昨日は、これぞ北海道の冬!というくらいの晴天に恵まれました。その日に私達はカナダからの友人夫妻と予定していた紋別市へ流氷を見るワンディトリップに出かけていました。天気の良さは何よりも高揚感を与えてくれます。我が家からオホーツク海に面した紋別までは160㎞のドライブですが、心配した道路は自動車道は全く雪がなく、一般道路も圧雪状態で走り易かったので3時間ほどで到着しました。
今年の流氷は暖冬の影響で北海道への到達は遅く、紋別では沖合に流氷が見えた流氷初日が2月1日、それが接岸したのが2月14日でしたので、昨日は接岸したばかりの流氷にも出会うことが出来、何ともラッキーでした。
早速岸壁に出て流氷に対面した後、12時から乗船予定のガリンコ号Ⅱまで時間があったので岸壁の突先にあるオホーツクタワーへ出かけました。3階の展望室からは10時半出航のガリンコ号Ⅲの雄姿が間近に見えました。地階に降りると小さな水族館になっており、流氷と共にやって来ると言う小さなクリオネにも出会えました。
11時に乗船手続きをした後もまだ時間があったので、近くに建つ蟹の爪のオブジェ前で写真を撮り、また1987年から1996年まで運航したガリンコ号Ⅰの展示を見てからいよいよ乗船です。
私達が乗ったのはガリンコ号Ⅱです。この船はガリンコ号Ⅰが引退した翌年の1997年から就航し今年で29年目となりますがこの3月で引退を決めているそうですので、ラストランにも出会えたことになりました。船の前面に2つのスクリュー型破砕機が備わり、これで流氷を砕きながら進む姿は豪快です。粉砕された流氷が船底から海面に湧き上がるように現れて来るのを見たり、その砕く音を聞きながら1時間、港内から少し沖合の流氷群まで航行を続けました。昨年初めて見た網走での流氷体験も良かったですが、その時は流氷があまりに多くて航行時間が短縮されてしまったので、昨日のガリンコ号の方が満足感は高かったようです。
下船後は紋別に来たなら海鮮でしょうとあらかじめランチ場所として見つけていた「海鮮食堂よってけまるとみ」を目指しました。昨日は火曜日で多くのレストランが休業日とあってこちらは大繁盛でしたが、何とか30分ほど待ってお目当ての海鮮ランチをいただきました。
昼食後はガリンコ号の航行中にも見えた高台のオホーツクスカイタワーが気になり雪の山をドライブしました。標高334mの市営スキー場となっている大山の山頂に電波塔を兼ねたスカイタワーがありました。30mの高さに展望台があるので入場料200円を払って上がって見ると、そこには沖合の流氷群までが見える紋別市の大パノラマが広がっていて、思わず歓声を上げてしまいました。
紋別日帰り旅行の〆に気を良くしてここから帰途に着きました。
ガリンコ号の命名もすごいけど、カニの爪モニュメントって、道頓堀のカニに匹敵する勢いですね。 北海道民、発想が素敵~、と海鮮丼によだれを流しながら思いました。