金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【電車内の喧嘩を目撃】 グッとこらえて6秒数える! あとで後悔しないためにも・・ 

2024-02-23 04:50:04 | 雑感

 久しぶりに電車内での喧嘩を目撃しました。

 

 夕方18時30分頃の中央線ですから、新宿駅を過ぎると超満員状態になります。喧嘩のきっかけはよく分かりませんでしたが、肩が触れたとか、足を踏んだとか、他愛のないものだと推測します。お互い大声を出しながらの喧嘩になり、次の駅で降りろ!となって、駅のホームで一触即発状態となりましたが、駅員さんが止めに入って事なきを得た感じ。まぁ、双方ともに事件にならなくて良かったですね。

 昭和の頃とは時代が変わって、令和のコンプライアンスでは、こんな喧嘩一つで相手を怪我でもさせたら、向こうに非があったとしてもタダでは済みません酷い場合は、警察沙汰となって職を失ったり、離婚して家族を失うトリガーになったり致します。

 

 兎にも角にも、「カッとなって・・」良いことは一つもありません怒りに任せて行動することは、何も良い結果を生みません。 

 

 

 自分にも、5年前に以下のような経験があります。

 39年間務めた前の会社で役員をしていた時の話です。別の部門を統括している役員の言動があまりに酷く、その話を部下から聞いた時に、それこそ「カッとなって」、頭に血が上る状況になりました。

 すぐに自分の個室から飛び出して、同じフロアにある相手の個室へ怒鳴り込みに行くことに。とにかく「カッとなって」いましたから、まずは自分の怒りを直接相手にぶつけないと気が済まない。まぁ、思いつく限りの罵詈雑言をぶつけるつもりになっておりました。

 ちなみに、相手の個室に行くには、同じフロアの真ん中にあるトイレを通過していくのが近道だったので、その近道を選択。ただ、ちょうど尿意を催していたため、ちょっと寄り道で「小の方」を用足いたしました。その間、約10秒

 でも、この10秒間のおかげで、みるみるうちに冷静さを取戻しました。

 

そんなことをしても、相手にはダメージは与えられない

むしろダメージを受けるのは、こちらの方だ

 

 そこで、冷静になって作戦を練り直して翌日に控えていた「経営会議」で関係するテーマが議題になることが判っていたので、その場で「チクッと注意喚起」する作戦に切替えました。これが効果てきめん!

 あまりにサラリと注意喚起という形を取ったため、かえって相手からは「感謝」される結末に。余計な喧嘩にもならずに済みました。

 

 怒りという感情が爆発した時は、6秒間我慢しただけでクールダウンが可能になるとのこと。もちろん、「許せない」という思いは残り続けるのだと思いますが、それならば、冷静に仕返しする方法を考えた方が得策ということ。怒りに任せた言動は、自らを傷つける結果だけが残ります。

 

 カッとなったら、グッとこらえて6秒数える。

 それが自分の身を救うことになります。

 

 


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