このクッキーは、「Vegan Oatmeal Raisin Cookie」
なんと、バターも、ミルクも使っていないクッキー。
替わりに、パームオイル(椰子油)、ソイミルク(豆乳)を使って
いるらしい。
驚く程コクがあり、独特の風味が結構はまって、美味しい。
アメリカ、特にニューヨークは健康志向が強いため、様々なカテゴ
リーの食品がある。
all natural、organic(有機農法)という文字はそこらじゅうで
見るし、Vegetarian(菜食主義者)向けの食品もレストランも多い。
Vegetarianの定義は様々で、人によっては、魚も食べる人もいれば、
魚もNGだけど牛乳やチーズ、卵などの乳製品はOKという人も。
宗教上だけでなく、個人の趣向でVegetarianになっている人も多い。
一方、Vegan(ビーガン)は、絶対菜食主義者、純粋菜食主義者。
肉や魚はもちろん、乳製品、蜂蜜なども含む動物性の食品を一切
摂らず、革製品など食用以外の動物の利用を避ける人々のこと。
最近は、Veganレストランも増えてきた。
肉食社会にも関わらず、ここまでストイックな人たちもいるから
不思議な社会だ。
最近、ふらっと入ってみたUpper Eastのピザ屋さんは、
all natural&organicを謳ったお店。
『SLICE』

私が頼んだ「Intermediate」:タマネギ、トマト、バジル、ルッコラ
フレッシュで美味しかったー。
何でも、ピザ生地は蜂蜜入り全粒粉で作ったクラスト。
とことんヘルシー。
メニューを見ていたら、
グルテン(タンパク質の一種)、ラクトース(乳糖)、小麦粉を
入れないピザ生地もできます、と書いてあった。
これはアレルギー対策だと思うけど、ほんとアメリカの多様性へ
の対応力には驚かされる。
様々な民族で違う習慣がある人が集まってるから、これだけの多様
性に対応できる社会ができて、みんなこだわりを持って生きられる
のだろうと思うけれど、日本人には面白く映る。