蝉のオーバーワーク

先週は最高気温を更新した地域が全国に何か所もあったくらいの猛暑だった。
私も暑さにバテ気味である。

そんな中、「君たちはそんなにがんばって大丈夫なのか？」と思ったのが蝉たちである。
私が子供のころの相場は「ミーンミンミン」と「ジーーーーーー」というのが日中の蝉しぐれ、夕方になると「ホーシツクツク、ホーシツクツク」と「カーナカナカナ」に変わり、夜にはシーンとしたものだった。

ところが先週は違った。
週半ば、就寝時間になっても蝉しぐれがうるさくて眠れない日があった。
「いったい、何時まで鳴いているんだ？」
翌日、彼らが静かになるまで起きて待っていたら、なんと、夜中の12時過ぎまで「ジーーーーーー」と蝉しぐれているではないか。
彼らは明るさで鳴く時間を決めているのではなく、気温でなく時間を決めていたのか？！

ともかく、夕方静かになるはずの彼らが真夜中まで鳴くのは明らかにオーバーワークである。
寝不足になった私は、2日で蝉のオーバーワーク観察はやめてしまったが、彼らは7日しか地上では活動できないのに、オーバーワーク分はどうなるんだろう？などと勝手な心配をしてしまうのであった。