土曜日は東京1R芝1400mを勝ったシルバーステート産駒コムストックロード。後方待機から、直線は外から差し脚を伸ばして、余力を残して完勝。1週目のクレイドルが勝った新馬戦で、勝ち馬に競り負けて4着でしたので、あの新馬戦のレベルの高さを示した形。逆に今日1番人気だったサトノストロングが2着に負けた1週目の新馬戦で、6着7着10着に負けたハッピープリベイル、ジェイケイボス、ボルタドマールが、ここでは2着3着4着に。あのレースが激しかったため、前走上位馬は疲れが残っていたようです。新種牡馬の中では、シルバーステート産駒の仕上がりの早さが目立ちます。引続き注意。
札幌5R芝1200m新馬を勝ったキングカメハメハ産駒ポメランチェ。スタート良く逃げて、そのまま直線も4馬身差で押し切り。スピードの違いを見せつけて、1分7秒9のレコード勝ち。キンカメ×サクラバクシンオーの血です。2着は外から差してきたジョーカプチーノ産駒ナムラリコリス、この馬も次は確勝レベル。3着は先行して粘り切ったキンシャサノキセキ産駒フリートオブフット。勝ち馬のスピードが段違いだっただけで、次走は逃げて先手が取れそうで、これも狙えると思います。
阪神5Rダート1200m新馬を勝ったドレフォン産駒フェズカズマ。好位5番手追走から、直線は前がゴチャつきましたが、落ち着くのを待って真ん中を堂々と抜け出して完勝。2着は外から差してきたディスクリーキャット産駒メズメライザー。惜しかったのは、逃げて速めに抜け出したヘニーヒューズ産駒ハロースクロール。良いスピードを見せたので、次走は改めて狙えると思います。
東京5R芝1600m新馬を勝ったハービンジャー産駒アライバル。中団追走から、直線は早めに抜け出して完勝。2着も前々から粘り切ったイスラボニータ産駒プルパレイ。素質馬が揃った新馬戦で完勝したアライバルは、次は重賞候補へ。2着のプルパレイも次は確勝レベル。2番人気で最後方から馬群を捌いて差してきたディープインパクト産駒マイシンフォニーは4着。多頭数の新馬戦で最後方からという「?」な騎乗。武豊騎手ですから馬の気持ちに逆らわなかったのでしょうが、何を教えたかったのか。2億6千万円の馬ですから、次は乗替り必至。
札幌6Rダート1000m新馬を勝ったマジェスティックウォリアー産駒アーリーレッグ。2番手追走から逃げるアドレマピュスを捉えて完勝。2着には中団から差してきたバンブーエール産駒エムティゲラン。逃げたアドレマピュスは次を狙っても面白い。
日曜日は札幌5R芝1200m新馬を勝ったのは、米国産馬のガンライナー産駒グランアブロウソ。2番手追走から、逃げるドゴンを交わして、そのまま完勝。さすがビリーヴの孫、スピードの違いを見せつけた形。2着には、中団から差してきたマクフィ産駒エーティーマクフィ。レースセンスが良く、次は有力でしょう。
阪神5R芝1600m新馬を勝ったロードカナロア産駒ダノンスコーピオン。超スローペースの瞬発力勝負になりましたが、直線で先に抜け出したハーツクライ産駒ルージュラテールとの激しい叩き合いを制して、最後に勝ち切りました。次は、厳しいレースの流れでも対応できるかがポイント。瞬発力の持続性が、ロードカナロア産駒の分岐点になります。
東京5R芝1400m新馬を勝ったロードカナロア産駒キミワクイーン。こちらも超スローペースで、直線の瞬発力勝負になりました。勝ったキミワクイーンとキングカメハメハ産駒ロジスピードの叩き合いになりましたが、後方から追い込んできたダノンレジェンド産駒レッツリブオンが、ロジスピードにぶつかりそうになったところで、キミワクイーンが抜け出して勝利。2着がレッツリブオン、3着がロジスピードとなりましたが、不利がなければ、2着3着は入れ替わったかもしれません。