せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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2009.06.20:横浜開国博Y150その2・クモロボット

2009-07-01 22:40:14 | 旅行
Y150、いよいよクモですクモ。
あのクモの魅力といえば、やはりあの猛烈なメカメカさしか無いでしょう。
スチームパンクばりの山のようなパイプと、簡素な操縦席。油圧アームという枯れた技術を壮大かつ複雑に組み合わせた難解さ。いやよくこんなの作ったもんです。

普通の人なら、考えただけで辞めちゃうと思うんですけどね。(笑)
純粋に作っちゃったこと自体が凄い。(笑)

ま、結局は単なる油圧アームの10本ユンボみたいなもんなので、ナントカ博っぽい最先端技術を期待すると地球の裏まで裏切られます。ついでに場所が狭いんで、ダイナミックな動きとか演劇のような豊かな表現を期待しても、やっぱり壮大に裏切られます。
デカイとか古いとか複雑とか、そういうのに萌えられる人なんかでないと、あんまり楽しめないかも知れません。




クモ全景。開演5分前くらいで人払いしているところ。


スタッフが退避距離確認中。動作中に近寄ると本気で大怪我しますきっと。


いきなり不安になる案内が。(笑)


歩道橋にはタダ見客も多数。でも遠くから見てもつまんないぞ。


目の前で重機が動くってのに、しかも結構近づくのに、柵もないんですよこの出し物。
まぁ柵なんかあったら興醒めなんで、なかなかアバウトでよろしい感じです。

そんな感じでいよいよスタートなんですが、このクモ、なんと総勢7人で動かします。何処からか操縦者がぞろぞろ出てくるんで驚いた。(笑)



全員配置完了。この人たちは脚担当。1人2本担当で5人。
故に10本足ですこのクモ。前の2本は足じゃないんですけど、どーみても足。



クモ起動。簡単なイスで結構な高さまで上がります。
これ怖いよきっと。



座席もチューブとコードだらけ。遊園地とかこういうのあるような。


操縦者7人の役割は、頭の上の1人が全体の指揮っぽくて、5人が脚担当、残る1人が台車の操作やってます。制御は恐らく全て目視。各操縦者間はインカムで指令をやりとりしてるみたいですけど、脚の動作は各操縦者がそこそこ裁量権を持ってそうな感じでした。

ってことで、7人が息を合わせて1つのロボを操作するというクモ。
戦隊モノの巨大メカなんかが脳内で被った人は見に行く価値あるんじゃないかと。(笑)



主武装は尻の霧吹き。


副砲として口からも霧吹き。消火ロボか。


大体このくらいまで脚が来ます。最前列だともう見上げる感じ。
ここで油圧抜けても脚が客に当たらないって距離で止めてるっぽいです。



終了~。最後は挨拶でおしまい。


悪く言っちゃえば、ただ10本腕のユンボが動くだけ。
つまんない人にはとことんつまんないでしょうねこれ。

でも、このメカメカしさと、人がダイレクトに制御しているが故の不思議な人間臭さは、色んな意味で日本じゃ作れない(というか作らない)代物だなという気がして、やはり色んな意味で面白かったですね。


これはもう一度見たいですけど、
これのために2400円を払う気は起こんない。(笑)

許せて1200円。なるべくなら800円かな。
やっぱ高いって開国博。