金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳戦回顧】 3月9日~10日

2024-03-10 16:35:49 | 競馬

 土曜日は中京6Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったリアルスティール産駒スナークラファエロ好スタートから2番手追走へ。4コーナー手前で逃げるスペイドアンを交わして先頭に立ちます。直線では後続を突き放して、そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分54秒0。2着には、3番手からキズナ産駒サンライズソレイユ、さらに1馬身3/4差の3着には、同じく3番手からドレフォン産駒ロジアデレード

 リアルスティール産駒は、ダート芝とも、ときどき大物を出す傾向が見えてきました。現3歳が2世代目ですが、フォーエバーヤングに限らず面白い面々が出てきています。社台SSから追い出す決断は吉田勝巳総帥の判断だと思いますが、ここ5~6年の判断をみるにつけ、「天才の直観」も曲がり始めている気配がいたします。

 

 中山7R芝2000m(3歳1勝クラス)を勝ったルーラーシップ産駒ヘデントール最後方待機で脚を溜めます。4コーナー手前からマクリ気味に前に進出、大外をぶん回して、直線では1番外から鋭く抜け出します。そのまま後続に3馬身差をつけて完勝。重の勝ちタイムは2分1秒9。2着には、7番手から差してきたノヴェリスト産駒ヤマニンアドホック、さらに2馬身差の3着には、後方から追い込んできたブリックスアンドモルタル産駒マイネルブリックス

 

 阪神9R芝2400mゆきやなぎ賞(3歳1勝クラス)を勝ったキズナ産駒ショウナンラプンタ5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、残り200mのところで、馬場の内側を突いてショウナンラプンタが先頭に立ちます。馬場の中央からはキズナ産駒モンブランミノル、大外からリアルスティール産駒ヴェローチェエラが迫ってきますが、これをクビ差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは2分27秒9。2着にはヴェローチェエラ、さらにクビ差の3着にモンブランミノル

 

 日曜日は阪神5R芝1600m(3歳1勝クラス)を勝ったルーラーシップ産駒ディスペランツァ最後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたフェリーニと3番手にいたブルーミングデザインの2頭が抜け出しますが、大外からディスペランツァをはじめ、追込み陣が前を飲み込み、そのなかでディスペランツァが3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分33秒4。2着には、中団から差してきたスクリーンヒーロー産駒マイネルティグレ、クビ差の3着にも、中団から追い込んできたモーリス産駒アルトゥーム

 

 阪神6Rダート1400m(3歳1勝クラス)を勝ったロードカナロア産駒ロードフォアエース好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放してそのまま1馬身1/2差で快勝。ダート良の勝ちタイムは1分24秒8。2着には2番手からサトノダイヤモンド産駒ニホンピロカラット、3馬身差の3着には4番手からシニスターミニスター産駒ストレングス

 

 中山6Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったキタサンブラック産駒サトノエピック中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、後方からマクリ気味に外を回したラニ産駒メイプルタピットが先頭に立ちます。その内側からサトノエピックがこれを交わして、そのまま1馬身1/4差をつけて快勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分54秒1。2着メイプルタピットから1馬身1/4差の3着には、4番手から粘り切ったホッコータルマエ産駒ピュアキアン

 

 中山7R芝1200m(3歳1勝クラス)を勝ったアドマイヤムーン産駒アララララ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放してそのまま2馬身1/2差で圧勝。稍重の勝ちタイムは1分8秒8。2着には2番手からベーカバド産駒クオレス、1馬身1/2差の3着には4番手からディスクリートキャット産駒レイニングキャット

 

 中京10Rダート1400m昇竜ステークス(3歳オープンクラス)を勝ったリアルスティール産駒チカッパ好スタートから2番手追走へ。逃げたベストウォーリア産駒ジョージテソーロの前半3ハロンのラップは35秒8とスローな流れに。直線に入ると、ジョージテソーロとチカッパが併せ馬状態のまま激しい競り合いが続きます。ゴール手前でチカッパがハナ差だけ前に出て勝利。ダート良の勝ちタイムは1分25秒4。2着ジョージテソーロから3/4馬身差の3着には、7番手から差してきたパイロ産駒ナスティウェザー

 ここもまたリアルスティール産駒が勝利。まだまだ勢いは止まりません。

 

 


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【競馬】 金鯱賞(GⅡ)とフィリーズレビュー(GⅡ) 春のGⅠトライアルを制するのは⁉

2024-03-10 00:47:18 | 競馬

 まずは中京の金鯱賞

 ビックリしたのは、菊花賞馬③ドゥレッツァと、大阪杯を目指すはずの④プログノーシスが出走してきたこと。

 まずはドゥレッツァ。本番は天皇賞春なのに、阪神大賞典や日経賞ではなくて、2000mの金鯱賞を選択した点。恐らくは、消耗が激しい3000mあるいは2500mのレースを避けたということなのでしょうが、それにしても、ここは試走に徹するという意味なのでしょう。先行したとしても、厳しい消耗戦に持ち込むつもりはないと思います。

 次はプログノーシスレース間隔を空けたいこの馬は、大阪杯へ直行するものと思っていました。ここから中二週で大阪杯へ向かう選択はしないでしょうから、本番は4月の香港(QE2世カップ)に定めたということなのでしょう。したがって、ここはキッチリ勝ち切って、2000mの王者ロマンチックウォリアーへの挑戦権を得ようという趣旨なのだと思います。

 

 今の中京は先行馬有利の馬場ではありますが、上記の状況を勘案して、本命にはやはり、本気で勝ちに来た④プログノーシスを指名いたします。相手には、4歳牡馬勢では前述の③ドゥレッツァ⑨ノッキングポイント、5歳牡馬の⑦ヤマニンサルバム、6歳牡馬の⑥ヨーホーレイクの4頭。

 馬券は、本命④プログノーシス頭固定の三連単12点 ④⇒③⑨⑦⑥

 

 

 そして桜花賞トライアル、阪神のフィリーズレビュー

 芝1400mのフィリーズレビューですが、基本は過去の1400m重賞で好走している馬から選ぶのが鉄則。今回は、昨秋の京王杯2歳Sの勝ち馬で、かつ阪神JF3着のコラソンビートが出てきます。コラソンビートが桜花賞直行を選ばなかった理由は、マイルがやや長すぎると考えていることと、本気でフィリーズレビューを勝ちにきているからだと思います。したがって人気ではありますが、①コラソンビートを頭固定の本命に据えたいと。

 相手には、1400m重賞のファンタジーSの1~3着馬であるファインニードル産駒⑤カルチャーデイリアルスティール産駒⑩ドナベティロゴタイプ産駒⑥シカゴスティング。そして、つわぶき賞1着のモーリス産駒③バウンシーステップ。最後は、レッドフォルクス産駒⑪マーシーランマーシーランの勝った新馬戦の2着馬3着馬は、その後に短距離で未勝利⇒500mと連勝中であり、前走6着のエルフィンSは重めの馬場でマイルの距離が少し長かっただけ。1400mに戻れば再び輝きそう。

 馬券は、本命①コラソンビート頭固定の三連単20点 ①⇒⑤⑩⑥③⑪

 

 

 おまけで中山のアネモネS(L)も。

 桜花賞切符のラスト2枚を争うレース。

 狙いたいのは、ロジャーバローズ産駒④サクセスカラーとモーリス産駒⑩エリカエスティームの2頭

 サクセスカラーは、前走のクイーンCは4着でしたが、勝ち馬が桜花賞でも人気となるであろうクイーンズウォークであり、しかも前半から流れるペースだったのを2番手から粘った結果の4着であり見所のあるレース振り。サクセスカラーも府中マイルを1分33秒5で走っており、ここでは地力上位と見ます。

 エリカエスティームは、前走のエルフィンSは3着でしたが、1着ライトバック、2着スイープフィート(のちにチューリップ賞制覇)と差のない3着ですから、桜花賞で上位人気となる2頭との比較で見ても、ここでは力が上と見ます。

 馬券は、④サクセスカラーと⑩エリカエスティームの馬連1点 ④⑩

 

 

 

 


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