アラフィフ女のないない日記

独身、財産なし、家族なし。ないないずくしの待ったなし、の50代のホンネを書いてゆきます。

八重の桜オープニングについて

2013-02-04 12:40:40 | Weblog
「八重の桜」の口コミを読んでみたが、オープニング映像についてしっくりこないと思っている人が多いようだ。
私は先週も書いたが、過剰CGから脱却しただけでも良かったと思う。

個人的な解釈をいうと、今回の大河は幕末から昭和にかけて生きた女性の話。
ひとつのイメージに定めるのは難しい。
桜を中心に日本の四季で無難にまとめる手もあっただろうが、それは今までさんざん見てきた。
なので、今回はモデルを八重に無国籍、時代不詳で強く生き続ける女性が描かれているのではないか。

私はオープニング画像からこんなイメージを受けた。

OP最初の桜の大樹の「生」のシーンから、色はほとんどついていない。
それは視聴者が回によってその時代と女性の色を自分で考えられるようにするため。
次は「祈り」、レースと十字の影で、教会をイメージ。
それから「闘い」、髪を切って戦い、身ひとつで逆境を歩むイメージ。
そして「飛翔」。
世界は色づき、現代の会津っ娘たちが一輪一輪花を咲かせてゆく・・・・

昨日、印象に残ったのは、覚馬が刺客に襲われたシーン。
自分を顧みずに覚馬をかばう妻のうら。
不意打ちされた劣性から、あっという間に優勢に転じた覚馬・八重・尚之助のチームワーク。
敵が去った後、うらのもとにいち早く戻る覚馬。

大河史上、もっともスピード感のあるヒロインの立ち回り(?)だったと思う。
残念ながら、主題である松陰の死は描き方が不十分で、有為の志士たちがやたら悲しんでいる印象しか残らなかった。

最後に、草笛さんのナレーションは、わかりやすくて格調高く本当に心地良い。