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気ままな毎日を綴ります。

90歳。何がめでたい

2017-06-06 | 

さっそく借りてきて読みました。
これって、女性週刊誌に連載のエッセイ集だったのですね。
タイトルから「老」に関する何かヒントがあるかなと・・・。
さらりと読めました。

卒寿!それはおめでとうございますと言われ、浮世の義理で有難うございますと答えながら、
「卒寿?なにがメデてえ!」
このタイトルには、93歳(大正12年生まれ)佐藤愛子氏のヤケクソが籠ってます。

内容は、その時々の出来事や日々の思いを綴ったもの。
大正生まれらしい思いを吐露。

何だか父(大正11年生まれ)が生きてたら、こう言うだろうなあ~と
時々父がダブりました。

泣いたのは、14歳で死んでしまった捨て犬ハナの話。
忙しくてちっとも可愛がってもらえなかったのに、
拾ってもらった恩を忘れず、冷たくされようと邪険にされようと
いつも愛子氏の寝室の外のテラスで寝ていたんだって。
寒くても暑くても、まるでご主人様を守っているように。

~老後はのんびりしようと思っていたら、
 耳は遠くなり、老人性ウツになりかけた。
 人間はのんびりしようなんて考えてはダメだということが
 90歳を過ぎてよくわかりました。
                 ~あとがきより。
                     
もうすぐ90万部越えのベストセラー。
4人に一人が65歳以上。みんな高齢の仲間入り。
みんなスカッとする大先輩の声が聞きたいのだ。

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