我が家は、朝食には欠かさずコーヒーを飲みますが決してこだわりをもった人ではありません。しかし、飲むならば美味しいに越したことはありません。
カナダから引っ越す時にそれまで使っていたKEURG(キューリグ)のコーヒーメーカーとカプセル型のコーヒーパックは美味しいから日本に持ち帰ろうかと考えましたが、日本にはもっと簡単なドリップバッグがあり価格的にも安いので必要ないだろうとそのコーヒーメーカーは友人に引き取ってもらいました。そして日本に帰ってからは1年間スーパーでドリップバッグ式のコーヒーを購入して飲んでいました。
しかし、段々味に疑問を感じ始め、一杯20円前後の安いものから徐々に高いものにランクを上げて行きましたがやはり旨味を感じません。いくらドリップのお湯の注ぎ方が違いを作るなどと言われても、長く粉の状態で保存しているものだから香りや旨味は感じられないのではないかと思い出し、遂に先日コーヒーメーカーを購入してしまいました。
「旨いコーヒーメーカー」とネットで調べて出て来たのがこのシロカの全自動コーヒーメーカーでした。価格もリーズナブルだし、ミルが付いていて豆からでも粉からでもスイッチ一つでドリップ式のコーヒーが飲めるという代物です。
次にコーヒーですが、粉からよりも豆を挽いたものが良いと思い近所のスーパーに出かけると、コーヒーに関しては皆ドリップバッグ式か粉で売られていて豆は唯一あまり高価なものではないものがあるだけでしたので、それを買って来て早速試してみました。しかし、味はともかく香りが全然ない。
これは機械のせい?豆のせい?と思い、昨年引っ越して来てから何度か出かけていた美瑛町で美味しいコーヒーで有名な北工房へ出かけ、コーヒーをいただきながらよもやま話をして帰りにそこで販売していた豆(200g1400円)を購入して来ました。さて、その豆を使って早速コーヒーを入れてみると、さすがにスーパーの豆とは違い香りも味も納得です。
しかし、もっと美味しくならないかと思い、次はコーヒーメーカー付随のミルはどうも挽き方が荒い気がするのでカナダから持ち帰ったコーヒーミルを使って細かく豆を挽いたものを使ってみようと考えています。これだと全自動とは言えなくなるのですが、味のためなら仕方がないと今頃になってコーヒーの味にこだわる人になったかのようです。