱火で1時間

 という感じ(細かいレシピは『しあわせのかおり』を参照)。
 
 いままでスープは鶏ガラか鶏手羽で取っていましたが、確かにこの方法で作ると、雑味のない黄金のスープができますよ!紹興酒がなかったので日本酒で代用しちゃったのと、「鶏のミンチ」じゃなくて、「鶏ムネ肉の挽肉」で作ったので、王さん秘伝のスープに比べると数段落ちるとは思いますが(^_^;)、我が家的にはおいしかったです。(もったいないので、スープをとった後の挽肉もそぼろにしました。味が抜けていたけど)

 めんどうくさそうで作る気はぜんぜん起こらなかったけど、小説としては「包子」が一番おもしろかったです。「担々麺」の主人公は、私が映画化するなら、伊藤淳史かな。空芯菜の炒め物は大好物ですが、腐乳で炒めたことはないなぁ。この間アメ横に行った時、腐乳も買ってくればよかった…。

 「トンポーロ」(東坡肉)も読んでいると作りたくなりますね。うちでは壇一雄の『壇流クッキング』のレシピで作っていたけど、皮付きのバラ肉を買ってきて、王さんのレシピで作りたくなりますねー。でも、八角はどこで入れるんでしょ?生姜を入れる時一緒でいいんでしょうねぇ?

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4 コメント

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そんなにいろいろな! (akberlin)
2009-08-26 13:29:33
映画ではほんの一部しか紹介されていなかったことがわかりました。へぇ~。

本の方が面白そうです。読んでみよっかな♪
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おなか空きました~ (とーこ)
2009-08-26 21:40:07
akberlinさん

映画の監督・脚本をした人の書き下ろしなんですが、設定を若干変えているようですね。映画では貴子さんはシングル・マザーなんですか?映画も見てみたくなりました。「トマトと卵の炒めもの」の紹興酒の量や、入れるタイミングとか。

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ムラサキカガミ (saaya_holic)
2010-02-13 21:08:51
三原光尋監督の次作
「ムラサキカガミ」2010年春公開
出演:紗綾、上杉奈央ほか
主演の紗綾はこんな作品に出演しています。
「渋谷怪談 THEリアル都市伝説」(福谷修監督)千尋役
「神の左手 悪魔の右手」(金子修介監督)アユ役
「口裂け女」(白石晃士監督)中島志穂役
「少女霊 14歳の魂」(谷洋平監督)はな役
「地獄少女」(ドラマ版、日本テレビ)柴田つぐみ役
「漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん」(BS-TBS
→映画「ヨムトシヌ DEATH COMIC」)佐々木曼奈役
「山形スクリーム」(竹中直人監督)敏酒圭役
↑いろんなもの連れて来てそう
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Unknown (とーこ)
2010-02-14 15:55:13
saaya_holicさん

紗綾って初めて知りました…。
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