夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

森の神様に出会う

2023-01-28 14:52:53 | 山歩き

今日(1月28日)は、北海道上川総合振興局主催の「天人峡クルミの沢スノーシューツアー」に夫婦で参加して来ました。先日地元のコマーシャルペーパー「ライナー」に15名定員で募集案内が出ていたので申し込んだところ、夫婦とも抽選で当たっていました。

天人峡は、大雪山系の最高峰旭岳の南側に位置し、忠別川沿いに柱状節理の岩肌が雄大な景観を作っている山間の観光スポットですが、今回のツアーは天人峡までは行かず、その数キロ手前に樹齢900年を超えるというカツラの巨木などが生い茂るクルミの沢という場所があり、その一帯をスノーシューで歩くものでした。

夏の間は笹が1,2mの高さで覆っているため歩くのも大変だそうですが、雪のこの時期は笹は全て雪の下ということでスノーシューで自由に歩き回ることが可能だそうです。それによって「森の神様」と名付けられた樹齢900年超のカツラの大木を初め点々とある巨木を身近に眺めることが可能になるのでした。

鳥羽さんというベテラン山岳ガイドさんが案内をしてくれ、親子連れも目立った参加者は半数ほどがスノーシュー初体験だったようですが、ふかふかの雪を踏み分け、時には2,3mの高さの急な斜面を落ちるように滑り降りたりと楽しんでいました。

時々立ち止まって鳥羽さんからモモンガの巣穴、樹木に付けられた鹿の角研きの跡、クマが木登りの際に付けた爪痕などを説明してもらいながら、お目当ての「森の神様」にたどり着きました。

カツラの木は、根は一つですが一つの木が寿命を察すると隣に自らの木のコピーを作るということを繰り返すので、一見数本の木が株分けしているように見えますがこれで1本の木なのだそうです。この「森の神様」は林野庁が選定した「森の巨人達100選」の一つとなっており、手で触れると10年長生きするとか言われ、もちろんご利益をいただくべく撫で廻して来ました。

冬ならではのスノーシューツアーを楽しんだ1日でした。

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