三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

サビの保護失敗で考えたこと

2019年03月27日 15時57分34秒 | ノラ

脱走してしまったサビですが、以前と変わらず姿を現しているようです。
ただ、私はしっかり「危険人物」認定されてしまったため、私に対しては警戒心を顕わにしています(涙)

サビの保護失敗の原因はたくさんあると思っています。
そして、先住猫2匹を抱えた状態で、まっさらの(?)ノラを飼うのはやはりハードルが高かったのだろうなとも。

1. 失敗の原因
なんと言っても一番の失敗は、脱走防止網に使用していたタイラップの経年劣化に気づかなかったこと。
これはやはり定期的にチェックしないと、うちの猫も脱走しちゃいます。

それにしても、外暮らしの記憶があまりない家猫が外に出たいと思う「出来心」と、それまで外で暮らしていて、突然軟禁状態になった猫が「ここから出ないと!!」と必死になるのとでは、パワーが全く違うということにビックリでした。

健康診断や寄生虫駆除を終えた状態ならすぐに自宅に入れることができたので、今回のように脱走はできなかったでしょうが、多分、サビが家の暮らしに慣れるまでは相当な時間がかかるでしょうし、その間、イライラと不安なサビを見るリンとまくるもきっと落ち着かなかったことでしょう。

2. 猫の幸せ
リンとまくると一緒に暮らし始めて、やはり猫は家で飼うのが幸せなんだと実感しました。

一方、それまでノラだった猫を家に入れるとき、猫の年齢や性格にもよるでしょうが、慣れるまでの時間、猫にとって相当な苦痛が伴うんだろうなと思ったのも事実。

「家猫」が一番幸せだと思っていても、苦痛の先には幸せが待っているなんて知らない猫が、数ヶ月、数年(あるいは死ぬまで?)、不安と苛立ちの中で過ごすのは猫にとって相当辛いようにも思います。

本当なら小さな時から家猫として育っていくのが一番なんでしょうね。
環境の変化を嫌う猫が、外猫から家猫になるのは、やはり大変なことだと思います。

「家猫」として暮らせる猫が少しでも増えるといいなと思っています。

サビとトラおじさん

2019年03月16日 21時27分07秒 | ノラ

サビと、サビの兄弟のトラおじさん。
なんで「おじさん」かというと、リンのおじさんにあたるので……。

リンがまだノラだった時、このトラおじさんにご飯を横取りされていたのですが、サビはこのトラおじさんのさらに上をいっていました。

遊びに来た時に、カリカリを数粒出してあげると、すかさずサビが食べに来て、トラおじさんを寄せ付けず。

ちょっと離れた場所にいるトラおじさんにカリカリをポンと投げてあげると、自分は食べてるくせに、飛んでいってトラおじさんのカリカリを奪って自分の場所にもどる……という、恐るべき気の強さを見せていたサビ。

だからこそ、今までノラで縄張りを守って生きてるんでしょうね。

サビが脱走してしまった翌日、いつものように隣の庭で遊んでいるサビを発見。
うちにも顔を出して行ったので、まずは元気で良かったです。

今日も元気そうにしていました。
まだまだ寒いので、体調には気をつけて欲しいです。

家猫にしたいけど……

2019年02月25日 11時22分40秒 | ノラ

リンのママです。名前は「サビ」(←実際はミケだったんですけどね…笑)。
近くの喫茶店のマスターは「ハーフちゃん」と呼んでいるようですが……。

サビはうちの物置の下で生まれ、兄弟(トラおじさん)もいたのですがいつの間にかどこかに行ってしまいました。

サビがちょうど1歳になった頃、数日、姿を見せないと思っていたら、やけにスマートになって再び現れたことで妊娠&出産が発覚。

その後数ヶ月して、サビがリンを連れてやってきたのですが、リンは最初から人なつこく、2階の我が家の玄関まで追いかけて上ってきた挙げ句、家に入ってきました。

夫が一部始終を見ていたのですが、サビはそんなリンを「あんたはそこで元気に暮らしなさい」とでも言いたげに下から眺めていたそうです。

そしてその後しばらくサビを見かけないと思っていたところ、耳をチョン切られて「桜ネコ」になって現れ、話によると喫茶店のマスターが捕獲して避妊手術、自宅で半月ほど飼っていたが逃げ出してしまったとの情報をキャッチしました。

以前は抱っこできたほどだったのに、それからはかなり警戒心が強くなってしまい、撫でることも難しくなってしまいました。

そうはいってももうサビも4歳。ノラ猫の平均寿命は3~4年と言われている事を考えると、引き取って家猫にしたい気持ちが強くなってしまいます。

ただこれだけノラ期間が長いと、全室内飼いになるまでかなり時間がかかりそうなこと、先住2匹のストレスにならないか、うまくやっていけるのかなど、どうしたら一番いいのかわからない状況です。

サビはかなり気が強く、オス猫ともたまにギャーギャー喧嘩をしてこのあたりを仕切っていたのですが、最近は若干、その勢いにも陰りが見えてきたようで、今後のことを考えると家猫にできるならそうしたほうが長生きはできると思います。

でも、あれだけ外を仕切っていたスケバン猫(死語?禁止用語??)が、うちの2匹とうまくやっていけるのか不安も。唯一、リンと血の繋がりがあることがちょっとした希望。

うちは一戸建てで、3匹なら例え気が合わなくてもそれぞれ居場所を作って過ごせる広さはあるのですが、やっぱり3匹が本当に幸せになれるのか……と考えて慎重になってしまいます。

多頭飼いや家猫修行に詳しい人にきいてみたほうがいいかもしれませんね……。

イッターーーーイ!!破傷風ワクチン

2019年01月15日 18時40分26秒 | ノラ

この連休は引退した馬が余生を穏やかに過ごすことができるための牧場へ行ってきました。
馬、山羊、烏骨鶏、猫などがいました。

外飼いの猫数匹はとても人なつこく、そのうちの一匹が寄ってきてナデナデを要求され、しばらく撫でていると突然ガブ!!
猫は撫でているとたまにガブするのですが、どうも噛む力が強かったのかキバが鋭かったのか、血が流れてきてしまいました。



犯人はこのニャンコです(笑)

翌日になっても若干熱を持って腫れているようでしたので、かかりつけの外科医に行ったところ、念のため破傷風ワクチンを接種したほうがいいとのこと。
ワクチンは取り寄せる必要があるので、夕方もう一度来てくださいと言われ、渋々ながら再訪しました。

注射が好きな人はいないと思いますが、私も大の苦手。
そして勝手に注射=前腕だと思っていたら、上腕三頭筋側。

「ハイ、チクッとしますよ~」と聞き慣れた言葉に続いていつもの「チクッ」が来て、「早く終われ……」「………」「……え?まだ?」と思っている間に徐々に痛みが増していき、「ウソ!!ちょっといつまで刺してんの?!」と心の中で叫び、針を抜く時には痛さMaxで「ヴーーーワッ!!」と思わず叫んでしまいました……。

家に帰って調べてみると、どうやら破傷風ワクチンは、ワクチンの中でもかなり痛いのだとか。

そして初回免疫には2回の接種が必要で、1ヵ月後にもう一回行かなくてはなりません……。


イヤダ………



破傷風と言えば思い出すのは「震える舌」という映画。
内容は破傷風にかかった子どもの映画なのですが、エクソシストを思わせるような表情から、ホラームービーのようでしたね。

そちなみにこの破傷風、感染すると神経毒素によって強直性痙攣を引き起こし、致死率が非常に高い感染症です。
現在も少ないながらも発症が報告されているようですので、動物に噛まれた時や怪我をした場合は注意したほうが良いですね。

今回、接種したのは「沈降破傷風トキソイド「北里第一三共」シリンジ」(添付文書はコチラ