のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

与謝野晶子、子供12人

2012-07-10 13:25:03 | エッセイ
与謝野晶子は、12人の子を産んだんですね。夫は、与謝野鉄幹。

二人は熱烈な恋愛の末に結ばれたのですが、12人の子どもを育てることは大変でしょうね。

私の叔父さんのところも12人の子だくさんだったとのこと。私が生れる前、我が家にはそのうちの女の子1人を3年ほど預かったとのこと。いとこが言うには、口減らしだったとのこと。戦前戦後、こどもをたくさん産むことは珍しくなかったし、その頃、貧しくてもそうやって子育てしたんですね。

この話が出たのは、読売の記事で、女の子は子供を産む苦しみがあり、不公平だという質問欄に応える欄があったのですね。
それで回答者が、与謝野晶子のことを引用したのです。


与謝野晶子の陣痛所感は、

 「妊娠のわずらわしさ、産の苦しみ、男の人にはとうていわかるものではない。(略)私は産気づいて、激しい陣痛が襲ってくるたびに、正直にいえば、いつも男が憎い。妻がこれほど苦しんで、生死の境を油汗かいて骨が砕けるおもいで呻いているのに、夫は何の役にも助けにもなれない。私の味方になれる男は、世界のなかで誰もいない。日ごろの恋も情愛も、一切女を裏切るための覆面だったのか、こう思いつめると、ただもう男が憎い。

 しかし子どもが産まれ出てというものの役目をみごとに果たした、すべての人たちはこうやって産まれた。その時になると、この上もない喜びに心も体もとけていく。男の憎いことなどは、産が済んだ一刹那(いっせつな)に忘れてしまう」(「新文芸読本与謝野晶子『産屋物語』」河出書房新社)

 
人は、自ら性を決めて生れてくることが出来ない。

ヒックス粒子の研究が進めば、何かが解明され、新たな何かが実施される時がやってくるでしょうか。・・

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