金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 最強棋士 渡辺明三冠が小休止!

2020-02-24 08:12:09 | 将棋

 GⅠ回顧は明日にして、本日は将棋の話です。

 昨年来、無敵を誇っていた渡辺明三冠が、ここへ来て公式戦三連敗、小休止となっています。

 まず2月13日の叡王戦 挑戦者決定第2局の豊島名人との闘いは、序盤から大差をつけられ、あっさり敗戦、16日の棋王戦第2局の本田奎五段との闘いも、序盤から大量リードを奪われ、良いところなく敗戦。20日~21日の王将戦第4局は、前半に許したリードを巻き返したものの、最後は力尽きて広瀬八段に押し切られました。

 あえて「変調」とは言わず、「小休止」と表現していますが、ここ1年くらい見ることがなかった負けぶりですので、やはり最強棋士にとっても、1月からのタイトル戦の過密日程が、ご本人の知力・体力・忍耐力などに影響してきていると言えると思います。

 最強棋士である渡辺三冠は、自分から仕掛けて、そのまま自分のペースで押し切る闘い方が信条。ただ、ここ三戦については、相手方から先に仕掛けられ、ペースを握れていない。そろそろ研究成果の「在庫切れ」なのか?

 本日24日(月)には、豊島名人との叡王戦 挑戦者決定第3局が行われます。この闘いは、渡辺三冠にとっても最初の正念場になります。天下統一のためには、ここで負けるわけにはいきません。


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【競馬】 ダートGⅠ フェブラリーステークス!

2020-02-23 08:21:15 | 競馬

 日本ダート界のトップを彩る馬たち、すなわち、クリソベリルやゴールドドリーム、オメガパフュームなどが出ません。また、天敵であるスマハマの姿もなく、普通に考えれば、インティが楽に逃げて、昨年の再現を成し遂げそうな勢いです。果たして、騎手会長のレジェンド武豊が気持ちよく逃げているのに、ちょっかいを出せる騎手がいるのでしょうか?

 いや、いるんです、忖度なんぞしないのです、今頃の騎手たちは。まず⑬デルマルーヴルのMデムーロ。残り800mくらいから平気で競りかけてくると思います。次に③ワイドファラオの福永祐一も。「豊さん、去年勝ったから、もう良いでしょ!」てな具合。もちろん、⑫モズアスコットのCルメールもミルコとほぼ同時に競りかけてくると思いますし、内枠に入った②アルクトスや①ブルドックボスも、もともと1200mが得意な馬たちだけに、インティのペースが遅過ぎれば、自分が先頭に立って逃げようとするはず。

 要は、昨年と同じレースをさせれば、インティの楽勝になることは皆が分かっているので、そうはさせないと早めに動くのがプロの騎手たちの心理です。ですから、今年は有力馬たちが、ゴール前まで激しいデッドヒートを繰り広げるパターンか、あるいは、競り合った馬たちがみんな力尽きて、最後に差し切られるパターンか、の2つに1つ。

 自分は後者に賭けたいと思います。ただし、最後方からの追込では、さすがに届かないと思いますので、中段後方からの差しを、⑦ヴェンジェンスに期待して単勝で勝負します。また、④タイムフライヤーとのワイド④⑦も

 

 小倉大賞典は、さすがに⑥ヴェロックスの重賞初勝利を祈って頭固定で。相手には②カデナ、⑬ジナンボーの他、⑪タニノフランケルと⑫ドゥオーモも。タニノフランケルはモズアスコットとのフランケル繋がり、ドゥオーモはリナーテとのミラノ繋がりがあるので今週は非常に気になる存在三連単12点で。⑥⇒②⑬⑪⑫⇒②⑬⑪⑫


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【競馬】 長距離GⅢ ダイヤモンドS と 牝馬GⅢ 京都牝馬S!

2020-02-22 08:42:42 | 金融マーケット

 まずは府中の長距離GⅢ ダイヤモンドSから。非常に地味なレースとなって何年経ちますか‥。天皇賞(春)は、それでもキタサンブラックやサトノダイヤモンド、フィエールマンなどのスターホースが1頭か2頭は出てくるので、伝統GⅠの体裁は残っているのですが、このレースや暮れのステイヤーズSの凋落ぶりといったら目も当てられません。レースの勝ち馬から種牡馬すら現れなくなるでしょう、いずれは。

 しかし、今年は長距離路線で異彩を放ちそうなスター候補が1頭出て参ります。そう、オルフェーヴル産駒の⑦タガノディアマンテ。昨年秋の菊花賞、4コーナーまではこの馬が突き抜ける勢いでしたが、あまりに外を回りすぎて、直線途中で力が尽きてしまいました。でも前走の万葉Sは、大外をぶん回して圧勝! GⅡやGⅢクラスであれば、とんでもないパフォーマンスを見せ続けてくれると思います。人気も被りますが、この馬の頭固定で勝負です。相手は、⑪タイセイトレイル、⑭メイショウテンゲン、⑬ヴァントシルム、⑥レノヴァール、①オセアグレイト、③ポポカテペトル。馬単6点⑦⇒⑪⑭⑬⑥①③と、三連単10点⑦⇒⑪⇔⑭⑬⑥①③で。

 

 京都牝馬Sは、3歳クラシック路線で上位実績を挙げ続けた②ビーチサンバを本命に。相手は1400mがベストと思われる③リナーテで。リナーテは56㎏が嫌われて人気が落ちるのだったら、むしろ買いだと思います。

 ②の単勝と②③ワイドの2点で勝負です。


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【金融】 新型コロナウイルス対応 不要不急のイベントは中止だが・・

2020-02-21 07:28:03 | 金融マーケット

 昨日に続いて、新型コロナウイルス対応について補足させて頂きます。

 新型コロナウイルスの拡散防止のために、不特定多数の人間が集まるイベントについては、当面中止する動きが広がっています。このこと自体は自然な流れですし、体調不良にもかかわらず、周囲の迷惑よりも自分の都合を優先する人は必ず存在しますので、多くの方々の身を守る術として意味のある動きだと思います。

 ただし、この延長線上で、10人規模の懇親会や同窓会の類まで自粛ムードが広がったり、小規模のゴルフコンペが中止になったりで、世の中のホテル・レストラン・ゴルフ場などがスカスカ状態になりつつあります。個々の人が特定できる集まりであれば、その日の体調を確認し合ったり、座るスペースを広げたり、あるいは個室を用意するなりで、工夫を重ねることで感染リスクをかなり小さくすることは可能です。にもかかわらず、現在は、自粛ムードが広がりすぎることで経済活動が止まってしまい、別の問題が噴出してくることになりつつあります。

 誤解を恐れず繰り返し申し上げれば、季節性インフルエンザと同等のリスク管理を行えば済むところを、過剰な対応を長期間にわたり行ってしまうことで、会社が倒産したり、失業が増えたり、またコミニュケーション・サークルが崩壊したり、といった副次的な反作用が発生するリスクが膨張していると思います。

 東北の震災直後にも「過剰な自粛ムード」が漂いかけた時、「東北を救うためにも、東北の産物・酒を消費しよう」というムーブメントが沸き起こりました。むしろ、元気な人々を中心に消費や経済を活発化させることで、新型コロナを葬り去るくらいの気持ちが必要なのではないかと思います。

 「この時期に飲み会やゴルフコンペなどけしからん」などと言うなかれ。細心の注意を払いながら、イベント活動をゼロにしない闘いも、十分に意義ある闘い方だと考えています。


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【金融】 新型コロナウイルス対応 新たな局面に・・

2020-02-20 07:21:07 | 金融マーケット

 先々週に、このテーマは連続でお伝えしたので、もう止めようかと思ったのですが、やはり暫くはお付き合いしなければならないテーマですので、少しお話したいと思います。

 ネットでは「政府の対応が遅い」とか、「方針が明確でない」とか、好き勝手に言う輩が多くいますが、ここまでの厚労省や政府の対応は、非常に冷静で的確なものだったと、自分は感じています。そして、当初はエキセントリック、かつ扇情的だったマスコミ各社も、一部の週刊誌を除いては、冷静かつ有益な報道をするようになってきたと思っています。

 ここまで、ほぼハッキリしてきたことは、①このウイルスの致死率は2%前後で、SARSやエボラの類ではなく、むしろ季節性インフルエンザに近い毒性である。②感染しても発症しない人が多く、しかもその人達から感染する可能性が高い。③手洗いやマスクの励行や、人混みに近づかないなどの基本動作が、拡散防止には非常に有効である。

 そして、今一番深刻なのは、日本全国の医療機関がパンクしそうになっていること。まだ感染者の数は非常に少ないのに、不安に駆られた人たちが病院・医院に殺到している結果、一番大事な「重篤度の高い患者」「重篤になりやすい潜在患者」の方々に、必要な医療行為が届かなくなるリスクが大きくなっていること。

 政府・厚労省は、今でも、新型コロナを水際で封じ込む戦術を完全に捨てたわけではありませんが、むしろ、今後発生する可能性が高い、数多くの感染者への対応として、特に重篤患者に必要十分な医療行為を行える体制構築へ舵を切ったと言えますし、これは非常に正しい判断と言えます。

 誤解を恐れず申し上げれば、健康な人たちや、若者たちにとっては、このウイルスの感染はそれほど恐ろしくありません。季節性インフルエンザと同様のリスク度だと考えれば良いのです。むしろ危険なのは、その季節性インフルエンザによって、毎年数千人も亡くなっている、高齢者や基礎疾患を抱える方々。彼らをこのウイルス感染からいかに守るかが重要ポイントになります。

 その目標に向けて、日本国民が一致団結できるか否かが試されているのだと思います。


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