三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

太郎の生き方

2013年05月07日 17時21分51秒 | 書籍


去年の今頃購入して読了。
そしてまた今年、再読しました。
感想・・・去年読んだ時よりもさらに気持ちにしっくりくる気がしました。

社会の常識や一般的な考えなどではなく、ただ自分の信じる通りに生きることは常に周囲との戦いでもあると思います。

自分の考えや生き方がなんとなく「浮いてる」と感じたとき、自分自身に対して「間違っているのではないだろうか?」という疑問が浮かびます。

そんなときどうやって自分自身の「核」というか「根幹」を守れるのかは人それぞれだと思いますが、私にとって岡本太郎の残した言葉や生き様は、自分自身を肯定できる一つの大きなものだと思っています。

<抜粋>
自分を認めさせようとか、この社会のなかで自分がどういう役割を果たせるんだろうとか、いろいろ状況を考えたり、成果を計算したり、そういうことで自分を貫こうとしても、無意味な袋小路に入ってしまう。
いま、この瞬間。全く無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。
<抜粋終>

生きていく以上、「躍動感」と無縁の生活は送りたくないなと思います。

「好きか嫌いか」「やりたいかやりたくないか」

一見、幼稚な理由だと思えても、結局のところ何かを決めるときにはコレが基準になるんだろうなと今までの自分を振り返って思います。

川崎にある岡本太郎美術館は、自分が煮詰まったときに訪れると、何かしらパワーをもらえるので好きな場所なのですが、この本も、生きていく上で感じる居心地の悪さを払拭してくれる一冊でした。