アラフィフ女のないない日記

独身、財産なし、家族なし。ないないずくしの待ったなし、の50代のホンネを書いてゆきます。

夢花火

2012-07-29 07:27:51 | Weblog
昨夜は隅田川の花火大会。
テレビの番組表で「あ、今日なんだ」という認識だった。

7時半ころだっただろうか、いつになくドドーン、と大きな花火音が聞こえたので外を見てみたら、ゴージャスな花火が上がっていた。
テレビ番組があまり面白くなかったので「じゃ、花火を見ようっと」というかんじで、メガネをかけて窓際に移動。

かなり強い風が心地いい。
潮の香りがかすかにする。
遠くで飛行機のライトがゆっくり移動する。

花火は高度の低いものは音と残光、高度の高いものだけ全体が見える。
肉眼で見るとじわじわと夜空に消えてゆく風情がテレビとは全然違う。
昔、やった線香花火を思い出した。

「これはガチで見なければ」と仕事イスを持ってきた。
部屋の音と光がじゃまになるので、パソコンとテレビを消した。
ポテトチップスがやたらに食べたくなったが、あいにくない。
しょうがないので、冷凍唐揚げをレンジでチン。
「さて、これでゆっくり観れる」と唐揚げを食べ始めたら花火は終わってしまった。

その間、1時間。
あっという間だった。
その夜、不眠症気味の私は朝まで熟睡したのだった。





オリンピックのゆううつ

2012-07-26 08:52:35 | Weblog
たぶん、私に共感してくれる人は少ないだろう。
私は、オリンピックがきらいだ。
なぜなら、おなじみのテレビ番組がオリンピック番組に駆逐されるからである。

家にいる間はずっと、テレビを流している。
テレビは私の癒しなのである。

それが、オリンピック前後は「これまでの成績は金メダルx個」「感動のxx」「シュート、入ったぁぁぁあ。」などとテンションの合わない番組一色に染まってしまう。
私のオリンピック需要は、一大会につきハイライト番組を1時間流してくれれば十分だ。

各時間帯に、せめて2,3本、通常の番組を流してくれる局があると、日常のリズムが保ちやすいのだが。
図書館で本を大量に借りてきたが、本を「ながら」読みするのは難しい。

テレビなしの生活は味気ない。
今から、オリンピックの閉会を待つのみである。

イイ女、常盤御前

2012-07-22 16:26:57 | Weblog
またまた、大河ネタを。
先週は平時の乱の戦後処理。
戦がどのような結果をもたらしたか、戦にどのような意味があったのかが現れる重要パートだ。

保元の乱の戦後処理では、清盛は勝ち組だったにもかかわらず、信西の言うがままに敵方についた身内を斬らなければならなかった。
しかし、今回は公卿に昇進した清盛が全処断を任される。
大した出世をしたものだ。

後白河法皇は幽閉されている間、長恨歌をブツブツ口ずさみながら、寵臣の裏切りに怒りを噛みしめていたに違いない。
二条天皇にしても、幽閉の身を救い出して、自邸にかくまってくれた清盛を評価しないわけがない。

清盛がくだした貴族への断は、首謀者の信頼は死刑、それに乗っかった身内の成親はイエローカード。
そして、武家の源氏には非常に甘い裁決をくだす。

ずっと競い合ってきたライバル義朝と、長男&次男は落ちのびる途中に死亡。
嫡男の頼朝、側室の常盤御前&3若君の身柄が六波羅に。
頼朝には流罪を申しつけ、常盤を手籠めにして「3若は京にとどまることが許され」、おわり。

この裁決は政治に長けた清盛らしくないと、以前から謎だったが、このドラマ的解釈を以下に。

理由1.保元の乱の戦後処理で、斬りたくない相手を斬らなければならなかった無念の反動が出た
理由2.義朝と歩むはずだった「武家の世」への道。それを義朝の忘れ形見に見届けてほしい

常盤は、せっかく逃げおおせていたのに「清盛殿のお慈悲にかけてみたい」とタイマンを張りに自ら清盛邸へ乗り込む。
「わが身はどうなってもかまわないから、子供たちは助けてくれ」という常盤に、清盛は自分の生母と面影を重ねる。

その後、コトにおよびながら清盛は「母ならば生きて子供たちの行く末を見届けよ」と挑発する。
常盤はまっすぐ清盛を見つめながら「私は源義朝の妻。もとよりその覚悟にございます」と返す。
女であり、妻であり、母である非常に常盤らしい答えだと思った。

返事を聞いた清盛のニヤッは「さすがは義朝の女、手ごたえアリ」の表情だったように思う。
3若がいるかぎり、自分の母のように、義朝のように、常盤は簡単には死なない。
死なずに自分の歩く道を見届けてくれる。

凛としてたおやかな常盤、貫禄をつけつつ情にもろさを残す清盛。
濡れ場というよりは、覚悟のやりとりのようなお二人のシーン、見事でした。

今夜のタイトルは「滋子の婚礼」。
もう一人の手ごたえアリ、の女性のお話が観られるだろうか。

お得なプロバイダ乗り換え

2012-07-21 14:04:42 | Weblog
節約のため、プロバイダを変えた。
きっかけは訪問セールス。
最近のプロバイダ事情をききたいこともあって、セールスマンさんの説明を聞いた。

マニュアルどおり彼がひととおりしゃべるのを聞いて、名刺をいただいていったんお帰り願った。
2年前にこの部屋に引越してきた時もプロバイダを乗り換えたが、もっと良い条件だった気がしたからだ。

彼の情報をもとにネットで調べたら、いろいろあった。
一番お得なモノは月額基本利用料が1000円弱下がり、キャンペーン特典(キャッシュバック4万円+半年の利用料特別割引)も付くことが分かった。
ちなみに、訪問セールスの提示条件は月額基本利用料が1000円弱下がるだけだった。

解約手続きは、電話会社とプロバイダに電話をかけるだけ。
利用期間が2年以上なので、解約手数料はかからない。

接続は業者の人が家まで来てくれた。
無線LANがつながらなくなったが、サポートセンター(無料)に電話したら15分程度で解決。

メールアドレスは継続サービスを利用(300円弱/月)したので変わらず。
電話番号が変わってしまったが、1か月間番号変更のアナウンスをしてもらえるし、知人はほとんど携帯にしか電話をしてこないので困らない。

というわけで、訪問セールスのおかげで思わぬ得をしてしまった。
人の話は聞いてみるものだ。

いじめと原発

2012-07-19 15:42:43 | Weblog
大津のいじめ問題に端を発し、全国の教育機関でいろいろな動きが出始めたようだ。
いいことだと思う。

今の教育は「学校にいじめはない」ということを前提に現場が動いている。
しかし、それは間違っている。

人間は集団になると序列を作りたがる生き物だ。
集団の最下層を位置づける「いじめ」という行為は「普通にありうる」ことを前提に教育システムは作られるべきなのだ。
私が教育委員会だったら、どこの学校であろうと「我が校の年間いじめ件数はゼロ件でした」などと報告されたら再調査を命じるところだ。

「いじめはあるべきではない」という理想が「いじめはあってはならない」→「いじめはない」という仮想現実を作り上げ、今回の事件を引き起こしたと思う。

その土壌はどこか原発に似ている。
「事故はあってはならない」が「事故は起こりえない」になり、危機管理に大きな問題を抱えたまま稼働、そして国土を不毛の地にしかねない大事故を招いた。

もし、原発事故やいじめを「ありうること」と仮定していれば、こんなあきれるような事態にはならなかったはずだ。

理想と現実を混同するとギャップが生じる。
そのギャップは、できあがった利益構造を守るために不透明なからくりと腐った土壌を醸成する。

そのような土壌を作った関係者は責任を問われ、土壌は刷新されるべきだ。
が、責任は構造の中でうやむやにされ、元の土壌に戻ってしまうのが日本のいつものパターンだ。
原発の利権構造は依然として根強く、汚染された土壌におかまいなく再稼働拡大への布石が着々と進んでいる。

教育界は少しは変わるだろうか。
変わってくれることを願ってこのブログを書いている。




迷走進路

2012-07-18 08:38:54 | Weblog
7月に入ってから、就職活動を第一に考えてきたが、結果は思わしくない。
理由は分かっている。
私の方向性がしっかり定まっていないからだ。

これまで、専門職で働いてきたが、休まず全力で走り続けるのは、もう無理。
なので、給料は度外視して事務職へ、といってもその分野は実務経験が伴わない。
企業にとって、経験を積んだ40代の異分野プロよりも伸びしろの大きい若い人材のほうが好ましいのだ、ということを身をもって知った。

初めて派遣に登録してみたが、年齢と転職回数と職歴アンマッチで持ちゴマにならないようだ。
直接応募も派遣よりは反応があるが、やっぱりだめ。
一番進展したのは、ハローワークでみつけた専門公務関係だが、最終面接でアウト。

はてさて、どうすべきか・・・。

今は面接で落ちた公務関係に必要な資格取得を考えている。
もともと、取りたいと思っていたのだが、数十万円の費用が必要なので現在に至った。
その資格が最短で取れたとしても再来年、私は40代半ば。

そして、資格が取れたとしても就職につながる保証はない。
でも、このまま就活を続けてもいい結果がでる保証もない。

その資格は、個人事業主として考えた場合も無駄にはならない、面接トレーニングにも役立つ。
信用と時間を確保できる公共機関のアルバイト+資格取得の方向で動いてみようか。

このままでは貯金が底をつく。
その前に、どうにかしなければ。
走れ、走れ、ぜーぜー。

セイジュウニメンタイ

2012-07-16 13:05:06 | Weblog
某スモホのCMに出てくる言葉である。

何度聞いても「成獣に明太」と私の中で変換される。
ゲームのしすぎだろうか。
明太子を喰うとは、シュールな獣キャラである。

「セイジュウニメンタイ」
私より賢いスマホのお答えは、みなさんご存じですよね?!

大河ドラマ「平清盛」折り返し地点 感想

2012-07-14 15:25:11 | Weblog
t7月に入り、大河ドラマは折り返し地点を過ぎた。
保元の乱で、主人公平清盛が長いモラトリアムを終えた。
松山ケンイチさんは「静」の演技で実力を発揮するタイプの俳優さんなので、やっと落ち着いて見られるようになった。

ところが、先週の平治の乱のラストはいただけなかった。
河を挟んだ戦闘ロケ(特に弓矢シーン)がせっかく臨場感にあふれていたのに、唐突に平清盛と源義朝の一騎打ち。
お二人の演技は良かったのだが、あの演出で一気にワクワクが吹き飛んで現実にひきもどされた。

脚本家の藤本有紀さんは、個人レベルの心理描写は非常に巧みなのだが、戦を描くのが下手だ。
大河ドラマなのだから、戦は政局の動き、もっといえば時代のうねりの中で生じるダイナミックなものとして描いてほしい。
この点、「坂の上の雲」はすばらしかった。

今後は、かけひきや心理戦がものをいう局面に向かうので、期待している。
清盛が頂点に上りつめるまでを描くようだが、息子達も若いのに良い役者さん揃いで、壇ノ浦まで見たくなってきた。

【役者さんたち】
玉木宏さん:源義朝
ルックスに依存しない、玉木さんの良い演技を久しぶりに見た。
彼は主役で周囲に気を使うより、準主役クラスで思うようにのびのびと演技をした方が真価を発揮するタイプかもしれない。
次回で恐らくお別れですよね。さびしい~。

ちりとてチーム(:ちりとてちん役柄→大河役柄)
※「ちりとてちん」・・・藤本有紀脚本のNHK連続テレビ小説。2007年放送。

和久井映見さん:どちらも主役のお母さん役
ぜんぜん人物像が違うのに、どちらも見事。
「さようか。」のひとことで、継子への複雑な評価を表現したときにはびっくり。
母性のみならず、老け役も身につけつつあるようだ。

青木崇高さん:主人公のライバル(のちに夫)→弁慶
ちりとて当時の演技は粗削りなものの、まっすぐな瞳が印象的。
大河では、まだ謎の荒くれ法師だが、先週、牛若懐妊中の常盤御前の身柄を確保。
弁慶への変貌をどう演じるか。
故緒形拳さんのような泥臭くてスケールの大きな役者さんになってくれそうな予感。

加藤虎ノ介さん:主人公の兄弟子→主人公の友(信西)の家人
麻呂メイクなので、ずっと加藤さんだとわからなかった。
信西自刃のときの師光の表情がすばらしかったので、調べてみたら加藤さん。
ちりとてのときは屈折したニヒルな演技にキュンキュンしてました。

王族&公家チーム
白河四朗さん、壇璋子さん、鳥羽博史さん、松雪得子さん、崇徳新さん、後白河翔太さん、悪左府耕史さん、吉沢成親さん、塚地信頼さん:
役柄上亡くなった方もいらっしゃいますが、みなさん、すばらしいです。
人格がイッちゃっているのに、役として破たんしていない。
役者としてのベースがしっかりしていなければできないことだと思います。
平家や源氏より、みなさんが見たくて、私は毎週日曜の夜を楽しみにしているのですよ~。

やっぱりNHK大河ドラマはテレビ時代劇の中では突出している。
にぎやかしはいらないので、NHKにはこういう番組を地道に創っていってほしい。

標本仔パンダ

2012-07-13 19:33:13 | Weblog
死んだ仔パンダが標本になるそうだ。
愛玩動物であれば「悪趣味だ」と反感を抱くところだが、学術研究用の動物とあれば致し方がないことかもしれない。

なぜだか剥製や標本は、化石や縫いぐるみなどとは違い、「死んだもの」という印象が強くて好きになれない。
時がたって、色あせていたり、埃をかぶっていたりするのを見ると、本当に悲しくなる。

私にとって、死体は自然に返すものなのだ。
仔パンダもガラスケースの中などではなく、故郷の山へ返りやすい形でお弔いをしてあげたかったなぁ。

残念。仔パンダ逝く

2012-07-11 13:29:15 | Weblog
たった今、NHKの速報で「仔パンダ死亡」のニュースが入った。
数日前から、育児にハテナマークがついたシンシンだったが、やっぱりうまくいかなかったようだ。

デリケートな動物だと聞くし、自然界でも一定確率で乳獣は死んでしまうのだろう。
出産まではできることがわかったのだから、シンシンはじめ関係者はこれを経験として積み重ねていけば、またいい日も来るにちがいない。

仔パンダ、いっときでも日本に明るいニュースをありがとう。
安らかに眠れ。