アラフィフ女のないない日記

独身、財産なし、家族なし。ないないずくしの待ったなし、の50代のホンネを書いてゆきます。

ゲゲゲの女房

2010-09-25 10:11:01 | Weblog
「ゲゲゲの女房」の最終回を見た。
漫画家 水木しげるの妻が執筆した本が原作のノンフィクションドラマだ。

最初は「地味かな」とも思ったが、何でもないように見える家庭の日常を守り抜く女性が丁寧に描かれていて、安心して見続けられた。
視聴率は歴代最低を記録した初回から、右肩あがりだったようだ。

主役の松下奈緒と向井理が、名演とはいえないが、本物の水木夫妻の浮世離れしたような強さを嫌味なく表現していた。
私は10歳まで水木夫妻が在住した調布市に住み、小道具が実家で使っていたのと全く同じものがたくさん出てきたので、涙が出るほど懐かしかった。

ストーリーは、前半のほうが夫婦で粘り強く困難を乗り越えるようすが凝縮されていて、おもしろかった。
豊かになってからの後半1/3は、私も記憶している時代に入ったが「貧乏脱出」の目標が無くなった分、少しぼやけた印象になった。
それが終盤に入ってから、テーマが「生活」から「人生」に切り替わって、これまで歩んできた道が正解だったと感じることで物語は終息する。
最終回は実家のお父様の死を背景に出演者の生き方と家族の絆を描いていた。
頑固なまでにまっとうな実在の方達の人生がハッピーエンドを迎える。

見ていると、なんとなく暗い世相を一時避難して、安らぎと力をもらえた。
「ありがとう」って伝えたくてぇ~♪

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