金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【菅総理 記者会見】 つい、『マイフェアレディ』を思い出す‥。

2021-06-22 07:16:24 | 雑感

 このBlogを読んでいる方はお分かりだと思いますが、私は現政権を全面的に支持しております。また、菅総理に対しては、官房長官時代から大いなる尊敬の対象であります。

 しかし、官房長官時代から首相時代に移っても、記者会見における菅さんの答弁だけは、本当に下手で、現政権の政策の真意がちゃんと伝わりません。むしろ、短絡的に伝わるリスクすらあります。

 

 先週の木曜日に行われた総理の記者会見を観てて、感じたことを、本日は替え歌にしてお伝えしたいと思います。曲は、ミュージカル『マイフェアレディ』から、「With A Little Bit Of Luck!」(邦題:運が良けりゃ!)

 

【 With A little Bit Of Luck! 】

 運が良けりゃ 運が良けりゃ コロナにも勝てる

 運が良けりゃ 運が良けりゃ オリンピックも出来る

 運が良けりゃ 運が良けりゃ 観客も1万人入れる

 運が良けりゃ 運が良けりゃ ワクチンも打ち終わる

 

 運が良けりゃ 運が良けりゃ コロナも終わる

 運が良けりゃ 運が良けりゃ パラリンピックも出来る

 運が良けりゃ 運が良けりゃ 選挙も勝てる

 運が良けりゃ 運が良けりゃ 選挙も勝てる


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【重賞回顧】 ユニコーンS・マーメイドS

2021-06-21 07:18:21 | 競馬

 まずはJRAの3歳ダート王決定戦府中のユニコーンS勝ったのは、マジェスティックウォリアー産駒スマッシャー。中団待機から、早めに抜け出した2着のアイルハヴアナザー産駒サヴァを差して圧勝。重馬場ながら1分34秒4の時計も優秀坂井琉星騎手のファインプレーでした。これでJRAダート路線のトップに立ち、ジャパンダートダービーへ向かうことになると思います。

 2着のサヴァは前々の位置から、先行する各場を早めに交わして勝利するかに見えましたが、スマッシャーの差し脚に屈しました。レース運びの上手さが持ち味ですので、大井ではここから逆転も3着のヘニーヒューズ産駒ケイアイロベージは、中団後方からの追込みで3着まで。今日は、結果的にはダート1400mで活躍していた馬が1着2着を占めて、後ろで構えていた有力馬たちには、あまり出番がありませんでした。

 1番人気のラペルーズは、勝ち馬とほぼ同じ位置にいましたので、やはり砂を被ると気の悪さが出るということか。これは修正が難しいと言わざるを得ません。

 それから最後に、レース中に急性心不全で亡くなったピンクカメハメハについて。3歳春の段階で、サウジとドバイに遠征して、帰ってきてから日本のダート路線のピークを迎えるというのは、厳し過ぎるステップなのかもしれません。やはり、日本の3歳ダート路線については、JRA中心にGⅠ路線を整備して、3歳春から無理な海外遠征をしなくて済むように、改善して頂きたいと思います。

 ピンクカメハメハの冥福をお祈りしたいと思います。

 

 そして阪神のマーメイドS勝ったのは、キズナ産駒シャムロックヒルスタート良くマイペースに持ち込み、直線も後続を抑え込んで見事な重賞初勝利藤懸貴志騎手も嬉しい重賞初勝利。2番手追走していたサンクチュエールやソフトフルートといった有力馬が残れませんでしたので、けして先行有利の展開ではなかったと思います。50㎏の軽量を活かした勝利ですが、シャムロックヒルの勝負根性も賞賛されるべきでしょう。

 2着には、後方から追い込んできたエピファネイア産駒クラヴェル。こちらも51㎏の軽量が効きました。一方、3着のシャドウディーヴァは、好位からの差し脚で、地力で着を取った感じだと思います。


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【2歳戦回顧】 6月19日~20日

2021-06-20 16:49:04 | 競馬

 土曜日は東京1R芝1400mを勝ったシルバーステート産駒コムストックロード後方待機から、直線は外から差し脚を伸ばして、余力を残して完勝1週目のクレイドルが勝った新馬戦で、勝ち馬に競り負けて4着でしたので、あの新馬戦のレベルの高さを示した形。逆に今日1番人気だったサトノストロングが2着に負けた1週目の新馬戦で、6着7着10着に負けたハッピープリベイル、ジェイケイボス、ボルタドマールが、ここでは2着3着4着に。あのレースが激しかったため、前走上位馬は疲れが残っていたようです。新種牡馬の中では、シルバーステート産駒の仕上がりの早さが目立ちます。引続き注意。

 札幌5R芝1200m新馬を勝ったキングカメハメハ産駒ポメランチェスタート良く逃げて、そのまま直線も4馬身差で押し切りスピードの違いを見せつけて、1分7秒9のレコード勝ちキンカメ×サクラバクシンオーの血です。2着は外から差してきたジョーカプチーノ産駒ナムラリコリス、この馬も次は確勝レベル3着は先行して粘り切ったキンシャサノキセキ産駒フリートオブフット。勝ち馬のスピードが段違いだっただけで、次走は逃げて先手が取れそうで、これも狙えると思います。

 阪神5Rダート1200m新馬を勝ったドレフォン産駒フェズカズマ好位5番手追走から、直線は前がゴチャつきましたが、落ち着くのを待って真ん中を堂々と抜け出して完勝2着は外から差してきたディスクリーキャット産駒メズメライザー惜しかったのは、逃げて速めに抜け出したヘニーヒューズ産駒ハロースクロール。良いスピードを見せたので、次走は改めて狙えると思います。

 東京5R芝1600m新馬を勝ったハービンジャー産駒アライバル中団追走から、直線は早めに抜け出して完勝2着も前々から粘り切ったイスラボニータ産駒プルパレイ素質馬が揃った新馬戦で完勝したアライバルは、次は重賞候補へ2着のプルパレイも次は確勝レベル。2番人気で最後方から馬群を捌いて差してきたディープインパクト産駒マイシンフォニーは4着多頭数の新馬戦で最後方からという「?」な騎乗武豊騎手ですから馬の気持ちに逆らわなかったのでしょうが、何を教えたかったのか。2億6千万円の馬ですから、次は乗替り必至。

 札幌6Rダート1000m新馬を勝ったマジェスティックウォリアー産駒アーリーレッグ2番手追走から逃げるアドレマピュスを捉えて完勝2着には中団から差してきたバンブーエール産駒エムティゲラン逃げたアドレマピュスは次を狙っても面白い

 

 日曜日は札幌5R芝1200m新馬を勝ったのは、米国産馬のガンライナー産駒グランアブロウソ2番手追走から、逃げるドゴンを交わして、そのまま完勝さすがビリーヴの孫、スピードの違いを見せつけた形。2着には、中団から差してきたマクフィ産駒エーティーマクフィレースセンスが良く、次は有力でしょう。

 阪神5R芝1600m新馬を勝ったロードカナロア産駒ダノンスコーピオン超スローペースの瞬発力勝負になりましたが、直線で先に抜け出したハーツクライ産駒ルージュラテールとの激しい叩き合いを制して、最後に勝ち切りました次は、厳しいレースの流れでも対応できるかがポイント。瞬発力の持続性が、ロードカナロア産駒の分岐点になります。

 東京5R芝1400m新馬を勝ったロードカナロア産駒キミワクイーンこちらも超スローペースで、直線の瞬発力勝負になりました。勝ったキミワクイーンとキングカメハメハ産駒ロジスピードの叩き合いになりましたが、後方から追い込んできたダノンレジェンド産駒レッツリブオンが、ロジスピードにぶつかりそうになったところで、キミワクイーンが抜け出して勝利。2着がレッツリブオン、3着がロジスピードとなりましたが、不利がなければ、2着3着は入れ替わったかもしれません。


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【競馬】 ユニコーンS(GⅢ) JRAの3歳ダート王者決定戦!

2021-06-20 07:30:57 | 競馬

 まずは府中のユニコーンSJRAの3歳ダート王者決定戦です。GⅢ格付ではありますが、実質的には、大井のジャパンダートダービー(GⅠ)と同等の価値がある3歳ダート重賞であります。

 人気は割れているようですが、最終的には、前哨戦である青竜Sを勝ったヘニーニューズ産駒①ゲンパチフォルツァと、そのゲンパチフォルツァを端午Sで破ったマクフィ産駒⑯ルーチェドーロ、またサウジダービーを勝ったリオンディーズ産駒⑬ピンクカメハメハあたりに集まると思いますが、私個人としては、やはり、ペルーサ産駒④ラペルーズに期待

 幻のダービー馬ペルーサは、その気の悪さのせいでGⅠレースの勝ちがありませんでしたが、その潜在能力の高さを期待され、種牡馬になることができました。しかし、産駒にも気の悪いところが遺伝したせいか、早くも種牡馬引退に追い込まれてしまいます。その直後、現れたのが、このラペルーズ。昨年JRAでデビューしたものの、結果が出ずに、すぐに門別へ移籍。秋になってダートの短距離を連勝して再度中央へ。中山ダート1800m1勝クラスでディールクルム以下に圧勝したあと、2月のヒアシンスSでも、今回の主力メンバーを相手に豪快な差し切り勝ちしかし、前哨戦の青竜Sでは、スタート直後に両側から挟まれて、走る気を無くして凡走。父親譲りの気の悪さを出して惨敗してしました。

 ラペローズよ君がもし、このレースに勝って、7月のジャパンダートダービーにも勝利すれば、父ペルーサはGⅠ馬の父となるので、種牡馬復帰の道が開けるかもしれない。君の走り次第で、お父さんと君の血脈が、後世に残る道筋を広げることが出来るかもしれないのだ。ここで頑張らなくて、いつ頑張るのだ! もし勝ったら、藤沢和雄調教師も泣いて喜んでくれるはず

 馬券は、④ラペローズからの馬単10点 ④⇒①②③⑥⑦⑧⑩⑬⑭⑯ と、④ラペローズ頭固定で⑥クリーンスレイト2着3着付の三連単18点 ④⇒⑥⇔①②③⑦⑧⑩⑬⑭⑯

 

 おまけで、阪神のマーメイドS芝2000mの牝馬限定戦ですが、地力の高さを要求されるレースです。こちらも藤沢和雄厩舎、3歳時に牡馬相手にシンザン記念を勝ったディープインパクト産駒⑭サンクチュエールに期待。相手は、地力のある馬の中から、⑤シャドウディーヴァ②アブレイズ⑫アンドラステ⑧ソフトフルート⑦レッドベルディエスの5頭。

 馬券は、⑭サンクチュエール頭固定の馬単5点 ⑭⇒⑤②⑫⑧⑦ と、⑭頭固定の三連単20点 ⑭⇒⑤②⑫⑧⑦


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【提言】 JRAは3歳ダート路線の充実を図るべき!

2021-06-19 12:13:22 | 競馬

 今週の日曜日、東京競馬場では、JRAの3歳ダート路線のトップを決めるユニコーンSが開催されます。このユニコーンSのここ6年の勝ち馬は、ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴ、ワイドファラオ、カフェファラオ。すべて、そのあとに中央・地方のGⅠレースを勝つことになる馬たちです。にもかかわらず、ユニコーンSはGⅢ格付のまま。本来ならば、GⅠ競走に相応しいレースなのに‥。

 この点は、2月に行われるヒアシンスS(L)も同様。毎年、超豪華なメンバーが揃う名物レースで、米国ケンタッキーダービーへの出走権争いにも、大きなポイントが付与される重要レース。にもかかわらず、GⅢ格付すら与えられず、リステッド競走のまま。本来ならば、このヒアシンスSに加えて、3月の中山ダート1800mの伏竜Sあたりも、3歳限定のGⅡあるいはGⅢに格付するくらいは、最低限必要な措置だと考えます。

 

 上記措置ができない理由は、3歳ダート路線は、7月に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーを頂点とするヒエラルキーが、地方競馬との合意事項として決まってしまっているため。JRAでは、明日に府中で行われるユニコーンSでさえも、勝手に重賞格付を変えられないというのが、この事情の深層です。

 実は、南関東では、羽田杯、東京ダービーという3歳ダートのクラシック路線が組まれていますし、その他の地方でも、九州ダービー、東海ダービー、東北優駿など伝統的な地方ダービーが存在します。一方で、国内で最もレベルの高いJRAだけが、重賞競走による「クラシック路線」が存在しないまま。

 

 日本の芝が世界トップレベルにのし上がった今、ダートのレベルをアメリカ並に引き上げていくためには、全国レベルでの3歳ダート路線の組直しと、JRAの3歳ダート重賞の充実が必要な時期になっていると思います。JRAのダートで走る馬たちも、アメリカンファラオ産駒、タピット産駒、ヘニーヒューズ産駒など、血統は世界レベルになってきているのに対して、レース体系だけが前近代的なまま。

 本件はもう待ったなし、と言える状況です。今のままでは、地方競馬にとっても健全な発展は望めませんJRAおよび地方競馬の英断を期待しております


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