本日は「思い込み」によって、大変恥ずかしい目にあったことをお話いたします。
ワタクシは、本当に「思い込み」をしやすい人間であります。
散歩の途中や通勤途上でも、ふと目に触れた言葉や風景に「好奇心」を抱きやすく、その琴線に触れたモノは、すぐに「携帯=google」で調べて、結果「なるほど・・」と納得する瞬間をこよなく愛するタイプの人間なのであります。
すべてをそうして調べれば「思い込み」が発生することはないのですが、ときどき「あ、これは『あのこと』を差している言葉だな!」と、脳内のシナプス結合だけで「分かった」に到達してしまうと、「携帯=google」調査を省略するケースがあり、このうち1/10くらいが冒頭の「思い込み」へ繋がってしまいます。
「THE NORTH FACE」というブランドがあります。通勤途上に、多くのサラリーマンがこの名を冠したリュックを背負う風景が珍しくなくなりました。特に新型コロナが流行して、出勤とリモートが交互に発生する勤務形態が進む中で、パソコンや周辺器具を持ち運ぶのに頑丈なリュックが求められ、この「THE NORTH FACE」ブランドが大人気になりました。
この文字をはじめて電車内で見た時、ワタクシは少し考えてから、「あ、そうか・・ それにしても粋な名前をつけたものだな」と独り合点して納得してしまい、この時に「思い込み」が発生してしまいました。
ワタクシがどう「思い込み」をしたかというと、
「THE NORTH FACE =北面 であるから、これは平安時代に、上皇・法皇をお守りしていた『北面の武士』からネーミングしたブランド名なのだな。『大切なものをしっかりと守る』という意味を込めた粋なブランド名である。当然ながら、こんな発想は日本の企業しかあり得ないな!」
もちろん、本当の意味はまったく違います。「THE NORTH FACE」は米国企業のブランドであり、もともとは「登山用具や衣服」からスタートしたブランド。ちなみに The north face とは、北半球における山岳の北側に面する部分のことで、極めて困難な登山ルートを指す言葉だそうです。「エベレストの北壁」などが典型的な例との由。
それが、なんで「北面の武士」として脳内シナプスで繋がってしまったのか。
ワタクシ自身が全く理解できておりません。まったく・・
そして、もう一つ、決定的な「思い込み」をやってしまいました。
先日「大谷翔平選手がプライベートジェットでMLB開幕戦(韓国で開幕)へ向かう」という内容が、新聞でもTVでも盛んに報道されておりました。自分は、朝起きて日経新聞をザッと読んだあとは、携帯のYouTubeで流れる海外ニュースなどをチェックするのですが、電車内なので音は出さずに画像のみで確認する癖がついております。画像のみと言っても英語字幕がついていたりしますので、ニュースの内容を理解するにはほぼ十分なものであります。
例の「大谷翔平選手」の報道では、一緒に搭乗するメンバーの中に、おひとり背が高くて大変綺麗な女性がいたので、これはもしや「大谷選手の奥様か⁉」とまずは考えたのですが、よくよくお顔を拝見すると、大谷選手にそっくりな顔立ちで、しかも180㎝を超えるかという高身長でもあり、「あ、これは大谷選手の妹さんだな!」と勝手に「思い込み」をしてしまいました。
ちなみに、その日の午後、会社内の打合せ時に、「大谷選手の妹さんて、綺麗なひとだなぁ」とメンバーに話したところ、全員がキョトンとしたまま顔を見合わせてしまいました。
数秒後に大爆笑が起きたことは言うまでもありません。
本件のくだりは、例の「通訳の賭博事件」によって吹き飛んでしまいましたね。奥様の話題は消えてしまいましたので、おかげで、「ワタクシの恥ずかしい思い込み」も拡散しないままで収束となりました。
いずれにしても「思い込み」だけは避けたいものです。
でも、早合点や独り合点の癖はもう治らないだろうなぁ・・