金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 ユニコーンS・マーメイドS

2021-06-21 07:18:21 | 競馬

 まずはJRAの3歳ダート王決定戦府中のユニコーンS勝ったのは、マジェスティックウォリアー産駒スマッシャー。中団待機から、早めに抜け出した2着のアイルハヴアナザー産駒サヴァを差して圧勝。重馬場ながら1分34秒4の時計も優秀坂井琉星騎手のファインプレーでした。これでJRAダート路線のトップに立ち、ジャパンダートダービーへ向かうことになると思います。

 2着のサヴァは前々の位置から、先行する各場を早めに交わして勝利するかに見えましたが、スマッシャーの差し脚に屈しました。レース運びの上手さが持ち味ですので、大井ではここから逆転も3着のヘニーヒューズ産駒ケイアイロベージは、中団後方からの追込みで3着まで。今日は、結果的にはダート1400mで活躍していた馬が1着2着を占めて、後ろで構えていた有力馬たちには、あまり出番がありませんでした。

 1番人気のラペルーズは、勝ち馬とほぼ同じ位置にいましたので、やはり砂を被ると気の悪さが出るということか。これは修正が難しいと言わざるを得ません。

 それから最後に、レース中に急性心不全で亡くなったピンクカメハメハについて。3歳春の段階で、サウジとドバイに遠征して、帰ってきてから日本のダート路線のピークを迎えるというのは、厳し過ぎるステップなのかもしれません。やはり、日本の3歳ダート路線については、JRA中心にGⅠ路線を整備して、3歳春から無理な海外遠征をしなくて済むように、改善して頂きたいと思います。

 ピンクカメハメハの冥福をお祈りしたいと思います。

 

 そして阪神のマーメイドS勝ったのは、キズナ産駒シャムロックヒルスタート良くマイペースに持ち込み、直線も後続を抑え込んで見事な重賞初勝利藤懸貴志騎手も嬉しい重賞初勝利。2番手追走していたサンクチュエールやソフトフルートといった有力馬が残れませんでしたので、けして先行有利の展開ではなかったと思います。50㎏の軽量を活かした勝利ですが、シャムロックヒルの勝負根性も賞賛されるべきでしょう。

 2着には、後方から追い込んできたエピファネイア産駒クラヴェル。こちらも51㎏の軽量が効きました。一方、3着のシャドウディーヴァは、好位からの差し脚で、地力で着を取った感じだと思います。


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