金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 日経賞(GⅡ)と毎日杯(GⅢ)!

2024-03-23 01:25:01 | 競馬

 まずは中山の日経賞

 このレースは、天皇賞春のトライアルレースであります。それにしても、集まった有力馬たちの年齢が高いこと。おそらく圧倒的1番人気になるであろう⑨ボッケリーニは8歳馬。たぶん2番人気にあるであろう⑤マイネルウィルトスも8歳馬。ついでに3番人気が予想される①ヒートオンビートでも7歳馬。もうこれは、シニアの運動会と言って良いでしょう。

 こういう高齢馬たちは、ある時突然にガクッと力が落ちる瞬間があります。先週の阪神大賞典でのディープボンドなんかがその典型。明らかにかつての輝きが見られなくなってしまいました。

 という訳で、上記の高齢人気馬を素直に信用することは危険と見て、同じく高齢馬ではありますが、それほど人気が集まっていない7歳牡馬の⑩クロミナンスを狙ってみたい。前走は、不良の中山2200mAJCCで、チェックネイト、ボッケリーニに次ぐ3着に入っており、5着のマイネルウィルトスに先着しています。今回も天気は崩れそうであり、クロミナンスにとっては恵みの雨。

 馬券は、まずは本命⑩クロミナンスの単勝。そしてクロミナンスから⑨ボッケリーニへの馬連1点 ⑨⑩

 

 

 次は阪神の毎日杯

 皐月賞への最終便とも言われていますが、デビューから2戦2勝でシンザン記念を勝ったパレスマリス産駒①ノーブルロジャーが出走してきました。おそらく陣営は、阪神芝1800mでの走りっぷりを見て、クラシック路線へ向かうのか、NHKマイルCへ向かうのか、決めるつもりなのだと思います。

 確かに前2走を見るに、明らかにマイラーっぽい走り方。圧倒的1番人気が予想される①ノーブルロジャーがそういうことならば、ここはむしろ、デビュー戦の中山芝2000mを圧勝したリアルスティール産駒⑩ニュージーズを狙いたい。新馬戦では、直線半ばで先頭に立つと、そこから後続を突き放して5馬身差で圧勝。その時の3着馬は次走で鮮やかに逃げ切り勝ちを収めているので、けしてレベルが低い新馬戦ではありませんでした。木村哲也厩舎でルメール騎手とくれば、必勝パターンに見えて参ります。なお、リアルスティール産駒は重馬場適性が高い馬が多いのもプラス材料

 相手には、前述の①ノーブルロジャー⑨サトノシュトラーゼ④メイショウタバル②ルシフェル③ベラジオボンド

 馬券は、まずは本命⑩ニュージーズの単勝。そしてニュージーズ頭固定の三連単20点 ⑩⇒①⑨④②③

 

 


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【炎の十番勝負 2024春】 3月の段階で、春のGⅠ勝ち馬を全部当てる‼

2024-03-22 02:41:49 | 競馬

 またまた、BS234のグリーンチャンネル主催の『炎の十番勝負2024春』の季節が参りました!

 

 BS234のグリーンチャンネルは、毎週末の競馬実況中継だけでなく全レースを走破タイムから振り返る「先週の結果分析2」や、日曜日の重要レースの予想番組「競馬コンシェルジュ」、また世界の競馬情報をリアルタイムで伝えてくれる「All IN LINE ~世界の競馬~」など、競馬ファンからすると、まるで『夢の玉手箱』のような放送局であります。

 今日は、春秋に特別に催される、GⅠ競走予想イベント『炎の十番勝負2024春』への応募内容を、このBlogでご紹介したい思います。毎回、個人的に応募しているイベントですが、これが結構難しい。

 3月第4週の段階で、高松宮記念・大阪杯・桜花賞・皐月賞・天皇賞春・NHKマイルC・ヴィクトリアM・オークス・日本ダービー・安田記念・宝塚記念の勝ち馬を予想するゲームですが、選んだ馬がちゃんと出走してくれるだけでも難しいのです。基本的に、予想した馬が勝つと10ポイント、2着だと3ポイント、3着だと1ポイントで、合計ポイントの多い人が優勝となります。

 なお、もともとは春のGⅠが10レース、秋のGⅠが10レースだったことから、『炎の十番勝負』というネーミングになったのですが、今ではGⅠレースが増えて、春は11レース、秋は12レースとなっています。

 さて、今回、自分が応募した予想内容は、以下のとおりです。

 

高松宮記念    ビクターザウィナー

大阪杯      ローシャムパーク

桜花賞      クイーンズウォーク

皐月賞      ジャスティンミラノ

天皇賞春     ドゥレッツァ

NHKマイルC   アスコリピチェーノ

ヴィクトリアM  マスクトディーヴァ

オークス     クイーンズウォーク

日本ダービー   ジャスティンミラノ

安田記念     エルトンバローズ

宝塚記念     プログノーシス

 

 え! 高松宮記念ビクターザウィナー? もうメイケイエールは買わないの? 買わないと来るのがメイケイエールじゃないの⁉ などと言わないで下さい。ようやく彼女の魔力から逃れてきたところなのですから・・。でも陰ながら彼女も応援しておりますデス。

 あとは、今年の3歳はキズナ産駒の当たり年なので、桜花賞・オークスはクイーンズウォーク、皐月賞・ダービーはジャスティンミラノと両キズナ産駒の春二冠を期待したいと思います。なおNHKマイルCには、必ず出走してくると思われる牝馬アスコリピチェーノを選択しました。

 また、ドバイ遠征後のドウデュースとリバティアイランドの動向が気になるところです。まずドウデュースは宝塚記念に出てきてくれるとは思うのですが、軽い馬場のドバイターフ1800mから重馬場必至の京都2200mという変化への対応力が心配。リバティアイランドは、ドバイシーマクラシック2400mのあとで、いきなりヴィクトリアM1600mに出てきてくれるかどうか。むしろ、2000~2400mの海外競馬を指向する気がするので、春はすべて「無印」に!

 むしろ宝塚記念は、重馬場得意で京都2200mの長い直線に替わった絶好のチャンスを活かしてくれるとみて、プログノーシスを指名いたしました。

 とにかく、指名馬が出走してくれるかどうかが一番大事。まずは出走予想をちゃんと当てないと始まらないのが、『炎の十番勝負』の特徴であります。

 

 さて、何頭当たるか? というよりも、何頭がちゃんとレースに出てくれるか?

 

 


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【シャム猫 りゅう君が愛した欅】 宅地造成で生き残った唯1本のけやき!

2024-03-21 04:08:27 | 

 昨日の続きであります。

 

 我が家の三軒隣の家で飼われていたシャム猫のりゅう君が愛した「けやき」

 

 

 実は、この「けやき」は、もともと政府系金融機関のグランド内で、多くの木々に囲まれていた細くて若い欅でありました。

 このグランドには、地元では有名な桜並木があったほか、樹齢70年は優に超えるという「大けやき」がドンと構えておりました。ここ地域では「神木」に近い存在だったと思います。その「大けやき」から5mほど離れて、細くて可愛い若い欅が生えていて、それが今、残っている写真の「けやき」であります。

 今から10年ほど前に、政府系金融機関のグランドが売りに出されて、某不動産会社が買って宅地造成を行いました。地元では神木とも言える「大けやき」の存続に向けた運動が沸き起こって、不動産会社側も「けやき」を残す約束をせざるを得なくなりましたが、結局、残されたのは「大けやき」ではなくて、その横に生えていた、まだ細くて可愛い若い方の「けやき」でありました。

 地元住民の失望感は大きかったのですが、合意した「約束」の範囲内でありましたから、口惜しかった訳ですが諦めるしかありませんでした。そして、この残された若い「けやき」は、造営された団地内に作られた「緑地公園」という場所で、唯1本で孤独と闘いながら生き抜いています

 

 シャム猫りゅう君は生前、この「けやき」の傍で遊んでいることが多かった。また、外に出られずに家の中で療養している時でも、家の2階の窓から、この「けやき」の木を眺めていることが多かったと思います。りゅう君には、何か特別な力があって、この「けやき」と言葉を交わす力があったのかもしれません。

 シャム猫りゅう君が愛した「けやき」は、今では相当に大きく育って、この地域を代表する「けやき」になろうとしています。あと20年もすれば「大けやき」と呼ばれて、地域の「神木」と位置付けられるようになるかもしれません。

 

 シャム猫りゅう君は、そんな未来も見据えながら、この「けやき」を元気づけていたのかもしれませんね。

 りゅう君、君は偉いね。

 


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【近所に居た猫】 シャム猫 りゅう君の思い出・・

2024-03-20 02:20:06 | 

 我が家の三軒隣の家で飼われていたシャム猫のりゅう君

 うちのもなか姫とは、ほぼ同い年だと思いますから、2011年前後に生まれたオスのシャム猫で、極めて温厚で人懐っこい性格でありました。その家の方針で、外を出歩くのも自由だったので、よく我が家の庭にも入ってきて、うちの嫁さんが軒先で待っていると、近づいてきて指を嘗めてくれたりしていました。

 

 

 ピンぼけの写真しかなくて申し訳ないのですが、これが「りゅう君」の写真。この1枚しか残っていません。

 りゅう君は、生まれつき左目が見えなかったほか、何かの持病があったようで、ときどき、長い期間お家から出てこない時期がありました。それも判った上で三軒隣の家では、りゅう君を引き取って大事に育てていたようです。もともと猫が大好きなご家族だったので、なるべく自由に、そして大切に育てられた様子が伺えます。

 りゅう君は、2015年頃から外では会わなくなり、三軒隣の家の2階の窓から外を見ている姿だけが確認できました。そのうち、その姿も見えなくなって今に至っています。おそらくは、コロナ禍前の時期に亡くなったのだと思います。

 

 そのりゅう君が亡くなる前に、2階の窓からよく眺めていたのが、近くの小さな公園に立っている1本の「けやき」

 

 

 この「けやき」のお話は明日にいたしましょう。(続く)

 

 


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【春のベースアップで満額回答が続く!】 そもそも日本で賃金が上がらなかった2つの理由は?

2024-03-19 02:07:17 | 金融マーケット

 

 春闘のベースアップ交渉が山場を迎えており、日本を代表する企業の多くが、組合側の要求に満額で応える報道が毎日なされています。こうした姿勢が、日本の中堅中小企業にも伝播するように、新聞各紙も競うように伝えております。

 

 そもそも、日本の賃金が上昇しなくなった理由は、まず第1に「バブル崩壊後の1990年代の後半から極度のデフレ経済に陥った」から。

 90年代にはじまる暗黒の30年間、良質のサービスや財を提供しても、価格が高ければ消費者から需要が生まれず、結果的に市場から退場せざるをえない状況が続いたため、「良いものをより安く」という合言葉のもと、せっかく生み出した「付加価値」を「価格に転嫁する」ことが出来なくなりました。そして、それが「定常化」してしまい、2020年頃まで「付加価値を価格転嫁できない」風潮が続きました。結果、コストアップ要因となる賃上げなどは「とんでもない!」ということになっておりました。

 

 それから、第2に理由として「新商品・新サービスを生み出す人材の価値ばかりを過度に評価して、日常業務を担う人材の評価を長期間据え置いた」から。

 一部の企業では、前者を「α人材」「α業務」、後者を「β人材」「β業務」と区別して、「α人材」「α業務」の給与・年収だけを上昇させ、「β人材」「β業務」の処遇を長期にわたって据え置いてきました。いかにも、1990年代以降の北米で流行った考え方なのですが、ここへきて、過度な区別をつけたことが大きな問題になりつつあります。

 「β人材」「β業務」といっても、例えばホテル旅館における「接客担当者」や、運送業における「ドライバー」にあたる方々がその典型でありますが、優秀な接客担当やドライバーは、最低でも5年から10年程度の経験がなければ、良いパフォーマンスを出せるようにはなりませんので、育成に時間がかかる職業です。

 こうした人材が世間に溢れている時代は、それでも「替え」が効きますから、雇用者側に有利な環境となり「β人材」「β業務」などと区分けすることができましたが、ここへきて労働人口が急減少、しかも今まで頼っていたベテランの接客担当者やドライバーが高齢化によって仕事から離れるようになると、もう人材の採り合いが激しくなって、賃金の急上昇が発生している訳であります。

 現在の北米市場で、賃金上昇が止まらない事情はまさにこれ。コロナ禍が収まって観光業が復活してきた現在、ホテルやレストランでの頼りになる接客担当が不足しているのです。給与を倍にしても人が集まらない!

 今年の春闘で、日本を代表する企業が競い合うように満額回答を行っているのも、背景には「絶対的な人材不足」、しかも「日常業務を真面目にこなしてくれる人材の絶対的な不足」があります。

 

 米国大統領選で、あのトランプ氏に人気が集まっている理由も、ここに繋がります。1950年代から80年代にかけて、アメリカのために真面目に働いて、時には命をかけて戦ってきた古き良きアメリカ人たちの生活が、1990年代を境に改善されなくなっていきましたまさに極端な「α人材」「α業務」優先と「β人材」「β業務」軽視の風潮です。

 その結果、米国大統領選にいつも出てくるようなエリート候補者については「我らの不満や苦しみに対して一瞥もしてくれない」と見限ってしまい、変人で下品な候補だと分かっていながらトランプ氏だけが「我らの不満を受け止めてくれる」と支持しているのです。

 

 行き過ぎた「β人材」「β業務」軽視の風潮が、民主主義そのものを揺るがし始めています。日本があらためてベースアップに目覚めた背景には、このような事情があります。

 

 したがって、真面目にこつこつ働くのが身上という皆さま!

 今はもっと強気で要求して良いのであります。

 ここまで過度に軽視されてきたわけですから、ここで大きく取り返して参りましょう!

 

 


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