まず府中の東京新聞杯(GⅢ)。かつては地味なGⅢでしたが、昨年の勝者がインディチャンプ、一昨年がリスグラシューとくれば、注目されるレースになったのも当然。もともと、府中1600mは、世界でも有数の名マイルコースであり、秋の富士ステークスと併せて、このレースの重要度は大きくて当たり前。ここでレベルの高いレースが出来れば、4月の香港チャンピオンズマイル、5月のビクトリアマイル、6月の安田記念などで、有力視されることも珍しくありません。
ここは5歳牝馬のプリモシーンを再評価。同期にアーモンドアイさえいなければ、最強マイラー牝馬の称号は彼女のものだったかもしれません。昨秋はプリモシーンらしいレースが出来ておらず、今回は正念場。得意の東京コース+マイルという舞台ならば言い訳はできない。56㎏の負担重量も過去の実績からやむを得ません。
もう1頭の注目馬は6歳牡馬のサトノアーサー。こちらも2歳時からクラシック候補と期待された馬ですが、ようやく適性距離を1600~1800mに定めて、これから本格化、というところで長期休養へ。立て直しを図り、得意の府中コースで再起をかけます。馬券は、①プリモシーンと⑤サトノアーサーの2頭軸三連複で。
京都のきさらぎ賞は、⑧アルジャンナの頭固定。アルジャンナは昨秋の東京スポーツ杯2歳Sでコントレイルの2着。今のところ、コントレイルのライバルと見做されているのは、サリオスとこの馬だけ。京都の馬場が重いとか、言っていられません。このメンバー構成ですから、楽勝するところを見たいと思います。